- 運営しているクリエイター
#鬱
我思ふ Pt.144 過去の古傷〜The last
↑の続き
人間は気の持ちようでどうとでもなるものだ。
あれほど拷問に等しい仕打ちと思えた夜行バスも大した事ないものと感じる。
夜行バス搭乗わずか二回で慣れるものか?
いや、やはり気の持ちようだろう。
空腹以外は何も辛く感じない。
車内では美結の匂い、美結の柔らかい体の感覚を反芻した。
私の記念すべき初の遠距離恋愛の旅は一泊二日で食事は一回のみという究極の貧乏旅だった。
地元から出て生活したこと
我思ふ Pt.140 過去の古傷22
↑の続き
「たけるさん、お疲れっス。どぞ。」
「あ、すいません。お邪魔します。」
美結との甘い時間は割愛させてもらう。
理由は察していただきたい。
別に割愛しなくてもいいのだろうけど、ホニャララ小説になってしまうのでね。
私がリョウ君の家に着いたのは夜八時くらい。
今晩私を泊めてくれるのだ。
自身の交際相手の友人の彼氏(初見)を泊めてくれるとは本当にありがたいし、本当に暖かい。
余談だ
我思ふ Pt.139 過去の古傷〜少しスモーキングブレイクを
遂に私は美結と会う事ができました。
皆さん、大丈夫ですか?
飽きてません?
まぁ皆さんが飽きても私が書きたいから勝手に書きます。
さて、美結という人間、恐ろしくないですか?
男女の差はあれど、私が高校一年生の時どのような思考で、何をしていたかって思い返してみると、自分のガキさ加減に思わず額をペシッと叩いてしまう。
とても言い方がアレですが、美結の様々な言動は一流の娼婦のそれです。
あ、いや、
我思ふ Pt.131 過去の古傷16 【まずは仙台へ】
↑の続き
「えぇと…何だよ…何でホームがこんなにあるんだよ…出口は…と…おいぃ…」
東京駅に着いた私は電車からホームに降りると、そのホームの多さ、そして出口の多さにパニックになった。
私の生息域にある駅はホームは三つ、出口は二つだ。
それに比べて、この東京駅というのは何だ。
何度も言うが、この時代スマホなんて無ぇんだからな?
地図アプリなんて無ぇんだからな?
細々した情報は本や雑誌で収集、