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愛すべき本たち

92
読んだ本たち、紹介したい本たちをまとめています
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記事一覧

#93 1ページ思考

#93 1ページ思考

会議の前の準備ってどうしてますか?
そもそもやらない、やる時間がない、会議による
さまざまだと思います。
実際私は「ほぼやらない」人でした。

本書を読んで、私は会議の前に準備をして臨むようになりました。
少しづつですが。

会議の場において重要なことは
「目線を合わせること」だと言っています。

こんなことはないでしょうか?
・さんざん議論したけど、結局何が決まったかわからない。
・背景の状況把

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#92 ジャンプ

#92 ジャンプ

「風が吹けば桶屋が儲かる」とはよくいったもので
世の中には、想像もし得ない関係性というのが存在すると思ってる。

人智を超えたものもその中には多く存在すると思っていて
それを人間が理解しようとすること自体が傲慢な行為のようにも感じている。

そう思っていても
「あの時こうしてれば」なんて思うことはザラにある。
その行為が、後々こんなことにつながるのであれば、やらなかったのに。と

本書の主人公もそ

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#91 OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

#91 OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

OKR(Objectives and Key Results)という手法について理解を深めたく
この本を手に取りました。
結果、そもそも理解できていなかったということがよくわかりました。

結論から先にいくと
私の理解では、OKRは「管理手法」ではなく「モチベートする手法」です。
そういった意味で、MBO(Management by Objectives)とは全く異なるし
比較すべきではないなとも

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#90 世界でいちばん透き通った物語

#90 世界でいちばん透き通った物語

この本に関しては、ネタバレに関わることを言いかねないのと
非常にネタバレすべきではないと思う小説だったので
本文に関わることは割愛しながら、感想だけ綴ります。

私は、いわゆる「どんでん返し」と言われるような
後半であっという仕掛けがあるものが好きです。
こういうものが好きな方も他にも一定数いるのでは?
とも思っています。

何で好きなのかな?とちょっと考えてみたのですが

多分私は、「自分の予想

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#89 滅びの前のシャングリラ

#89 滅びの前のシャングリラ

「1ヶ月後、小惑星が衝突し、地球が滅びる」と言われた時、
私はどうするだろうか。
怯えるのか、割り切るのか、希望を見出せるのか。
よくある恋愛映画などでそんな表現があるけれど、実際にそうなると
人間はどうするんでしょうね。

正直、自分がどうなるのかなんて想像もつきません。
だって、いくら想像しても、それは想像の域を超えないのだから。

本書の中では、それこそ終末世界になっていきます。
自分の何か

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#88 ムーンライト・イン

#88 ムーンライト・イン

みなさんは逃げたくなるようなことに直面したことはあるでしょうか。
ないって方はすごく少ないのでは?と思っています。

仕事・家庭・プライベート・学校・・・
いろんな場面で逃げたくなる瞬間ってありますよねー
毎日のように私もあります。

また、「逃げることは悪いことか?」
みたいな論争も定期的に見かけます。あれは皆さんどう思いますか?

個人的には、逃げることは大いにありだと思っている。
そうするこ

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#87 ブレンディッドラーニング

#87 ブレンディッドラーニング

ブレンディッドラーニングという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

実は、私ごとなのですが、
人材育成に関わるような、SaaSの企業に只今在籍しておりまして。
その関連で本書を手に取り読みました。

内容ブレンド?何をブレンドするんや?となると思うので
その辺りから、説明します。

すっごく簡単にいうと
「オンライン研修」と「オフライン(対面)研修」をブレンドします。

コロナでオンライン研修はす

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#86  恋と禁忌の述語論理

#86 恋と禁忌の述語論理

新年の挨拶みなさま、あけましておめでとうございます。
年始早々色々なことが起こっておりますが、
みなさまが無事に過ごしていることを祈る限りです。

余談ですが、親族で上越に住んでいるものがおり、
その際はすごくヒヤヒヤしながら、ニュースを追っていました。
幸いにも無事でした。

個人的な感覚として、その地を訪れたことがあるとか、
その地に関わりがある人と知り合うとか、そういう行為を繰り返して
世界

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#85 問いかけの作法

#85 問いかけの作法

「問い」ってすごく大事ですよね。
日本ファシリテーション協会ってのがあって、ちょこちょこ行ってるんですが
まさにそんな話ばっかりしています。

まえおき仕事でも、どんな問いを社内にも、対顧客にも投げかけるのが大切で
むしろいい問いを立てるってのが仕事なのでは?って思うくらい。

別の話ですが、世の中には「発問」「質問」「問い」の3種類があると聞いたことがあります。違いは何かわかりますか?

その人

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#84 幸福な生活

#84 幸福な生活

実は、百田尚樹さんの本を読んだのは初めてです。
なんで読んでこなかったのかなと少し後悔しました。

あと、この方が探偵ナイトスクープの作家だったというのは
初めて知りました。
関西在住としては、「ナイトスクープ!!」ってなりました。

非常に、面白かったです。
読みやすく、かつうまくどんでん返しがあり、
気づいたら読み終わっているようなそんな小説でした。

あと面白かったのが本の構成です。
ショー

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#83 第二音楽室

#83 第二音楽室

「高校生」っていいですよね。
みんなこの単語を聞いて想起するイメージはそれぞれだと思いますが、
個人的には、「爽やかさ」「エネルギー」「不安定さ」とかそういうことを
想起します。

同じ佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」という小説が中学の時好きで、
夢中になって読んでいたことを思い出し、手に取りました。

ご存知の方も多いと思いますが、
あの小説も、すごく青春の爽やかさと、フラストレーションと

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#82 日本の居酒屋文化

#82 日本の居酒屋文化

タイトルに惹かれて、気づけば図書館で借りていました。

居酒屋っていいですよね。
大阪在住なんですが、大阪駅ビルにはまりもう数年がたちます。
普段も散歩が好きなんですが、散歩する中で路地に目を向けて
良さげな居酒屋がないかなって思わずみてしまいます。

また、「異世界居酒屋のぶ」、「居酒屋ぼったくり」、「ワカコ酒」とか
そういう居酒屋の漫画も大好きです。

なぜここに惹かれるんだろうって考えます。

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#81 ボトルネック

#81 ボトルネック

私の好きな「ソラニン」という曲の歌詞です。
戻れないから、いいもので
本当に戻るものではないんだろうなと感じました。

※ネタバレを含みます。

実際に過去に戻れてしまったら、
突きつけられるのは、一週目と変わってしまった現実です。

例えば、誰かが死んだとき、
もし戻る前の過去ではその人が死んでいなかったとしたら
その人の死んでしまった原因は、自分が過去に戻るという選択をしてしまったから
と思う

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#80 愛と性と存在の話

#80 愛と性と存在の話

いつも思います。相対する人を「個人」として認識したいのに
枠組みを作って接してしまう。男だとか女だとか年上とか年下とか既婚とか。
そんな「無意識下でのステレオタイプ」を取り除きたいなと常々思うこの頃です。

昨今のセクシャルマイノリティの話についても
本書を読んで改めて強くその必要性を感じました。

あわせて、ヘテロセクシャルと言われる、セクシャルマジョリティにこそ、
自身も含めその個人の愛と性を

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