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適応障害で休職→復職訓練中。 本、音楽、ドラマの話もしています。

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マガジン

  • 復職に向けて

    復職に至る過程を記しています。休職中の方の参考になれば幸いです。

  • 読書記録

    読んだ本についての感想や思索のあとを記します。

  • 書くことについて

    書くことについて自分が考えていること。

  • ドラマの話

    視聴したドラマの話をします。

  • 【休職期間中の活動】

    2024年初から休職に入っていたときに考えていたことややってみたこと。 休職期間中にすることがなくて暇だという方に、一つの過ごし方のご提案。不定期更新。

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復職訓練3週間経過、持て余す暇

 復職訓練が始まってはや3週間。職場での滞在も午後まで延びているが、非常に順調にプログラムをこなしている。    休職前に就いていたポストでは心身に悪かろうということで、別のフロアを間借りしている。今は職場の異動の時期も重なっているため、何かタスクを与えられているわけではない。    暇だ。暇すぎる。それでも、真面目な顔をして時間を過ごさなければならないのが厳しい。はやく次の配属が決まってほしいところ。

    • 言うほど旅行が好きではないんだなという話

       休職に入ってありったけの時間を与えられても、ろくに旅行はしなかった。簡単に行けるドラマのロケ地を巡ったりはしたが、泊まりでどこかに出かけるということは全くしなかった。学生時代などはそれはいろんなところに出かけたりしていて、鉄道でも車でも船でもさまざまなところに旅行に行った。てっきり旅行が好きな性分だと思っていたが、そうでもないらしい。  思うに、自分にとっての旅行は、ストレスフルな日常からの逃避だ。家やその近くにいると気が詰まってしまいそうだから、どこか遠くに出かけて自分

      • 【復職の過程】普通のことをこなす難しさ

         復職訓練自体は問題なくこなせているけど、まだまだ他の人よりできないことは多いな、と思う。いろんな人と気軽に雑談をしたり、業務上必要なときに必要な人に話しかけたり、と言ったことは、まだまだ自分にとってはハードルが高い。  「他の人にとっては普通のことであっても自分には難しいと感じる」と思うことが社会人生活にはあふれていて、いざ適応障害を発症してみると、それが実体を持って感じられるような気がした。診断書をもらって、いったん休んだほうが良いという判断を下してもらうことは、自分に

        • 『アンメット』が良かった。

           最終話を見た直後に、1話をすぐ見返したくなるのがいいドラマ。  『アンメット』がそれ。非常によかった。  これまでの人生で良かったドラマ、ベスト3に食い込んでくる。  休職期間中に見たドラマリストは下記。休職前を入れたらもっともっと多くのドラマを見てきたので、それについてもいつか書こうかな。  『アンメット』の第1話を、もうすでに見返している。

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        復職訓練3週間経過、持て余す暇

        • 言うほど旅行が好きではないんだなという話

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        • 『アンメット』が良かった。

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          迷ったらだいたいやればいい。未来の迷いが1つ消える。

          やるかどうか迷ったことは、だいたいやった方が良い。やらなかった場合、未来でもまた同じ迷いをするはずだ。今この時点で、気になったことを始めてみることは、未来の迷いを1つ消すことにつながる。 そうすることで、死ぬときの後悔を1つまた1つ消していけるような気がしている。後悔は毒だ。囚われている間、今持っている可能性や機会を損なってしまう。大事なことは、「今」にしかなくて、自分で思い通りにできるのも今このときしかないのに。

          迷ったらだいたいやればいい。未来の迷いが1つ消える。

          勉強と幸せ〜勉強して得られる地位って、代替可能なんじゃないか?〜

           学生生活を終えてからというものの、勉強になんだか身が入らない。  業務上必要な知識を入れたり、興味関心のある分野の資格検定に向けて勉強したりすることもあるのだけれど、筆がどうにも進まない。  きっと、勉強したことに対しての対価にそこまで満足できていないからだろう。勉強することで、収入が上がる蓋然性が高くなるのはわかる。頭ではわかっている。それでも、心がついてこない。 周囲から「勉強しなさい」とか言われたきたわけではないけれど、自分の将来が明るくなることを信じて、ペン

          勉強と幸せ〜勉強して得られる地位って、代替可能なんじゃないか?〜

          作り手の熱意と受け手の評価に相関はそんなにない。残念ながら。

          クリエイターが丹精込めて作り上げたものがいい評価を得るわけではないし、案外さくっと適当に出したものが高い評価を受けることもある。ここ数週間で何本かNoteを書いて実感した。 作る側が納得していないクオリティでも、完成したならばとりあえず出してみることが肝かもしれない。世に出してみないことには、そいつの真価はわからないらしい。 気に食わなくても、とりあえず、形にしてみること。形にするまでの力、根気強さが、何かを作る、生み出す人にとって最も重要なファクターかもしれない

          作り手の熱意と受け手の評価に相関はそんなにない。残念ながら。

          『アンメット-ある脳外科医の日記-』安心と信頼のfox capture plan

           『アンメット-ある脳外科医の日記-』の音楽、演出がとても惹き込まれるなと思ったら、音楽担当がfox capture planだった。『カルテット』で感動させてくれた信頼の音楽集団。『カルテット』のサントラはCDも買って聞き倒している。  キャスト以外のエンドクレジットでドラマを見るのも、また面白い。

          『アンメット-ある脳外科医の日記-』安心と信頼のfox capture plan

          自分を転職・就職市場で切り売りしていく感覚が何か苦手

           以前にも似たようなことを書いていました。下記参照。  復職訓練をしつつも、転職についても模索している。今の職場に定年まで居続けるというビジョンは見えない。それにしても、転職活動がどうにも苦手だ。  自分はこういう学校に通ってこういう仕事をしてきた人間です。これができます。短所はこれだけど、こうやって乗り越えてきました……等々をアピールしなければならない。  自分が会社に評価されるように売り込んでいく。自分がいかに有用な人間であるかを、組織に利益をもたらす人間であるかを

          自分を転職・就職市場で切り売りしていく感覚が何か苦手

          高2の夏に読んだ三島由紀夫の感触

          高2の夏に三島由紀夫を読み漁っていたことをふと思い出した。内容なんてよくわかっちゃいなかった。ただ、生きることが不安で、存在していることが不安で、三島の作品はその不安を紛らわしてくれるような感覚があった。自分程度の頭では追いつかないような発想を三島は描いていた。今でも、内容はよく覚えてはいない。ただ、汗ばむ季節に三島由紀夫の小説のページを繰っていた感覚だけが、この手に残っている。

          高2の夏に読んだ三島由紀夫の感触

          書けば書くほど増す文筆家への敬意

           曲がりなりにもNoteを書き始めて数週間。  誰かに読んでもらう価値のある文章を生み出すことの難しさを、少しずつ覚えていく。書くことが増えるごとに、書いた文字数を重ねていくごとに、その重みを感じていく。  文筆家の人たちってすごいなあ。自分が書いた文章でお金をもらうというのは、相当な覚悟のいることだ。自分の文章を誰かに読んでもらう、自分のために時間を割いてもらう。ましてや、商業化したならば自分の生み出した文章にお金を払ってもらうということになる。  将来的に自分の言葉で

          書けば書くほど増す文筆家への敬意

          「自分の言葉」を使った仕事をしたいという思い

           背景画像は、どこぞの黒板に書いた自筆です。  「自分の言葉」については、上記Noteでも言及しています。  大学までは、いい職に就ければ、安定した収入さえあれば人生はそれでいいと考えてきた。それを掴むことだけに躍起になっていて、自分のやりたいことがどうだとか、自分が何を愛しているだとか、自分が何をしていきたいだとかは深く考えてこなかった。心の奥底では思っていたとしても、蓋をしてきて、レールの上をただひたすらに走っていけば、幸せになれると思っていた。  今の仕事では、「

          「自分の言葉」を使った仕事をしたいという思い

          復職してから異動になったときの挨拶ってどうすんの

           復職訓練について前回書いたもの↓  復職訓練開始から2週間が経過した。  プログラムも順調にこなしており、職場の滞在時間も午後まで延ばしている。ひどい症状が出ることもないし、眠気なども襲ってこないので、このまま順調にフルタイムまで戻ることができるとは思う。  最近の懸案事項は、フルタイムに戻って異動になったときの挨拶メール。  休職に至ったのは前いた部署の人たちとの反りが合わなかった面もあるため、今は所属はそのままで他のフロアを間借りしながら復職訓練をこなしている状態だ

          復職してから異動になったときの挨拶ってどうすんの

          社会人って、なに?〜最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』収録「いい人とは日記」を読んで〜

          「詩人」は詩を紡ぐ人。詩を介して感情を映し出す人。 では、「社会人」ってなに?働いていようが働いていまいが、すべての人は何らかの形で社会に包摂されているはずだ。「社会人」という言葉には、働く人の、もしくは働くことが当たり前だと思っている人の、傲慢さが表れている。

          社会人って、なに?〜最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』収録「いい人とは日記」を読んで〜

          肉乃小路ニクヨさんの言葉「ピンチはチェンジ」

           表題の言葉は、肉乃小路ニクヨさんの言葉の中で最も感銘を受けた言葉。  肉乃小路ニクヨさんの公式紹介は下記。  ニクヨさんもXでこの言葉について言及している。  今年の春頃、ラジオを流し聞きしていたらニクヨさんがゲストで登場し、この言葉についてお話しされていた。  「ピンチのときには、何かを変えなければいけないというサインが出ている。それでも『ピンチはチャンス』と思っていると、かえって緊張しすぎてしまう。 『ピンチはチェンジ』というくらいの心持ちで構えている方が良い結果を

          肉乃小路ニクヨさんの言葉「ピンチはチェンジ」

          「幸せ」について〜最果タヒ『もぐ∞(もぐのむげんだいじょう)』収録「パフェは自給自足のロマンチック」を読んで〜

           「幸せになりたい」という言葉が口をつくことがある。この「幸せ」とは何なのか、そして、幸せに「なる」とはどういった状態なのかを、因数分解してみても面白いかもしれない。  「幸せ」を構成する要素は数多くあるし、どの要素で構成されるか、またそれぞれの比重も人それぞれだろう。おいしいご飯をお腹いっぱい食べられたら幸せだろうか。多くの人と関わっている状態が幸せなのか、一人でも幸せになれるのか。  自分の「幸せ」と他人の「幸せ」は決して比べられるものではない。自分の譲れないライン、自

          「幸せ」について〜最果タヒ『もぐ∞(もぐのむげんだいじょう)』収録「パフェは自給自足のロマンチック」を読んで〜