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友情、について【プロポ】220905

よく、「男女の間に友情は成立するか?」という問いについて議論される。

気がする。


それについて、私の結論は、10代のころに出てから、今まで、揺るぎなく変わっていない。

男女間の友情は、

「ない」。

もっと言うと、男女における連帯感に、「友情」という高尚な言葉を使ってはいけない。

こういう意見を述べると、ほぼ確実に反論を受ける。

「私は女だけど、幼馴染のタカシは、女友達以上になんでも話せる大切な友達だ。だから、男女にも友情はある。」

とか、そんな感じ。

こういうやつに限って、雰囲気さえ整えば、余裕でタカシに抱かれる。


私は何も、男と女で、仲のいい友達にはなれない、と言いたいわけではない。

友達になれる。

仲良くもなれる。

でも、やはり、お互いにとって「性の対象である」という壁はとてつもなく厚い。


友情、と言うからには、愛情に比肩するものであってほしい。

家族に抱くような愛の感情、見返りを求めないいたわりの感情。
それを友達に感じることを、「友情」と呼びたい。

そう考えると、やはり私なら、男として、女性との関係には、友情という言葉がしっくりこない。

何度も言うが、決して仲のいい友達になれないというわけではない。

「友情」という言葉を用いるのは、人生の中で、ほんの数人に限った方がいいと思う。

むしろ、それぐらいの感情が芽生えるほどの関係に感謝して、大切にすることこそが友情だ。

簡単には揺らがないものであるはずだ。


男女、は、ダメなんだ。
簡単に揺らぐんだよ。

そんなあやしいものに、「情」という名を与えてはいけない。

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