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『多くの失敗があったから今の私がある』 2つの障害と付き合い続けた今

こんばんは、アドバイザーのこうたです。

私は「経験に勝る知識なし」を座右の銘としており、この経験とは大半の失敗が含まれています。

才能とセンスに恵まれない私は、失敗からの分析⇨試行錯誤 を経て、なんとか成功へと昇華させているわけです。

分析力と観察眼を養っていたのが幸いだったと言えましょう。



ということで、Panasonic様の投稿コンテストに因み、過去に投稿した失敗談記事を使って本記事を作成していきたいと思います。





他者からは分かりにくい障害ゆえの失敗談

私は相貌失認と聴覚情報処理障害を抱えています。

度合いにもよりますが、相貌失認とは、人の顔が記憶できない障害です。


家族ですら、思わぬところでエンカウントすると、相手から声をかけられるまで気づけません。

しかし顔のパーツや仕草などは判別できるため、特徴的な目や歩き方、声質で判別することは可能です。

なので職場や友人などは、背格好や仕草、髪型などで判別できるため、それほど困りません。

しかも上述したように、私は観察眼に優れているので、むしろ一般の人よりも判別能力は高いかもしれません。

最近では街でたまたま見かけた知人を、歩き方と姿勢だけで認識することができました笑


でも基本的に、その場にいないと思っている人だと、そもそも判別をしようという意識がないので気づけないんですね。

たまたま見つけられた人は直近で出会っていたからなのと、姿勢が特徴的で覚えていたからです。

あとは髪型が大きく変わったり、メガネの着脱などで全くの別人へと認識が変わってしまいます。


職場ならともかく、喫煙所などで出会うと気づけないことがあるので、知っている人かなと思ったらジッと見つめて相手の反応を待つようにしています。

なので待ち合わせをしている時も、私は相手よりも早く到着して、相手から探してもらうようにしているんです。

それか電話をして、携帯を持ちながら当たりを見回している人を探すとか。




一方で聴覚情報処理障害とは、聴力自体は健常なものの、人の発する単語が聞きにくい障害です。

ハッキリとした声なら何も問題はありませんが、ボソボソとしたり小さかったりすると全く聞き取れません。

今ではマスクが当たり前となっているので、余計に聞こえづらくなりました。


なので私は、人の声に無意識に注意を向ける癖があるので、わりといろんな情報が頭に入ってきます。

ただそれでも、聞こえなければ意味がありません。

しかも私は接客業をしているため、聞き漏らすわけにはいきません。

一度聞き返しても、たいていの人は声量を変えずに繰り返すだけですしね。


その対策として私が行っているのは、相手の発する音と会話の前後から内容を予想するという荒技。

元々あらゆることを予測して対策をすることが好きな私にピッタリな技術です笑

とはいえ限界はあるので、どうでもいい内容だと判断したら、「ははっ」と笑って流すことも多いです。




今回お話する失敗談は、この2つが見事にハマった痛恨のミス。

内容は、前日に私が対応し、「明日お待ちしております」とお客様を完全に認識できず、他人のように振る舞ってしまったというものです。

予約して来店されたと知っているはずなのに、初めてのような対応をしてしまい、お名前を聞き取れずに気づける機会を失ってしまいました。

普通に失礼です。


別に大事になったわけではないのですが、私を気に入って再来店してくださったのに、本当に失礼なことをしてしまったと反省しました。

障害なので対策のしようはないものの、それ以降、話し方や姿勢などの多くの情報を記憶するように意識しています。



今回挙げた失敗談は最近の出来事ですが、こんなことは社会人になってからずっとです。

それでも全国一位になれましたし、今でもそれなりの実績を出し続けています。

仕事だけではなく、プレイベートでも知人に気付けず、他人行儀な対応をしてしまったなんてこともたくさんあります。



幸いにして重度な症状でなかったこともありますが、何かが弱ければ別の何かが強く養われます。

盲目の方が、代わりに耳が発達するのと同じです。


結果的に観察眼が養われたので、それほど悪いことばかりではありません。

前向きに、私は生きています。


こちらは私の障害に関するマガジンです。

興味のある方はぜひ。

もし同じ障害を抱えている人が目にしましたら、コメントをいただけると幸いでございます。






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