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2023年11月の記事一覧

「嫌い」が「好き」に変わるとき

「嫌い」が「好き」に変わるとき

「嫌い」なものが「好き」になった経験、みなさんにはありますか?「嫌いなもの」というべきか、「嫌いだと思っていたもの」というべきか、「嫌いだと思い込んでいたもの」というべきか……

【読書】と【キレイゴト】

どちらも大嫌いで苦手なはずだったのに。でも今はどちらも大好きで。そしてこの「嫌い」から「好き」への変化が、私を大きく変えてくれたことは間違いなく、「嫌い」という思い込みを外せた私自身を、いま自

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連作 研いだ星の目

連作 研いだ星の目

傷口をひろげるようにゆっくりと横たわる日の研いだ星の目

冬の日に上手に封を切るひとの真昼の月の心だけくれ

想像のベンチに座れば内側にひろがってゆく鍵盤と色

連作 原曲よりも好きかも、

連作 原曲よりも好きかも、

恋からは随分遠い星にいてそれでも海は青く見えるよ

エネミーはわたし自身か 言葉では自分だけしか傷つけられない

わたしこれ、原曲よりも好きかも、の躊躇いがちな原石を抱き

連作 降る葉の表裏

ゆっくりでいい観覧車の周回の速度を速いと思える夜を

冬風が渦巻く歩道にたえまなく降る葉の表裏が繰り返される

どれだけの決意表明タイマーで計れば作れる半熟卵

ここどこ、知床

ここどこ、知床

三男のところへ、車を届けてきました。

本格的な冬の到来を前に、やはり車は必要だな。と判断しました。

大学一年生の彼に車を預けることは、実際心配や不安をわざわざ増やすようなことです。

だけれど、リスクを優先して躊躇うことばかりでは失うものも多い。

親という名前の足枷にはなりたくないとも思ってきました。

リスクを理解した上で、本人の経験値や新たな世界の広がりに希望を込めて、相棒を授けることを

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今年も雪が降りました

今年も雪が降りました

初雪が降りました。

空気に色はありませんが、きゅっと引き締まり
うっすらグレーになりました。

冷たい風に、冬を感じます。

1ヶ月前に撒菱のように道にいたカメムシがいなくなり

山が赤く茶色くなり、さらに白くなりました。

時間は流れて変化している。

当たり前だけれど、雪が降り、冬が来てほっとします。

やっぱり昨日までは秋だった。と実感します。

今年はまだ四季があること、忘れたくないと思

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心はきっと届くもの #贈りnote

心はきっと届くもの #贈りnote

おだんごさんの企画に参加させていただきます。
この企画、おだんごさんらしいおだんごさんならでは
愛の🍡三色だんご✨だなぁって。
愛と愛と愛を並べたら、おだんごさんになるんだね。

どなた宛にしようか、やっぱりnoteの中のお友達にしようと思って考えていました。ところが、あの人のお顔もこの人のお顔も浮かんできて、タマリマセンネンキュウとなってしまいました。

そして、思い浮かんだ人がいます。もう届

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天国の貴方に送るラブレター#贈りnote

天国の貴方に送るラブレター#贈りnote

ダーちゃん、そちらでも元気にしていますか?
天国は貴方が言っていたように快適ですか?
私は少し風邪を引いて長引かせています。でも元気だから心配しないでね。
付き合ってた時も結婚してからも、よく考えたら一度も貴方に手紙を書かなかったね。
今日、初めて貴方へラブレターを贈ります。

ねぇ、覚えてる?初めてのデート。
貴方はお気に入りのブルーのベレットで私を迎えに来てくれたね。
「何?この古い車?!」

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贈る言葉

贈る言葉

今日は、この、企画ものがめっぽう苦手で、ほとんどやらない私が、おだんごさんの企画に参加することにした。

この企画、「贈りnote」とされていて、たったひとりの誰かに贈るnote。あるひとりの人に、思いを伝えるという企画である。

先週の日曜日の、ショートショートのシロクマ感想文に、たまごまるさんの作品を選んだのだが、その後、もうひとつ、たまごまるさんの記事を読んだとき、奥様へ贈る言葉を綴られてい

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親愛なる眼鏡オジサンへ。

親愛なる眼鏡オジサンへ。

おだんごさんの企画「贈りnote」の期限が迫ってきています。ギリギリです。

ばーちゃんに贈るnoteにしようと思って実際に書いてみたのですが、どうしても自分の気持ちを整理したり、なんだか説明的な文章になってしまってボツにしました。

ばーちゃんには、手紙でも書こ。

という結論になり、それはそれで「贈りnote」のおかげです。

ただ、マイベストフレンドおだんごさんの企画に投稿しないというわけに

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ぼちぼちやりい~おだんごさんの企画 #贈りnote に寄せて~

ぼちぼちやりい~おだんごさんの企画 #贈りnote に寄せて~

 I先生へ
 毎年秋、特に9月の終わり頃になると、先生のことを思い出して、何だかとても切なくなります。

 某盲学校の音楽科1年の時に、4月から9月までの半年間だけクラス担任をしてくださっていたI先生(いわゆる非常勤講師ってやつである)。
 学校の先生という存在が子どもの頃から大嫌いだった私が、母校の幼稚部の恩師と並んで、今でも心に残っている大好きだった先生。
 I先生は良い意味で先生らしくない先

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秋に生まれたきみへ #贈りnote

秋に生まれたきみへ #贈りnote

もうまもなく秋が終わろうとしているけど、風邪ひいちゃって機嫌が悪いきみへ。毎夜、布団をかけるたび、泣き叫んだり、顔を蹴ったりしないでください。

布団を蹴りすぎて移動していくもので、最近毎日、顔の真横にきみの足があるんだよね。

暑いから大きなお世話だって?

きみのカワイイあんよのせいで、パパは犬並みに眠りが浅いです。これからますます寒くなるから暑がり男子のきみに可愛いスリーパーを用意します。と

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全国模試5位、元気にしてる?

全国模試5位、元気にしてる?

「知的な財産はたくさんストックしたらいいよ。いつかきみの役に立つから。」

当時の私には、全国模試5位の言葉の意味がわからなかった。黒板に書いてある数学の公式がこれからの人生において財産になるなんて思えなかったし、ビーカーの中の薬品を混合させて化学反応を起こす実験自体の意味が解らなかったし、校庭を10周走ることが何の役に立つのか考えたこともなかった。ただ、生まれたときから碁盤の上に載せられて勝手に

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文体について|俳句修行日記

文体について|俳句修行日記

 友人と俳句談議になって、カッコいい俳句の条件探しをした。そんな中で奴は、古語を用いることが必要条件だと言う。そして、知識の豊富さを自慢しながら威張りくさって、「ソレ、こぶんにしてやるよ」と。憤慨したボクは背を向けて、師匠のところへ直行。「古語って、どうやって勉強したらいいんすか?」

 師匠が言うには、『古語』とは勉強するもんじゃない。古い文献中の言葉でしかないのだと。初等教育は、そこに規格化さ

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