羽田光夏*はねだひか*

適応障害と過敏性腸症候群で自宅療養しながら、詩人・しがない物書きの端くれのようなことをしている全盲の視覚障害者です。2020年1月に、第1詩集「世界と繋がり合えるなら」を出版しました。noteでは主に新作の詩とエッセイを載せていきます。よろしくおねがいします。

羽田光夏*はねだひか*

適応障害と過敏性腸症候群で自宅療養しながら、詩人・しがない物書きの端くれのようなことをしている全盲の視覚障害者です。2020年1月に、第1詩集「世界と繋がり合えるなら」を出版しました。noteでは主に新作の詩とエッセイを載せていきます。よろしくおねがいします。

    最近の記事

    3度目のリベンジ

     主にパソコンで使っているイヤフォンの調子が悪くなった。片方の耳の聞こえが小さくて聞き取りづらくなったのだ。ちなみにそれは2年前の7月の終わりぐらいに買ったiPod touch(第7世代)に付いてきた物である。そりゃあ2年近くもほぼ毎日のように使っているのだから、その分劣化するのも早いだろう。  新しいイヤフォンをどこで買おうかと考えていたところ、友人がセブンイレブン(以下セブンと記す)で1200円ぐらいでイヤフォンを買ったという話を聞いた。なるほど、セブンなら近所にもあるし

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      • Twitter anniversary

         11月16日、今日でTwitterを始めてから4年になるそうだ。いつしか生活に欠かせない存在になっていたTwitterだが、やり始めた当初はそうでもなかった。  私がTwitterを始めたのは、投稿サイトでアップしている作品を宣伝するためだった。  それまでメインで使っていたSNSはmixiだった。その頃はむしろTwitterはあまりやりたくないと思っていた。何か書いたらすぐに炎上するイメージがあって怖かったからだ。  mixiでも日記やコミュニティなどで作品の宣伝はでき

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        • 詩「学習」

           何から恋を学んだのか 誰から愛を習ったのか どんなことから生きる術を覚えたのか  人生は勉強だ 人生は冒険だ  正しさの中に間違いがある でもその間違いの中にも正しさがある  だから毎日学習するのだ 考える力を身に着けるために  得た物は全て答えになる 無駄な物など何一つ無いのだ

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          • 深呼吸

             明け方4時過ぎにトイレに起きてから眠れなくなった。いわゆる中途覚醒というやつである。  たぶんもう起きているであろうスカイプ仲間のMさんに、5時半頃通話してみた。オンラインでも人の存在を実感できれば眠れるかもしれないと思ったからだ。  Mさんの部屋からはnhkラジオ第1が流れていた。それをIphone越しに聞いていると、ハナレグミの『深呼吸』が流れてきた。  ♪夢見た未来ってどんなだっけな♪  この歌い出しを聞く度に、私にはいつも思い出すことがある。  それは1番最後に

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            詩「フルーツキャンディー」

             フルーツキャンディーを四つ、カバンのポケットにこっそり偲ばせた 定期通院に向かう途中のバスの中で、早速一粒食べた レモン味なのか、メロン味なのかなんて、そんなこと今はどうでもいい ただ一昨日から止めどなく出続けるせきを止めてくれさえすれば  どうしてそんな顔をするの? 私は流行りのそれじゃないのに 外に出たとたん、か弱い者たちは皆同じ人にされてしまうのだ ずっと家にひきこもっているのは退屈で息苦しいけれど 案外その方が安全かもしれない お守りのフルーツキャンディーも、袋を

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            11月11日

             今日は11月11日、ポッキーandプリッツの日かー。昨日とんがりコーンじゃなくてポッキーかプリッツ買えばよかったなあ。  ちなみにポッキーはツブツブイチゴ、プリッツはサラダ味が好きです。♪  ところで今日11月11日はベースの日でもある。数字の1が四つ並んでいるのがベースの4弦に似ているからだそうだ。  ベースといえば、20代前半の頃ベースに憧れていた時期があった。  きっかけはアニメ『けいおん!』にはまったことだ。その当時はリアルタイムではなかったが、行きつけの美容院の

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            みんなが君の未来を心配しているのだ~ゆたぼんについて思うこと~

             ついにゆたぼんのユーチューブチャンネルの登録を解除してしまった。  先に書いておくが、私はこの記事でゆたぼんを否定したいわけではない。かと言って肯定したいわけでもない。どちらにしても、私が持ち合わせている情報だけでは何の根拠も無いし、何が真実なのかもよく分からないからだ。ただ盲学校という生徒数が少ない特殊な環境でずっと学生時代を過ごしてきたため、高校生になるまで同級生が居なかった身としては、ゆたぼんに対していろいろと思うことがあるのだ。  私がゆたぼんの存在を知ったのはヤ

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            障碍者アートの域を、自然に脱する

             ヘルパーさんと外出したついでに、10月29日から11月六日までクリエイト浜松で開催されていた、第24回静岡県障碍者芸術祭に出品されている自分の作品を見に行ってきた。  前回はまこらギャラリーにて行った写真詩展の作品の中から2作出品させてもらった。ちなみに今回は写真を付けてくれた友人でもある高山笑韻(たかやましょういん)とのユニット、cocolony(ココロニー)名義で出品しているのだが、このユニット名を公に公表したのは初めてのことである。  障碍者芸術祭は1階と2階で行わ

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            小さなアミューズメントパーク

            3か月に1度の歯のメンテナンスで歯医者に行った。  この日は1年ぶりに歯のレントゲンを取ると言う。  レントゲン室に案内された瞬間、口にビニールに包まれた細長いプラスティックの棒のような物を加えさせられた。いつものことなのでそれほど怖くはないが、あまり良い気持ちはしない。  そうしているうちに、顔の前にバーのような物が降りてきて、顔と頭を固定された。これもいつものことなのでそれほど怖くはないが、何となくドキドキする。  その後レントゲン室のドアが閉まり、歯科衛生士さんが出て行

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            謝ることができなかった

             10月四日から24日までの二十日間はまこらギャラリーにて開催していた写真詩展に友人を連れて行った時のことだ。  私も友人も全盲なので、会場までの移動が難しいため、共通の弱視の知人にも一緒に行ってもらった。  浜松駅のバスターミナルで3人が合流したのは10時40分頃。そこから会場まではバスで行くことにした。バスが来るまで少し時間があったので、私たちはバスターミナルのベンチに座り話をした。  やがて私たちが乗るバスがやって来た。少し前にアップした京都旅行記の時のように、弱視の

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            私の本当の星座は

            星座には日付や時間によって境目があるようだ。昼食を食べながらつけていた渋谷のラジオでそんな話をしていた。  ということはである。ラジオでも言っていたのだが、日付や時間によって境目があるのなら、それまで自分が思っていた星座と、実際の星座がじつは違っていたなんてことも充分ありうるのだ。  その話を聞いて思い出した。  私の誕生日は4月15日。幼稚園の頃まで、自分の星座はうお座だと聞かされていた。誕生日が丁度1カ月違いの父がうお座だったので、私は父と同じうお座なのだと思ってきた。

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            今年は切れません

            秋は運動会の季節である。  私は幼稚園から高校まで15年間地元の盲学校(現在は視覚特別支援学校)に通っていた。そこでも毎年運動会が行われていた。今回はそんな盲学校の運動会で特に衝撃的だったエピソードについて書いてみたいと思う。  運動会の衝撃的なエピソードと聞いてまず思い出すのが、小学部1年生の時にやった『アンパンマン救出大作戦』なる協議だ。かわいらしい名前に反して、それは今思うとかなりアグレッシブな協議だった。  まず平均台を渡り、その次に急な斜面を登り、さらに跳び箱を飛

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            詩「燃えかす」

             ベッドの上のポテトチップスの欠片に気がついたのは 作業が一段落して仮眠を取ろうとした時だった 指先にかすかに残るそれは まるであの日の情熱のようだった  燃えかす 見苦しいのは100も承知だ 恥ずかしいからうまく笑えないの 傷つけたいわけじゃない だけどそうした方がより確実に熱に触れられると思って

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            謎の白杖集団京都に現る~京都旅行記二日目~

            二日目は午前7時に起きた。  下半身が重たい。どうやら月1恒例イベントが始まってしまったようだ。  朝食を食べてからチェックアウトの時間まで横になって過ごした。帰りの体力温存のためである。 10時前にチェックアウトを済ませると、そのままロビーでタクシーを待った。私の体調が良かったら京都駅までは地下鉄で行く予定でいた。少し歩くらしいがその方が安いからだ。仕方ないことだけれど、皆によけいなお金を使わせてしまって申し訳ない。 日曜日で道路が混んでいるのかなかなかタクシーが来ない

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            謎の白杖集団京都に現る~京都旅行記1日目~

            10月15日から16日にかけて、スカイプ仲間のMちゃんとTさんとSさんの4人で京都旅行に行ってきた。今回はその1日目の記録である。 午前6時半起床。こんなに早く起きたのは久しぶりかもしれない。早く起きなきゃと思うあまり、4時半前にトイレに起きてからほとんど眠れなかった。遠足前夜の子供じゃないんだから。 午前8時に家を出る。浜松駅までは車で母に送ってもらった。丁度良い時間に駅に着くバスが無かったのでとても助かった。予備の白杖を、先日買ったばかりの大きなリュックに入れ忘れたこ

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            読書は点字に限る

             読書用に使っているブレイルメモスマート(点字ディスプレイ)が昨日戻ってきた。行送りキーの調子が悪くて、9月末から業者に修理に出していたのだ。  生まれつき全盲の私が普段読み書きに使っている文字は点字である。点字で下書きをしたこの記事(エッセイの下書き作業にはブレイルメモポケットを使っている)をパソコンで清書しながらnoteに上げる時のように、パソコンやIphoneの画面読み上げの音声を使うことも多い。しかしそれは点字で書いた文章を目が見えている人たちに届けるための、あるいは

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