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【ダムプロポ】

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#未来のためにできること

Computer Children【プロポ】220920

Computer Children【プロポ】220920

現代の若者や子どもたちは、「デジタル・ネイティブ」世代と言われている。

英語がペラペラな人を指して、「発音がネイティブ」などと表現したりするが、本来の意味は「その土地に元々いた人」ということらしい。

現代に生まれ育つ者たちは、デジタル、すなわちコンピュータの世界に生きているということだ。
当たり前のように、パソコン、スマホ、タブレットに触りながら、大人になっていく。

タッチパネルの端末が普及

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「Kathy,I'm lost」【プロポ】220919

「Kathy,I'm lost」【プロポ】220919

ポール・サイモンの卓越した詩を味わうなら、この一曲をオススメしたい。

(次はビートルズとか言ってたやないかーいと思った方は、お友達になりましょう。)

もはや、一つの短編小説と言える歌詞である。

それが3分半で、しかも美しいメロディラインと歌唱ともに堪能できるのだから、優れた楽曲というのはとても贅沢だ。

今回も私による和訳なので、そこは違うだろという箇所があったとしても、ご容赦願いたい。

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Parsley,Sage,Rosemary and Thyme【プロポ】220918

Parsley,Sage,Rosemary and Thyme【プロポ】220918

前回のタイトルを見て、

「お、サイモン&ガーファンクルか?」

そして、今回のタイトルを見て、

「やっぱり、そうやん!」

と思ってくれた方が、一人でもいてくれたら嬉しい。
お友達になりましょう。

好きなアーティストは数多くいるが、自分にとってサイモン&ガーファンクルは特別な存在だ。

音楽との出会いと言っても差し支えない。

私の父は、モロに「フォーク世代」の人だ。

日本で言うと、吉田拓

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At The Zoo【プロポ】220917

At The Zoo【プロポ】220917

よく、犬派 vs 猫派といったように対決構造で語られることも少なくないが、私はどっちも大好きだ。

というか、動物が好きだ。

虫だけはごめんなさいしているのだが、動物園に行ったなら、どれも可愛いなーと思って眺めている。水族館なら、可愛いというよりは、どれも興味深いなーという気持ちになる。
まあ、どちらも数年に一度くらいしか行かないが。

犬か猫かと言われたら、今も一緒に暮らしているし、子どものこ

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生きてます【プロポ】220914

生きてます【プロポ】220914

やっちまった。

8月18日に、note活動をスタートし、
8月21日に、毎日投稿することを宣言。

時にはたった一言の呟き投稿もあるだろうがお許し願いたいと予防線まで張っておき、盤石の状態で漢(おとこ)のチャレンジは始まった。

が、

一か月も持たずに、毎日投稿は破綻してしまった。

二日前。

多分、今と同じような時間帯に、パソコン画面を眺めながら、

「なんか、書かなくては」

「でもこの

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固執【プロポ】220910

固執【プロポ】220910

ヒトは、「10代の時に手に入らなかったもの」に、
死ぬまで固執するらしい。

あなたにも、そんなものがあるだろうか。

インスタントカルマ【プロポ】220909

インスタントカルマ【プロポ】220909

簡単に、幸福感を味わう方法は、いくつ知っていたって損は無い。

もちろん、違法はダメだ。

あぶないクスリに頼らず、私たちは幸福を手にしていかなくてはいけない。

そこで、今日は一つ、とっておきの方法をご紹介したい。

必然か偶然か、この記事に出会ったあなただけに教える、幸福論。

それは、ずばり、

『自分がいま食べている食材の、栄養素を、ネットで調べる』

だ…っ!

…。

うん。

例えば

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母親、について③【プロポ】220908

母親、について③【プロポ】220908

ある晩、夕食のときに、父が唐突にこう言った。

「いやあ、味噌汁、うまいわ。この『薄味』が良いよね。」

父は、こういう誉め言葉を滅多に言わない。
ぶっきらぼう、とか、愛想がない、というわけではないが、積極的にポジティブな言葉を言うタイプではなかった。
別に、悪口も言わない。
ひょうひょうとした人だと思う。

そんなもんだから、この何の気なしに言った味噌汁への賛辞が、母の胸にズキュンと響いてしまっ

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母親、について②【プロポ】220907

母親、について②【プロポ】220907

私が幼い頃の、母についての記憶は、この歳になるとそんなに多くはない。

ただ、こんな私にも恥ずかしながら母とお風呂に入っていたかわいらしい幼少期があり、その時の記憶がうっすら残っている。

母のお腹には、大きなタテ傷があった。

私と、妹を、帝王切開で生んでいたからだ。

子どもながらに、「お腹を切るなんて、こわっ」という気持ちと、
「そうまでして自分を生んでくれたのか」という気持ちが芽生えていた

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母親、について【プロポ】220906

母親、について【プロポ】220906

ウルフルズの、わりかし有名曲である、『かわいいひと』。

何も考えずに聴くと、ラブソングの類いかと思われるのだが、ラブはラブでも恋人ではなく、母親にあてた曲である。ということは、けっこう知られていない。かもしれない。

私の母親も、一言で表すなら「かわいいひと」であると思う。

もちろん(?)、見た目の話ではない。
人間性の話だ。

そして、何より、「ふしぎなひと」であると思う。

まず、実の母な

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友情、について【プロポ】220905

友情、について【プロポ】220905

よく、「男女の間に友情は成立するか?」という問いについて議論される。

気がする。

それについて、私の結論は、10代のころに出てから、今まで、揺るぎなく変わっていない。

男女間の友情は、

「ない」。

もっと言うと、男女における連帯感に、「友情」という高尚な言葉を使ってはいけない。

こういう意見を述べると、ほぼ確実に反論を受ける。

「私は女だけど、幼馴染のタカシは、女友達以上になんでも話

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奇病【プロポ】220904

奇病【プロポ】220904

「とろみ」みたいな、

最後が『み』で終わる三文字の言葉を日常生活の中で目にしてしまうと、

私の頭の中に住んでいるミスチル桜井が

『ねぇ、とろみ』

と歌い出す奇病に、もう20年ぐらい悩まされている。

…あの曲の発売から20年!?

奇病より、そっちの方がこわかった。

猫のように真面目【プロポ】220903

猫のように真面目【プロポ】220903

たしか、長いこと休載中で今もまだ未完の作品である
『バガボンド』。

スラムダンクでお馴染みの井上雄彦先生による漫画だ。

休載の漫画と言えば、冨樫義博先生のハンターハンターを思い浮かべる人は多いと思うが、二人の天才はもしかしたらけっこう似ているのかもしれない。

お互いの代表作である、スラムダンクも、幽遊白書も、唐突に物語は最終回を迎えた。
広げた風呂敷を、バタバタバタッと終盤で一気にたたんでい

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