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『14歳からの非戦入門』を読んで
「本書は、近年とくに顕わになった『安全保障化』と、日本人の大半が気づいていない『緩衝国家(Buffer Stateバッファーステート)』という2つのキーワードを軸に、世界と日本の危機をどう克服するかのヒントを提示したいと思い、急きょ書き上げたものである。」と書籍ジャケットの袖に記載されています。これは、「はじめに」の最終段落に記述されている文章です。
また、著者である伊勢崎賢治氏のXには、上梓の
戦争の防ぎ方 ~熱狂と無関心が死を招く~
地元の北鹿新聞に駄文を投稿しました。「軍靴の足音が近づいている」「きな臭い」と感じている方にご高覧頂きたいと願い、許可を得て本文を転載し注釈のリンクを張るとともに、解説を加えました。
恥ずかしながら「武」と「仏」の道を歩む者の端くれとして、多くの方から学び対話を重ねながら戦争を阻止する方法を考え続けた結果、これから述べる7つの事どもを私たち一人一人が常識と捉え【道徳的選択】を積み重ねて行くことが
シオニスト帝国主義との戦い方(戦略試案)
先頃、伊藤忠商事がイスラエルの軍事企業との協業を取りやめると発表しました。市民や従業員たちが大企業の経営方針を転換させることに成功したこの取り組み方こそが、幼稚で野蛮なケダモノにもとるシオニストどもによる世界支配のどす黒い悪だくみを葬り去るための理想的な戦い方なのではないでしょうか。私たち市民一人一人が手を携えて平和的に【支配の構図】を瓦解させ、誰も敵とみなさず全ての人に敬意を払い自他を共に尊重す
もっとみる「台湾有事は日本有事」か? 出口戦略から見えてきた過酷な運命
「台湾有事」の出口戦略は、中国が「敵に教訓を与えた」と宣言して戦争を終結させるように仕向けることなのだそうです。要するに、中国が日本をさんざん叩きまくった上で「思い知ったか。もう手を出すなよ。」と捨て台詞を残して去っていく。アメリカはそんなシナリオを描いているのかもしれません。
「台湾有事は日本の有事」とよく言われます。最近まで私は「そんなに煽るな」と思っていました。けれどもこの出口戦略を知っ
「日本よ! 強くて優しい国となれ」 戦後史を振り返り日本人としてなすべきことを考える
安全保障論議がかまびすしいですが、矢部宏治(2014)によると冷戦期に
最大1300発もの核兵器が沖縄の弾薬庫に貯蔵されていて、そこから三沢や横田などの米軍基地に運び、爆撃機が飛び立ってソ連や中国を核攻撃できるようになっていたそうです。ご存じでしたか。日本は、先の敗戦から今日に至るまでずっと占領され続けていることをご存じだったでしょうか。「まるで属国のようだ」という嫌米や自虐史観からの話ではなく