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ここはわたしの居場所。
休みを取って、2か月半ぶりに実家へと帰った。この春から、わたしは四国内の職場に配属されている。
私が乗る東京ゆきの飛行機は1時間ほど遅れた。暇をつぶすために、本を一冊買った。伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」。ある一説に胸がバクバクと鳴った。
ホームシックというものがある。これは一時、人生から降りている状態である。今の、この生活は仮の生活である、という気持ち。日本に帰った時にこそ、本当の生活が始
歯ぎしりが教えてくれる人生のこと
「歯ぎしりひどいんじゃないですか?」就職で忙しくなる前にと、親に勧められて5年ぶりに訪れた歯医者でそう言われた。自覚症状もなく、家族からも友達からも「歯ぎしりしている」なんて言われたことはなかった。
でも、思い返してみると歯を食いしばっている自覚はあった。歩いているとき、映画を見るとき、本を読むとき、知らず知らずのうちに顎に力が入っている。それに気が付いて顎を緩めると、耳の付け根のあたりがひどく
まだ、とちゅうだけど。『モディリアーニにお願い』
相澤いくえ作の漫画「モディリアーニにお願い」を読んだ。道を歩く人の隣に、ずっと寄り添ってくれる作品だと思った。私の隣でともに悩んで悔しくなって、一緒に笑ってくれる。そういうお話だ。
あらすじ東北にある、バカでも入れる小さな美大。
山の中にあって女子がほとんどの学校である。
壁画の千葉と、日本画の本吉と、洋画の藤本は、
同学年の気の合う仲間。
冬の寒さも、制作の厳しさも、学生の楽しさも、
将来への
知ることでみえる、世界はうつくしいのだ。―『せんせいのお人形』について―
学ぶことがどういうことなのかを、これほど美しく教えてくれるまんがを私は他に知らない。
Comico+(コミコプラス)で連載中で、藤のよう先生作「せんせいのお人形」だ(追記12月15日:無印版Comicoでも12月から掲載を開始したみたいです)。
URL: http://plus.comico.jp/manga/957/
以前に上のツイートに連なる形で感想をちょろっと書いたのだけど、改めて読ん
0と1の間を伝えるおしらせコンテンツ。
7月28日(金)に最終回を迎えた、ほぼ日刊イトイ新聞の「ガラケーや古いスマホでは、ほぼ日が見られなくなる?セキュリティに関する基本的な話」がすごい。
内容は「ほぼ日のページが2018年の夏をめどに、いまよりもセキュリティの高いページに切り替わる」ことにまつわるもので、その副作用としてスマホOSの古いバージョンやガラケーを使っている人はほぼ日の閲覧ができなくなってしまうというおしらせだ。
中身とい
すさんだ夜とフライドチキン
今日は、無性にむしゃくしゃしていた。
証明写真が必要な用事があったため、約束の時間ぎりぎりにコンビニのネットワークプリントで証明写真を印刷しようとしたら、150円しか持っていないことに気が付いた。ディスプレイに表示された金額は200円。50円足りなくて、その予定ごとふっとんだ。
私が悪いのはわかっている。
わかっている。私が悪い。でも、200円の表示と手元にある150円が同時に目に入った瞬間
『ボクたちはみんな大人になれなかった』を読んだ
発売日に地元の小さな本屋さんに駆け込んだ時は、そもそも燃え殻さんの本は取り扱いがないと言われた。取り寄せてもらう算段をつけて、その週のうちには届くだろうと思っていたら、各所で即日売り切れ、即重版となっていた。
本の奥付が第二版となり、私も落ち着いてようやく件の本屋に行った土曜日、発売日には取り扱いのなかったこの本が、私の取り置きのほかで一冊だけ、人気本のコーナーに置かれていた。新潮社のTwitt
私と先生とツナマヨと。
人って変わっちゃうのだ。
変わらないと思っていても変わっちゃうんだ。
いいか悪いかはおいておいて、変わる前のわたしのことを変わった後の自分にも覚えておいてほしいと思った。
大学1年生の時に履修していた授業を担当していた先生にに会った。
履修申請を私が間違えていたため、卒業前に単位取得のための再申請をしなければならなくなったからだ。
ひさしぶりに見た先生は、なんだか、すこしだけやせたように見えて、
今、ここにいる私のこと
今、自分はこんな場所にいるんだなあと、どこか他人事のように、ちょっと自分を突き放して「私」のことを見るような感覚になることがある。
このことを考えるようになったのは、
高校受験がきっかけだ。
推薦受験の日に出会った女の子のことが
私はいまだに忘れられないのだ。
彼女とは面接の控室の席が近く、長い待ち時間を何人かと一緒におしゃべりしながら過ごしていた。
「家族もこの学校に通っていてとても楽しそ