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舞台をつくる

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公演を作っていく中で経験したこと、感じたこと
運営しているクリエイター

記事一覧

恵みを受け取る

恵みを受け取る

人は無いものねだりする昨日は「ファーストセッション」
無事に終わりました!

画家、文筆家、即興演奏家、舞踊家、中国琵琶奏者、中国舞踊家、女優、

縁があってこの場に集うことができました。

今回、実はあまり運営を頑張らないと決めていました。主催者ではなかったこともあります。

いつも苦しみながら苦手なことを頑張って会を作っていました。

苦にならない人っているんですよね。
辛くならない人っている

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表現者としての創造性について

表現者としての創造性について

表現者か創造者かダンサーは必ずしも創造性が必要なわけではありません。ただ踊りが好きで踊りたいなら、そして稼ぎたいなら、むしろ創造性など無い方が話が早いです。

創造していく喜びは踊る楽しさとは別のところにあります。

子どもの頃は先生の振り付けたものを踊るのが大抵です。私の教室では師匠がその子に相応しいものを振り付けてくれていました。創造する姿を直に見せてもらえたのです。

大人になってからは自作

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豊橋seboneに参加しました!

豊橋seboneに参加しました!

豊橋アートイベントsebone豊橋駅の近くにある水上ビル、ご存知ですか?用水路の上に戦後期に建てられた商店街です。

毎年空き店舗を利用したアートイベントを開催していて今年は20周年の記念の年。

私は水上ビル2階みずのうえにある、市橋のんさんの作品会場でパフォーマンスしました。

さらに陶芸家の兼藤忍さんの路上パフォーマンスとコラボレーション。

今回も新しいチャレンジが出来て良かったです!

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話せばほんとうにわかるんだろうか

話せばほんとうにわかるんだろうか

一人一人の個性と多様性を認めるということについてアーティスト同士で会をつくるというのは、人間の一番大切なものを出し合うような作業になります。

エンタテインメントによるほど、仕事によるほど実はやりやすいもので、逆方向にいくほど調整は難しくなります。

全く同じ方向を目指していることは皆無なので、どれだけみんなで調整していけるかが一番肝心な作業になります。

調和の仕方は人それぞれ
私自身はこうやり

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Birth Of The New Folk〜新民謡の誕生〜

Birth Of The New Folk〜新民謡の誕生〜

唄とピアノと舞の共演
6月4日(日)14:30〜
鴨江アートセンター206
出演者
唄   えん
ピアノ 加茂雄暉
踊り  杉浦麻友美
入場料¥1,500

新しい世界と出会う時間
どこか懐かしい調べ

幼い頃から聞いてきた唄

それが奏でる人、歌う人が変わると

まるで知らない世界に紛れ込んだかのような

感覚を味わうことができます。

日本の調べとジャズの感覚が合わさって何が生まれるのか。

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あなたの自由にしていいと言われて気がついたこと

あなたの自由にしていいと言われて気がついたこと

初めて決算を一人で迎えました怒涛の会社経営が始まって一か月が経ちます。

2月は決算期なので、棚卸しも初めてやりました。

金網一本一本確かめるというウソみたいな作業です。

一か月のキャッシュフローを責任持って眺めたのも初めてでした。

月末の振り込みがあるまでは月を越せる気がしなかったです。

そして入金確認したら、すぐさま仕入れ先に支払うんですからまさにキャッシュフローですね。

目の前を数

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孤独が好きで寂しがり屋だからコラボレーションをする

孤独が好きで寂しがり屋だからコラボレーションをする

孤独は思索や創造に必要不可欠なもの五感を働かせたり、感情をしみじみ味わうのは一人でないと難しいものだと思いませんか?私は人と話しながら思考したりするのは不得手です。

孤独というとネガティブな印象があると思いますが、私にとって孤独は必要不可欠なものです。正直なところ楽しいものなんですよね。

大勢の人たちといるときの方が寂しい孤独だと寂しいんじゃないかと思われがちですが、むしろ逆で、大勢の人たちに

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前よりも成長出来たかもしれない舞台づくり

前よりも成長出来たかもしれない舞台づくり

今、幸せなことにいくつかのプロジェクトが進行して舞台づくりをしています。6年前に作り始めたときは踊りたい一心で、とにかく踊る場を作らなきゃと何から何まで一人で突っ走って必死になっていました。

疲れ果てて休んでいた3年間。また舞台を作る気にようやくなって、今はありがたいことに仲間がいます。

これが笑えるくらい上手く進まないんですよね。みんなアーティストだから当然かもしれません。独断と偏見で突き進

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螺旋階段を登っていくような展開になってきた

螺旋階段を登っていくような展開になってきた

お久しぶりの事業企画書を書いています先日、音楽家たちと一緒に舞台を作りましょうと意気投合しました。公的施設を安く借りるには文化芸術団体の認定をもらった方がいいです。私は4年前に経験したので書類申請を引き受けることにしました。

4年前に公演を作ったときは自分一人だったので行動が早かったんですよね。最初から舞台の企画書作っていたからすんなり認定が下りてやれたのです。

今回は初めて話し合いながらの舞

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浜松路上演劇祭

浜松路上演劇祭を知ってます?いきなり質問してるけど、たいていは知らないと思います。というか、自分も知らなかったんです^^;20年近くやってるそうだけど、舞踊研究所の仕事で毎日車を走らせていたので、外の世界は全く接点がありませんでした。

街中の路上でパフォーマンス。観たのは四年前だった気がします。パントマイムとコンテンポラリーダンスがあったから観てみようと思ったんですね。

そのとき、パントマイマ

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文化事業助成金申請をしてみた話

文化事業助成金申請をしてみた話

なぜ助成金申請したのか?初めて個人で舞台を作ろうとしたとき、ある人から企画書を書いてご覧と言われた。

企画の意味さえわからない。後援申請をするといいというアドバイスももらった。後援も初めて聞く言葉だ。後援申請はとても簡単だった。フォーマットが用意されているので書き込めば申請が通る。それで気づいた。これは企画書作りの練習にうってつけだ!

後援申請に慣れてくるともっと厳しく審査して欲しくなった。適

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舞台を作るときはいい顔ばかりじゃダメだった話

舞台を作るときはいい顔ばかりじゃダメだった話

理想に突っ走っていたころ自分で舞台を作り始めたころの話をしようと思う。

行動力は人一倍あったので、一年前に舞台を予約して助成金申請も通り、企画構成、広告宣伝、何もかも一人でやりながら人に会えば出演依頼をしていた。

やる気を出してもらいたくて出演者にはきちんと出演料を支払うつもりだった。その分だけ本気で取り組んでもらえると信じていた。

当然ながら、みんな喜んで出演を承諾した。会う人会う人みんな

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演出助手とは何か

演出助手とは何か

演出助手は何でも屋これは覚え書きである。あるオペラ作品の演出助手をすることになった。再再演である。初演で踊り、ありがたいことに今回も踊る。前回はダンサー1人だったが今回はとりあえず2人。人選は私の担当なので慎重になっている。

ダンサーが個人で地方で文化活動に参加する難しさを打破したい地方でオペラ作品にダンサーとして参加する、しかもお教室単位でない参加は稀だと思う。

それなりのキャリアのある人は

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