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言うほど旅行が好きではないんだなという話
休職に入ってありったけの時間を与えられても、ろくに旅行はしなかった。簡単に行けるドラマのロケ地を巡ったりはしたが、泊まりでどこかに出かけるということは全くしなかった。学生時代などはそれはいろんなところに出かけたりしていて、鉄道でも車でも船でもさまざまなところに旅行に行った。てっきり旅行が好きな性分だと思っていたが、そうでもないらしい。
思うに、自分にとっての旅行は、ストレスフルな日常からの逃
『アンメット』が良かった。
最終話を見た直後に、1話をすぐ見返したくなるのがいいドラマ。
『アンメット』がそれ。非常によかった。
これまでの人生で良かったドラマ、ベスト3に食い込んでくる。
休職期間中に見たドラマリストは下記。休職前を入れたらもっともっと多くのドラマを見てきたので、それについてもいつか書こうかな。
『アンメット』の第1話を、もうすでに見返している。
作り手の熱意と受け手の評価に相関はそんなにない。残念ながら。
クリエイターが丹精込めて作り上げたものがいい評価を得るわけではないし、案外さくっと適当に出したものが高い評価を受けることもある。ここ数週間で何本かNoteを書いて実感した。
作る側が納得していないクオリティでも、完成したならばとりあえず出してみることが肝かもしれない。世に出してみないことには、そいつの真価はわからないらしい。
気に食わなくても、とりあえず、形にしてみること。形にするまで
『アンメット-ある脳外科医の日記-』安心と信頼のfox capture plan
『アンメット-ある脳外科医の日記-』の音楽、演出がとても惹き込まれるなと思ったら、音楽担当がfox capture planだった。『カルテット』で感動させてくれた信頼の音楽集団。『カルテット』のサントラはCDも買って聞き倒している。
キャスト以外のエンドクレジットでドラマを見るのも、また面白い。
高2の夏に読んだ三島由紀夫の感触
高2の夏に三島由紀夫を読み漁っていたことをふと思い出した。内容なんてよくわかっちゃいなかった。ただ、生きることが不安で、存在していることが不安で、三島の作品はその不安を紛らわしてくれるような感覚があった。自分程度の頭では追いつかないような発想を三島は描いていた。今でも、内容はよく覚えてはいない。ただ、汗ばむ季節に三島由紀夫の小説のページを繰っていた感覚だけが、この手に残っている。
書けば書くほど増す文筆家への敬意
曲がりなりにもNoteを書き始めて数週間。
誰かに読んでもらう価値のある文章を生み出すことの難しさを、少しずつ覚えていく。書くことが増えるごとに、書いた文字数を重ねていくごとに、その重みを感じていく。
文筆家の人たちってすごいなあ。自分が書いた文章でお金をもらうというのは、相当な覚悟のいることだ。自分の文章を誰かに読んでもらう、自分のために時間を割いてもらう。ましてや、商業化したならば自分
「自分の言葉」を使った仕事をしたいという思い
背景画像は、どこぞの黒板に書いた自筆です。
「自分の言葉」については、上記Noteでも言及しています。
大学までは、いい職に就ければ、安定した収入さえあれば人生はそれでいいと考えてきた。それを掴むことだけに躍起になっていて、自分のやりたいことがどうだとか、自分が何を愛しているだとか、自分が何をしていきたいだとかは深く考えてこなかった。心の奥底では思っていたとしても、蓋をしてきて、レールの
社会人って、なに?〜最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』収録「いい人とは日記」を読んで〜
「詩人」は詩を紡ぐ人。詩を介して感情を映し出す人。
では、「社会人」ってなに?働いていようが働いていまいが、すべての人は何らかの形で社会に包摂されているはずだ。「社会人」という言葉には、働く人の、もしくは働くことが当たり前だと思っている人の、傲慢さが表れている。