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ジグムント・フロイト(1856〜1939)とフロイト学派、フランクフルト学派まで
ウィーン大学の医学部教授。医師として一人ひとりの患者の面倒を見なければならない立場にあり、精神分析をした。フロイトの人間分析は三重構造であった。「超自我」「自我」そして「エス」の3つである。
フロイトの理論は、躁うつ病の研究には有効であった。ただし、分裂病にはまったく無効であった。
フロイトに対して反発したのがユングである。ユングはスイスの精神分析医。フロイトの忠実な弟子であったが、やがて反発
感受性に重きを置く、ロマン主義文学
前回に続き、文学史上のロマン主義について、まとめていく。
イギリス文学(1800年ごろ)
ワーズワース、コールリッジは1810年から1820年頃。
バイロン、シェリー、キーツ、ブレーク、
バイロンが特に有名である。彼は「チャイルドハロルドの遍歴」(1812年)で名をあげる。最晩年、ギリシャ独立運動に参戦し、ギリシャで病没。享年36歳。
フランス文学(1820年から30年にかけて)
フラ
カント(4)〜崇高なる者の政治的実現の試み
この古典主義的美学、それにプラスするにカントの美学が主張する「崇高なるもの」とは、キリスト教神学によるものではなく、古典ギリシャ・ローマの理想、別言すれば、中世キリスト教的な理想を捨て、古典古代の理想、さらにまた別言すれば、中世キリスト教的信仰に代えるに、古典古代の「理性」を現実のものたらしめる思想であり、またその運動でもあった。
ところで、このような思想とその運動は、なんとあの「フランス革命」