鈴木孔明

鈴木孔明

記事一覧

変わりゆく街並み、変われない人々

昨年は行けなかったので約束2年ぶりということになるが、久しぶりに足立区議会の委員会を傍聴してきた。今回傍聴をしてきたのは2024年7月5日に開かれた「災害・オウム対策…

鈴木孔明
6時間前

幸福な組織

7月7日、この日が何の日だかご存知の方はいるだろうか。もちろん、誰もが「そりゃあ七夕だよ」と口を揃えるだろう。もちろん七夕である。織姫と彦星がなんちゃらかんちゃら…

鈴木孔明
4日前
1

お酒の失敗

お酒が原因で失敗をしてしまった、という経験を持つ人は多いと思う。かくいう僕も、お酒の上での失敗は枚挙にいとまがない。失敗ばかりだったと言ってもいい。やらかした翌…

鈴木孔明
7日前
4

皮を剥く

「皮を剥く」のが好きだ。 対象は何であっても構わない。とにかく僕は何かの皮を剥いていたい。 「皮を剥く」という行為について考えた時、真っ先に僕の脳裏に浮かんできた…

鈴木孔明
12日前

東京散歩 プロジェクションマッピング

僕の身長は170センチジャスト、体重は65キロ前後を行ったり来たりしている。お腹に贅肉はたっぷりとついてはいるが、もともと骨格そのものが華奢で細いもやしっ子体型なの…

鈴木孔明
2週間前
2

住居侵入、迷惑防止条例違反

罪名は「住居侵入」。被告人は42歳の男性だった。起訴状の職業欄には会社員と書いてあるが、発公判の段階でその会社は退職し無職になったということだ。 彼が侵入したのは…

鈴木孔明
1か月前
1

敵を光の彼方に消し去る呪文

もし1つだけドラクエの魔法が使えるようになるとしたらどの呪文がいい? これまでの人生、幾度となく繰り返してきた話題だ。小学生の頃はもとより、大人になってからも飲み…

鈴木孔明
1か月前
4

金沢散歩 常習累犯窃盗罪

アクセルとブレーキを踏み間違えて〜〜。そんな交通事故のニュースを信子(事件当時68歳)も何度か耳にしたことがあった。それを聞いてもどこか他人事としか思えず、何の感…

鈴木孔明
1か月前
3

人間の値段

テレビを観る、という習慣がずいぶん前からまったくなくなった。だから今どんな番組を放映しているかも知らないのはもちろんのこと、テレビに関する情報を仕入れようとさえ…

鈴木孔明
1か月前

金沢散歩 His master's voice

ヤバい…何にも楽しくねえ…。 金沢の地で僕は独り、途方に暮れていた。「金沢の観光スポットはどこなのよ」と検索すると真っ先に出てくるのが「21世紀美術館」である。そ…

鈴木孔明
1か月前
2

「言語化のコツ」、教えます

そんなもんはない。 ああ、私としたことがわずか8文字で終わってしまった。わざわざ文字数制限のないnoteで書いてるのにこれでは意味がない。「言語化のコツ」とやらを知…

鈴木孔明
2か月前
2

能登散歩 平凡な祈り

金沢に到着して「ここが金沢だなあ」と中身のない感慨にふけること約15分、僕は慌ただしく金沢駅に向かい七尾線に飛び乗った。金沢観光も何もあったもんじゃない。着いたと…

鈴木孔明
2か月前
4

金沢散歩 人権の喪失

東京からいなくなりたい。その一心で夜行バスの予約サイトを開き僕は「金沢」への往復バスを予約した。金沢を選んだ理由は特にない。単に値段が安かったからだ。往復でだい…

鈴木孔明
2か月前

「紙芝居おじさん」問題解決への取り組み

どこの世界にも厄介なヤツというのはいるもので、そいつがいるせいで周りのみんなは困り果てているというのに当の厄介者は周りの困り顔など素知らぬ顔で元気に楽しくやって…

鈴木孔明
2か月前
9

金沢に行きたい

わたしはほんの僅かな例外を除きヒト科ヒト目ヒトという生物が嫌いである。コイツラはだいたいみんな悪い奴らで悪いことばかりを企んでいて、その有り余る悪意をもってわた…

鈴木孔明
2か月前
1

特別な日

毎年毎年やってくる誕生日がここ数年はあまりうれしくない。うれしくない、どころか「また無駄に齢を重ねてしまったのか…」と気分が沈むようにもなってきた。子どもの頃は…

鈴木孔明
3か月前
6

変わりゆく街並み、変われない人々

昨年は行けなかったので約束2年ぶりということになるが、久しぶりに足立区議会の委員会を傍聴してきた。今回傍聴をしてきたのは2024年7月5日に開かれた「災害・オウム対策調査特別委員会」だ。

災害時に自分が避難する場所はどこか、って都民の人はみんな把握してるのだろうか。だいたいは近隣の小学校や中学校になるんだってことぐらいはわかってると思うし、その場所だってちゃんと知ってると思う。引っ越してきたばか

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幸福な組織

7月7日、この日が何の日だかご存知の方はいるだろうか。もちろん、誰もが「そりゃあ七夕だよ」と口を揃えるだろう。もちろん七夕である。織姫と彦星がなんちゃらかんちゃらである。それはそうなのだが、他にも何か出てきてほしい。7月7日は単に七夕だけの日ではないのだ。
もったいぶってないで答えを言ってみようと思う。はっきり言ってこの日はあの地球神でありエル・カンターレでもあらせられる私たちの主、大川隆法総裁先

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お酒の失敗

お酒が原因で失敗をしてしまった、という経験を持つ人は多いと思う。かくいう僕も、お酒の上での失敗は枚挙にいとまがない。失敗ばかりだったと言ってもいい。やらかした翌日こそ神妙な顔をして「もうあんなになるまでお酒は呑まない…」と固く決意をするものの、そんな決意は1週間もすればたちまち薄れ、性懲りもなくまた失敗を繰り返す。人は喉元を過ぎれば熱さを忘れる生き物なのだ。こんなことを書けば、これまでに僕のやらか

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皮を剥く

「皮を剥く」のが好きだ。
対象は何であっても構わない。とにかく僕は何かの皮を剥いていたい。
「皮を剥く」という行為について考えた時、真っ先に僕の脳裏に浮かんできたのは「ライチ」だ。あの無骨と言ってもいいようなゴツゴツした外観、ところが「えいやっ」と爪を立ててその皮を剥くと見た目からはとても想像がつかないような瑞々しい果肉がその姿を覗かせる。この瞬間、僕はいつだって思わず恍惚の表情を浮かべてため息を

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東京散歩 プロジェクションマッピング

僕の身長は170センチジャスト、体重は65キロ前後を行ったり来たりしている。お腹に贅肉はたっぷりとついてはいるが、もともと骨格そのものが華奢で細いもやしっ子体型なのでプラスマイナスゼロでいわゆる中肉中背くらいに他人からは見られていると自分では思っている。特筆すべきこともない、普通な体格の男である。

数ヶ月前のことだ。そんなザ・平凡な体格の僕と上野の西郷さん前で対峙していたのは身長は僕より少し高い

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住居侵入、迷惑防止条例違反

罪名は「住居侵入」。被告人は42歳の男性だった。起訴状の職業欄には会社員と書いてあるが、発公判の段階でその会社は退職し無職になったということだ。
彼が侵入したのは、同じ会社に務める女性の住居だ。被害者が目を離した隙にカバンを漁ってその中に入っていたカギの番号と運転免許証をスマホで撮影、その情報をもとに合鍵を作成した。合鍵を作成したのは令和5年10月、彼が逮捕されたのは令和6年3月21日。住居に侵入

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敵を光の彼方に消し去る呪文

もし1つだけドラクエの魔法が使えるようになるとしたらどの呪文がいい?

これまでの人生、幾度となく繰り返してきた話題だ。小学生の頃はもとより、大人になってからも飲み会やらなんやらで飽きもせずこんな会話をしてきた。
僕の答えはその時の気分によってまちまちだ。なんだか疲れてる時は「ベホイミ」、どっかに旅行したい時は「ルーラ」、イライラしてる時は「ザラキ」や「イオナズン」…これは僕に限った話でなくだいた

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金沢散歩 常習累犯窃盗罪

アクセルとブレーキを踏み間違えて〜〜。そんな交通事故のニュースを信子(事件当時68歳)も何度か耳にしたことがあった。それを聞いてもどこか他人事としか思えず、何の感想を抱くこともなかった。
今までの運転歴は40年以上、スピード違反で切符を切られたことが2度ほどあるだけで人身はもちろん物損事故だって一度も起こしたことはなかった。
だが、今目の前には無惨にひしゃげた郵便ポストがある。
幸い、大したスピー

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人間の値段

テレビを観る、という習慣がずいぶん前からまったくなくなった。だから今どんな番組を放映しているかも知らないのはもちろんのこと、テレビに関する情報を仕入れようとさえしていない。それで別に不自由することもなかったのだが今現在「少しはアンテナを延ばしておけばよかった…」と臍を噛んでいる。
なんでもNHKが『燕は戻ってこない』をドラマ化したらしいのだ。僕がそれを知った時にはすでに第一話の放映が済んだ後だった

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金沢散歩 His master's voice

ヤバい…何にも楽しくねえ…。
金沢の地で僕は独り、途方に暮れていた。「金沢の観光スポットはどこなのよ」と検索すると真っ先に出てくるのが「21世紀美術館」である。その口コミを見てみれば「楽しかった!」「1日じゃ時間足りない!」「また来たい!」と絶賛の嵐となっている。自宅でスマホを弄っている時にその嵐に遭遇した僕は「そんなに楽しいのか…じゃあ僕も…」と胸をときめかせ、ノコノコと訪問するに至ったのだ。

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「言語化のコツ」、教えます

そんなもんはない。

ああ、私としたことがわずか8文字で終わってしまった。わざわざ文字数制限のないnoteで書いてるのにこれでは意味がない。「言語化のコツ」とやらを知りたい、と思って見てくれた人たちもいるかもしれない。ごめん。申し訳ない。でも、ないもんはない。ないんだからないと書く他にしょうがない。だって、そんなもんはないのだ。

だいたい、何かを上達したいと思う時に「コツ」なんてのを他人に求める

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能登散歩 平凡な祈り

金沢に到着して「ここが金沢だなあ」と中身のない感慨にふけること約15分、僕は慌ただしく金沢駅に向かい七尾線に飛び乗った。金沢観光も何もあったもんじゃない。着いたと思えば速攻でまた移動である。
折よくホームに停まっていた七尾行きの電車に飛び乗り、窓から代わり映えのしない景色をあくび混じりに1時間ほど眺めていると僕の乗った電車は七尾駅に到着した。ここからさらに能登鉄道に乗り換えてその終着駅、穴水まで行

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金沢散歩 人権の喪失

東京からいなくなりたい。その一心で夜行バスの予約サイトを開き僕は「金沢」への往復バスを予約した。金沢を選んだ理由は特にない。単に値段が安かったからだ。往復でだいたい8000円くらいだっただろうか。ゴールデンウイークの始まる2週間ほど前でなおかつ平日、という夜行バスの一番安くなる時期にも関わらず金沢↔東京で8000円という値段は少し前に比べればずいぶん高くなったものだが、これは世の中の流れ的には致し

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「紙芝居おじさん」問題解決への取り組み

どこの世界にも厄介なヤツというのはいるもので、そいつがいるせいで周りのみんなは困り果てているというのに当の厄介者は周りの困り顔など素知らぬ顔で元気に楽しくやっていたりする。悲しい話である。ぜひともその厄介者を撲滅したいわけだが法治国家である日本で暴力など行使してしまえば官憲によってお縄にかかることだってある。だから人民は暴力を伴わない穏便な方法や陰湿な作戦を用いて厄介者を追放しようと試みるがそうそ

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金沢に行きたい

わたしはほんの僅かな例外を除きヒト科ヒト目ヒトという生物が嫌いである。コイツラはだいたいみんな悪い奴らで悪いことばかりを企んでいて、その有り余る悪意をもってわたしに意地悪ばかりする。そうしてわたしがメソメソするのを見てゲラゲラ爆笑したりする。もうヒトなんて嫌だ。たくさんだ。誰も信用できない。だが、そんなヒトの群れの中で生きていかなくてはならない、という悲劇的な宿命を背負ってわたしもまるでヒトのよう

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特別な日

毎年毎年やってくる誕生日がここ数年はあまりうれしくない。うれしくない、どころか「また無駄に齢を重ねてしまったのか…」と気分が沈むようにもなってきた。子どもの頃は30代の後半ともなればそれなりに大人びた人間になっているものだと思っていた。実際にその30代の後半になってみるとなんのことはない、図体こそ多少は大人びてるにしてもその内面は相も変わらず幼稚なままだ。そんな子ども大人が社会の底辺で人に嗤われな

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