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【雑記】邸宅美術館ヴィラネッキカンピリオ(Villa Necchi Campiglio) イタリア 〜ミラノ〜
イタリアのミラノ、ベネチア、コモ湖に行ってきましたので、レポートがてら書いていこうと思います。
ミラノ中心地に素敵なお庭に囲まれた邸宅美術館があります。ミシンブランドのネッキ(NECCHI)社を運営していた姉妹Nedda NecchiとGigina Necchiの住宅として構えられました。
建築家はPiero Portaluppi(ピエロ・ポルタルッピ)で、予算なしで豪華に作られた邸宅です。ピカソやマティス、キリコ、モディリアーニなど世界的に有名な作家の作品も管理されております。
お庭、玄関、キッチン〜「ミラノ愛に生きる」のモデル〜
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入り口はお庭を通り中に入るのですが、もうその時点で都会の騒がしさから、風とお庭にあるプールのお水の音に変わり、リラックスした気持ちになりました。
このネッキ邸ですが、『ミラノ愛に生きる』のモデルにもなったと言われ、私は行きの飛行機で視聴してからネッキ邸をみたので、終始「ここが、、あのシーンの….」と感動しておりました。
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外観はこのようなかんじです。
ファサードにくり抜かれた星に最初に気づき何だかワクワクしました。
この星に関しては建築家であるピエロ・ポルタルッピが熱中していた物になり、邸宅の至る所に見つけることができます。
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中に入るとこんな感じ。
目の前の木の木目が綺麗すぎて、何かパターン加工されているのかと思いきや、やはり木目が揃った綺麗な部分を使用しているようで。
予算なしで色々と進行されている様子が最初から見受けられました。
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1回には図書館、キッチン、ダイニング、リビングがならんでいました。
『ミラノ愛に生きる』ではキッチンの役割が大きいのですが、ネッキ姉妹はあまり料理をせず、人を招いていたこともあり、キッチンはとっても簡素的でした。
ですが、キャビネットの中にあるお皿などはとても綺麗でグラスや、アールデコの特徴である幾何学模様が施されたカップなどがありました。
ダイニングルームとプラネラリウムな天井
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ダイニングテーブルはこんな感じ。テーブルの上には貝殻や珊瑚の彫刻があります。
ミシンの会社を創立ということもあり、壁にかけられている刺繍を施されたドレーパリーもシックで細かなものでありました。
ちなみに、この壁ですが、タイルに見えますが
皮です。
羊の皮だそう。
震
le mair がラムレザーのクロワッサンバックを作っていますが
https://www.farfetch.com/jp/shopping/women/lemaire-m-item-19624566.aspx?storeid=12609
頑丈なのに柔らかい。そして高い。
それを壁全面に使っているのです。怖いですね。
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天井はなんと、プラネタリウムのように、星座をモチーフにしたパターンがありました。これは彫られているのか(?)わからなかったですが、紙ではないと思います。。
ジョルジョモランディとガラス窓のお部屋
いちばんびっくりしたのはこちら
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ボローニャ出身のジョルジョモランディという画家の初期の原画があったことです。
ずっと静物を描いていたモランディですが、作家活動の後半は色使いはミニマルです。この2つはあまりみないようなオレンジが使われていますね。
ネッキ姉妹はアート収集が大好きだったようですので、レアなものを所持しているのも納得かと思いました。
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この頑丈だけどスタイリッシュなドアは入り口から見えた大きなガラスが施された部屋のドアになります。
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たしかに、これだけ豪華なものがたくさんあったら、泥棒入りそうなのも無理ないです。。。笑
にしても、セキュリティードアもスタイリッシュでなんだか悔しい。
姉妹の寝室、バスルーム
2階は主に、姉妹の寝室、バスルーム、クローゼット室、刺繍室などがありました。
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こういったシンプルだけど、どこか豪華・手を加えられているものを好むのがミラネーゼの特徴のようでした。
確かに、イタリアを想像すると、グッチ、ベルサーチなどがありますが、このネッキ邸の近くを歩いているとシックだけどどこか上品さがある方が多かった印象です。
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バスルームは確か3つほどありました。
しかしこのバスルームが群を抜いて金額がかかってしまったものだそうです。
こちら大理石なのですが、何か特殊な大理石なようで、
光を透き通す特性があると説明してくれました。。
ちょっと名前忘れてしまったので、思い出しましたら追記します。
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女の子の夢をふんだんに織り交ぜたお部屋たちでした。
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