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2021年12月の記事一覧

不安とうまく付き合うための考え方

不安とうまく付き合うための考え方

コップには「もう半分しか水が入っていない」のか「まだ水が半分残っている」のか。目の前の事象に対する解釈によって、見える世界がまったく別物に映ることはよくあります。「失敗」を「経験」と解釈したり、「苦しみ」を「成長の糧」と解釈したり。

解釈は、解釈をする人のパーソナリティによるところが大きく、どうしてもポジティブな解釈ができないという人もいます。ですが、科学的根拠にもとづいた解釈なら話は違ってくる

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激しく上下する感情とうまく付き合う方法

激しく上下する感情とうまく付き合う方法

マインドフルネスは、「過去に思いを巡らせたり、未来を思い悩んだりせず、現在に集中すること」を推奨する考え方。サイコパス的に、「狙った目標は何が何でも達成する」という強い意志を持てる人は、マインドフルネス的にも優れていると言われています。

目標は、長期的なものを立てつつ、中期、短期の小さな複数の目標に分解して、そのひとつひとつを目指して努力するもの。過去のことや未来のことにとらわれず、いまこの瞬間

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「無意識」できるようになったときが次なる学びのタイミング

「無意識」できるようになったときが次なる学びのタイミング

ことあるごとに「むかつ●」という言葉を使ってしまう人。私の周りにもいました。ですが、世の中の複雑な状況下において私たちの内側には、複数の感情が入り混じっているはず。なのでシンプルに「むかつ●」といった感情だけでいつもまとめられるなんてちょっと無理があると思っています。

「感情の粒度」という心理学の用語があって、わたしたちが抱く複雑であいまいな感情を、うまく言語化できるスキルのことを指します。実は

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手持ちの限られた手段で、とにかく動き出す

手持ちの限られた手段で、とにかく動き出す

「マーケティング」は、考えうる予測をもとに計画し、できるだけ確度の高い実践をすることで結果を導き出す論理。学術的に研究したり、現場で実践したり、私もマーケティングの可能性に惹かれた者のひとりです。

「予測」がイノベーションの可能性を限定する。そんな反証的理論を形成するのが「エフェクチュエーション」であり、最近必死に勉強している学問分野です。まだ全然わかっていないのですが、インプットしたことをアウ

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営業資料はなくても大丈夫

営業資料はなくても大丈夫

営業資料はいらない。

最近こんなことをよく考えています。誤解なきように添えておくと、営業資料のいかんによって成約率が変わるかもしれないと、デザインやレイアウト、文字の大きさや写真の質などにかなりこだわってきたのはこの私。いろんなトライアルを経て今の心境に落ち着いてきました。

クライアントがいかに心動かされ、信頼をベースに自分の商品やサービスを購入していただくか。読んで字のごとく、「心が動く」こ

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定期的に「自分の信念に一石を投じる」機会を

定期的に「自分の信念に一石を投じる」機会を

「Effectuation」という理論の勉強会に参加したことは昨日書きました。非常に質の高い学び。勉強会後、ワクワクするような前向きな気持ちにさせられたことがその証左です。今日もまだ「できるかもしれない」という根拠なき自信にあふれ、行動する欲求に駆られています。

13時半から19時過ぎまで。間に休憩が3回入りましたが、長時間の集中を要する負荷の高い勉強会でした。同じ主催者の勉強会やセミナーには何

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人間の予測機能と修正機能

人間の予測機能と修正機能

私たち人間は、意識的に行動するときと、体を無意識に動かしているときがあります。朝起きてトイレに行ったり、準備をして出かけたり、電車に乗るとき、車を運転するときも、多くは「無意識」レベルで行動しています。脳にはコンピューターのCPUのような箱があって、その容量には限界があります。エンジンをかける、アクセルを踏む、ブレーキはこっちで、後ろに車がいるからバックミラーをみたり、サイドミラーをチェックしたり

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ネガティブな感情は「放置」するに限る

ネガティブな感情は「放置」するに限る

心配事の97%は起きない。ワイルコーネル医科大学のロバート・リーヒさんが報告しました。「痛み」は身体的、そして精神的に私たちを常に襲います。「権外」とは自分の力ではコントロールできないこと、「権内」はその逆を意味する言葉。痛みは権外に分類され、自分ではコントロールできないことが多いです。

どうすることもできない痛みは、時間の経過とともに不安や悩みにつながります。だからこそ私たちは必死に怒り、引き

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