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「台湾有事は日本有事」か?     出口戦略から見えてきた過酷な運命

 「台湾有事」の出口戦略は、中国が「敵に教訓を与えた」と宣言して戦争を終結させるように仕向けることなのだそうです。要するに、中国が日本をさんざん叩きまくった上で「思い知ったか。もう手を出すなよ。」と捨て台詞を残して去っていく。アメリカはそんなシナリオを描いているのかもしれません。
 「台湾有事は日本の有事」とよく言われます。最近まで私は「そんなに煽るな」と思っていました。けれどもこの出口戦略を知った時、「これは日本人に対する重大な警告なんだ」と気づきました。「台湾有事となれば日本の有事とみなして参戦する」という「意思の表明」ではなく、「台湾有事となれば自動的に日本有事となり結果として日本が焦土になると宿命づけられている」という「重大な警告」だったと気づいたのです。
 米国の対中戦略を紐解きながら、そんな日本の過酷な運命を見つめてみました。地元秋田県大館市に本社のある「北鹿新聞」に掲載いただいたものを許可を得て転載するとともに、加筆再構成してここに投稿します。

北鹿新聞 2022年12月10日 (6)

出口戦略


 少林寺拳法に限らず「武」を修める者は、最初に出口戦略を考えます。そもそも「武」の目的は平和の回復にあるのですから、力を行使したがために却って紛争が長期化したり事態が悪化したりしないよう、まずはいかにして収めるかと考えて全ての関係者を尊重した落としどころを探すわけです。出口の目途が立ってから、本当に戦うのか、また戦うのであればリスクに見合った合理的戦略や戦術は何かといった事を検討します。その上で、自信に裏打ちされた勇気を奮い立たせ、覚悟を決めていざ戦いに臨むのです。

(参考資料)
* [ ウィンウィン(Win-Win)の関係とは | ビジネス・心理学用語集:意味・解説など | ビジネス心理学 (biz-shinri.com) ]

 一方軍事紛争は、「平和」や「正義」を大義名分に掲げたとしても、その実、様々な事情と思惑が交錯した利害にこそ目的があるのでしょう。とはいえ、紛争が泥沼化したり核戦争に発展したりとなったのでは政権がもたないわけですから、やはり出口戦略は重要なのだと思います。

(参考資料)
* [ 「戦争プロパガンダ10の法則」を心理学から説明│けうブログ (keu-blog.com) ]
* [ 孫子 全文(現代語訳)|孫子の兵法 (sonshi-heihou.com) ]

 米国は、「台湾有事」を想定した様々な戦略をもっていますが、そのうちの一つである「オフショア・コントロール戦略」には出口戦略が書かれており、「過去の戦争(中印国境紛争、朝鮮戦争、中ソ国境紛争、中越戦争)を終結させた時の様に、中国が『敵に教訓を与えた』と宣言して戦争を終わらせることを狙いとしている」と戦略研究学会の平山茂敏氏(2014)は述べています。参議院議員の伊波洋一氏は、自身の講演の中で「負けるための戦争だ」と表現しました。要するに中国が日本をさんざん叩きまくった上で「思い知ったか。もう手を出すなよ。」と捨て台詞を残して去っていく。そんなシナリオをアメリカは描いているのかもしれません。

(参考資料)
* [ 『オフショア・コントロール戦略を論ずる ―― 「戦争を終わらせるための戦略」と日本の選択――』 平山茂敏(2014)
<4D6963726F736F667420576F7264202D2090ED97AA8CA48B86967B95B68169362E3138208F4390B3816A2E646F63> (mod.go.jp) ]
* [ オフショア・コントロールとシーレーンの安全保障 | 海洋安全保障情報特報| 笹川平和財団| 海洋情報 FROM THE OCEANS (spf.org) ]
* [ 伊波洋一氏講演 https://youtu.be/3y-hXC20Xr8 ]
* [ 防衛省・自衛隊|令和3年版防衛白書|<解説>中印国境問題 (mod.go.jp) ]
* [ 朝鮮戦争 - Wikipedia ]
* [ 中ソ国境紛争 - Wikipedia ]
* [ 中越戦争 - Wikipedia ]

中国との戦争はどんな戦い方になるのか


 具体的な戦争計画を日米共同作戦計画原案等から見てみましょう。在日米軍は台湾有事が近いことを察知したら、主力部隊の殆どを家族らと共に第二列島線(伊豆諸島からパプアニューギニアに至るライン)以遠のグアムやハワイ、豪州や米国本土に避難させます。(なお、在沖海兵隊は、2024年から撤退をはじめることがすでに決まっています。)中国からの攻撃が始まったら、海兵隊の小規模部隊が空軍や海軍の支援を受けながら南西諸島にある有人の島に飛来し、ハイマースで中国軍の艦船にミサイルを発射して、すぐにまた別の島に移動する神出鬼没の機動作戦(遠征前進基地作戦:EABO)を実施します。中国は、発射元を「ミサイルで麻痺させ爆撃機で全滅させるような攻撃をする」と自衛隊の幹部だった渡部悦和氏(2016)が述べています。ところが海兵隊はすでに別の島に移動しているのですから、被害に遭うのは住民だけなのかもしれません。米軍兵士の損耗率を下げつつ兵器の残存率を高めた上で、中国人民解放軍に多くの弾薬を無駄に消耗させる事が米軍の狙いなのです。そうやって日本の領土が攻撃されたら、南西諸島に展開している陸自の基地や海自の潜水艦などからミサイルが発射され、日中戦争が勃発し、本格的に日本全国の基地やインフラ等が様々な形で狙われることになるのでしょう。なお、その時点では既に、自衛隊の指揮権は米軍に渡っています。最高指揮官であるはずの内閣総理大臣の上に、合衆国大統領が君臨しているのです。その米国は、中距離ミサイルを沖縄だけでなく日本本土にも配備しようと計画しています。ジャーナリストの布施祐仁氏(2022)によれば、「2021年7月8日付の『朝日新聞』の記事は、米国防省関係者の話として、『軍事作戦上の観点から言えば、北海道から東北、九州、南西諸島まで、日本全土のあらゆる地域に配備したいのが本音だ。中距離ミサイルを日本全土に分散配置できれば、中国は狙い撃ちしにくくなる』というコメントを紹介して」いるそうです。因みにターゲットになるであろう反撃能力をもつ自衛隊の基地等も、これからどんどん増えていくのでしょう。ついでに言えば、たとえ誤爆であったとしても六ケ所村のプルトニウム再処理工場にミサイルが着弾したら、日本に住む人のおよそ71%が避難を強いられるほどの大惨事になると、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎氏が述べています。

長周新聞2022年1月30日号から許可を得て転載

(参考資料)
* [ 防衛省・自衛隊:グアム移転 (mod.go.jp) ]
* [ 台湾有事に日本を巻き込む日米共同作戦計画―南西諸島を再び戦禍に晒してよいか 石井暁・共同通信専任編集委員の講演より | 長周新聞 (chosyu-journal.jp) ]
* [ 沖縄・南西諸島を米軍の「盾」にするアメリカの戦略とは|布施祐仁|note ]
* [ マルチドメイン作戦の機動性のための陸軍未来司令部構想2028(2020年7月7日)|小西 誠|note ]
* [ 沖縄・南西諸島を戦場にするな 日本列島を対中攻撃の盾にする米国 煽られる台湾有事 | 長周新聞 (chosyu-journal.jp) ]
* [ 参議院外交防衛委員会(第七回)伊波洋一氏 参議院インターネット審議中継 (sangiin.go.jp) ]
* [ エアーシーバトルの変容<4D6963726F736F667420576F7264202D20967B95B681408A438AB28D5A90ED97AA8CA48B8691E6338AAA91E6328D865F485094C532362E342E34816A> (mod.go.jp) ]
* [ アメリカ流非対称戦争 「複雑さに備える」 (mod.go.jp) ]
* [ 米国の対中軍事戦略と日本の対応 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokusaianzenhosho/41/1/41_60/_article/-char/ja/ ]
* [ 日本海洋戦略の課題 -米中の安全保障政策・戦略と我が国の対応策 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokusaianzenhosho/42/1/42_17/_pdf/-char/ja ]
* [  update Force_Design_2030_Annual_Update_May_2022.pdf (marines.mil) ]
* [ 日米政府の密約② 指揮権の密約② (naotatsu-muramoto.info) ]
* [ 弁護士会の読書:「日米指揮権密約」の研究 (fben.jp) ]
* [ 米、対中ミサイル網計画 配備先、日本は「最有力候補」:朝日新聞デジタル (asahi.com) ]
* [ 【独自】海自潜水艦に1000キロ射程ミサイル…敵基地攻撃能力の具体化で検討 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) ]
* [ 統一教会と関係が深いとされる世界日報の社説から 【社説】反撃能力保有 ミサイル増強で抑止力強化を | The Sekai Nippo DIGITAL (worldtimes.co.jp) ]
* [ トマホーク最大500発購入へ、反撃能力の準備加速…8年前に購入の英は65発190億円 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) ]
* [ 日本、「防御→反撃」安保大転換…トマホーク500発購入へ  | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com) ]
* [ 【独自】自衛隊弾薬庫、130棟整備へ…「反撃能力」要の長射程ミサイル想定 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) ]
* [ 被爆75年:深まる日本の「核のジレンマ」 - 鈴木達治郎|論座 - 朝日新聞社の言論サイト (asahi.com) ]
* [ 日刊IWJガイド・非会員版「六ヶ所再処理工場がミサイル攻撃を受ければ、日本の総人口の約71%が避難を強いられる! 残されるのは、人が住めない荒廃した土地だけ!」2022.11.25号~No.3725号 | What's New お知らせ ]
* [ 弾道ミサイルが落下する可能性がある場合のとるべき行動について - 六ケ所村 Official Web Site (rokkasho.jp) ]

 米軍の海洋圧力戦略は、第一列島線(九州南端に始まる南西諸島からボルネオに至るライン)ではインサイド部隊として自衛隊らが戦い、第二列島線ではアウトサイド部隊として米軍らが支援にあたるとしています。平山氏はこうも述べています。「中国を降伏させたり、共産党を転覆させることを狙いとはしておらず、中国に軍事的手段を用いては目的を達成することはできないのだということを理解させ、紛争前の現状を回復する」のだと。それはつまり、最前線で米国の盾(弾除け)にされる日本は、合衆国大統領の命により、降伏はおろか玉砕も許されず持久戦を余儀なくされるという事です。

(参考資料)
* [ 【現実的な対中戦略構築事業 ワーキングペーパー Vol.10】役割と任務を巡る新たな概念:精鋭「インサイド部隊」としての日本の自衛隊 | 記事一覧 | 国際情報ネットワークIINA 笹川平和財団 (spf.org) ]
* [ 進化する米国の対中軍事戦略とシーパワー 「複雑さに備える」 (mod.go.jp) ]
* [ China to triple its nuclear arsenal by 2035, Pentagon says (washingtonexaminer.com) ]

日本の過酷な運命


 その時日本にはどんな運命が待ち受けているのでしょう。列島各地では殺戮と破壊が行われ、被害の苦しみと加害の苦しみを味わう事になります。極限状況のなか人間性を失う人が出てくるかもしれません。また、日本は戦争犯罪等に関する条約を批准していませんから、誤爆などにより民間人を負傷させれば無法国家として世界中から非難されるでしょう。そして、貿易が止まり食料や資源エネルギー等はすぐに底をつきます。特定重要物資だけでは人々の生活は成り立ちませんし、軍事最優先で「欲しがりません、勝つまでは。」となるのですからあっという間に国民生活は困窮するでしょう。市場で買い手のつかない国債を押し売りされ、吸い上げられた税金が庶民に再分配されることもなく、利益を得る一部の富裕層と大部分の貧困層との間で格差が大きく広がります。自由を束縛し専制的に物事を決めなければ戦争を継続できない以上、多くの人が非国民として糾弾されるかもしれません。そして何より、未来を担う子供への影響がとても心配です。

イメージ(Gerd AltmannによるPixabayからの画像)

(参考資料)
* [ 「兵器の実験場」とも称された戦争から40年、今も心に深い傷…「戦争はいつも兵士が尻ぬぐい」 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) ]
* [ 日本人がまだまだ知らない…自衛隊「深刻すぎる大問題」の正体(伊勢崎 賢治,伊藤 真) | 現代ビジネス | 講談社(1/5) (gendai.media) ]
* [ 迫る食料危機! 私たちの食と農を守るためにできること㊤ 東京大学大学院教授・鈴木宣弘 | 長周新聞 (chosyu-journal.jp) ]
* [ 経済安保「重要物資」に半導体など11分野 政府が提示: 日本経済新聞 (nikkei.com) ]
* [ 戦争が起こると経済はどうなるのか。一部が儲かる仕組みを過去の事例で解説|みんなでつくる!暮らしのマネーメディア みんなのマネ活 (rakuten-card.co.jp) ]
* [ 日露戦争後の増税「名案」|NETWORK租税史料|税務大学校|国税庁 (nta.go.jp) ]
* [ 過去の戦費調達と無謀な戦争の結末は…防衛増税しても大丈夫なのか 政府与党の「詐欺のテクニック」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp) ]
* [ 教科書に載らない「私の経験した戦争」 https://youtu.be/suRqEvIPHt8 ]

「台湾有事は日本有事」か?


 「台湾有事は日本の有事」と言われます。それは、抑止に失敗して「台湾有事」となれば、自動的に「日本の有事」となり「米国の戦争に巻き込まれ」た挙句「米国から見捨てられ」、結果として「日本が焦土」になると宿命づけられているという意味なのではないでしょうか。軍事的緊張が高まれば、些細なことでも戦端が開かれてしまいます。危機管理の定石では最悪の事態を想定し確率論で検討しますが、米中双方が覇権争いを目的とするならば抑止が破られる可能性は決して低くないと言えるでしょう。

台湾有事は日本有事

(参考資料)
* [ 再検討を迫られる台湾有事のシナリオ  https://jiia.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1416&item_no=1&page_id=13&block_id=21 ]
* [ 3期目に入った習近平指導部の台湾侵攻シナリオとは 防衛研究所の門間理良・地域研究部長に聞く | nippon.com ]
* [ 台湾有事―直面する危機に日本はどう備えるか | nippon.com ]
* [ 【解説】 中国と台湾の関係、すごく分かりやすく説明 - BBCニュース ]
* [ 習国家主席 中国共産党大会 台湾統一には武力行使も辞さない姿勢示す | NHK | 習近平 ]

違いを乗り越えて


 伊波氏の言葉を借りれば、「日本は米国のために、国土を戦場にして犠牲になる」のです。日本をないがしろにした非合理な作戦の実施が数年後に迫っているのかもしれません。しいたげられた過酷な運命を変えるために、主権者である私たち日本人はいかなる立場にあろうともイデオロギーや主義主張の違いを乗り越えて、「平和に暮らしたい」という共通の願いと誇りを胸に一人一人ができることをできる時に働きかけていくべきなのではないでしょうか。

最後にお知らせです。

 どうして日本は米国のためにここまで尽くすのか、そして私たちはいま何をなすべきなのかといったことについて、次の投稿『日米安全保障条約を考える』で私見を手短にまとめました。また、「日本よ! 強くて優しい国となれ」ではその詳細を述べました。こちらは長文で恐縮ですが、あわせてご高覧頂ければ幸いです。
 ありがとうございました。

(参考資料)
* [ 日経世論調査 反撃能力の保有「賛成」65%、5月調査比5ポイント上昇: 日本経済新聞 (nikkei.com) ]
* [ 馬毛島問題に見る米国の不沈空母・日本の将来 それはまるでウクライナ危機とも表裏一体 沖縄国際大学教授・前泊博盛 | 長周新聞 (chosyu-journal.jp) ]
* [ 新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム 「日本の安全保障の選択肢 -抑止の限界と外交の可能性-」 https://youtu.be/_Iaobsi18aI  ]
* [ 語られない台湾有事の「現実」 日本も多大な被害の恐れ|コンテンツ|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ) (nd-initiative.org) ]
* [ 「防衛費倍増案」の背景とは? アメリカの防衛戦略とつながり - 特集 - 情報労連リポート (joho.or.jp) ]
* [ 【政策提言】戦争を回避せよ|研究・報告|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ) (nd-initiative.org) ]
* [ 参議院外交防衛委員会(第八回)伊波洋一氏 参議院インターネット審議中継 https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7160#6839.2  ]

 

参考文献



  • 宗道臣(1979) 『少林寺拳法教範(改定版)』金剛禅総本山少林寺

  • アンヌ・モレリ著 永田千奈訳(2015) 『戦争プロパガンダ10の法則』草思社

  • ジョン・G・ストウシンガー著 等松春夫監訳(2015) 『なぜ国々は戦争をするのか 上』国書刊行会

  • ジョン・G・ストウシンガー著 等松春夫監訳(2015) 『なぜ国々は戦争をするのか 下』国書刊行会

  • 渡部悦和(2016) 『米中戦争 そのとき日本は』講談社

  • 千々和泰明(2021) 『戦争はいかに終結したか-二度の大戦からベトナム、イラクまで』中央公論社

  • 布施祐仁(2022) 『「戦後再発見」双書10 日米同盟・最後のリスク なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか』創元社

  • 平山茂敏(2014) 『オフショア・コントロール戦略を論ずる 戦争を終わらせるための戦略と日本の選択』海幹校戦略研究第4巻第1号 6-26

  • 秋元一峰(2013) 『オフショア・コントロールとシーレーンの安全保障』海洋情報特報

  • 平山茂敏(2013) 『エアシー・バトルの変容 ――対中作戦構想から、アクセス維持のための限定的作戦構想へ――』海幹校戦略研究第3巻第2号 22-41

  • トシ・ヨシハラ/ジェームズ・R・ホームズ (訳者:石原 敬浩)(2012) 『アメリカ流非対称戦争』 海幹校戦略研究第2巻第1号増刊号 112-120

  • 永岩俊道(2013) 『米国の対中軍事戦略と日本の対応 一日本版「接近阻止・領域拒否戦略J体制の構築』国際安全保障第41巻第1号 60-72

  • 香田洋二(2014) 『日本海洋戦略の課題 -米中の安全保障政策・戦略と我が国の対応策』国際安全保障第42巻第1号

  • エリック・ヘリンボサム(2022) 『役割と任務を巡る新たな概念:精鋭「インサイド部隊」としての日本の自衛隊』現実的な対中戦略構築事業 ワーキングペーパー Vol.10

  • 森陸晃・西田 喜一(2020) 『進化する米国の対中軍事戦略とシーパワー』海幹校戦略研究第10巻第1号 59-84

  • 小谷哲男(2022) 『再検討を迫られる台湾有事のシナリオ』日本国際問題研究所研究レポート

  • 外務省(2022) 『令和4年版 外交青書2022』

  • 防衛省(2022) 『令和4年版 防衛白書 日本の防衛』

  • 末浪靖司(2017) 『「日米指揮権密約」の研究:自衛隊はなぜ、海外へ派兵されるのか (「戦後再発見」双書6) 』創元社

  • 木村正人(2022) 『戦場では笑っていた兵士が、帰還後に自ら命を絶つ・・・戦争が残す深い傷』NewsWeek日本版 2022年4月2日

  • イザンベール・真美(2009) 『精神医学と国際法学・国際政治学の協働を目指して:紛争後PTSD及び感謝の自助会を中心に』九州国際大学法学論集16巻125-144

  • 阿部博子(2010) 『外傷性記憶としてのベトナム戦争-ポスト・ベトナム・シンドロームの症候をめぐってー』国際文化研究16号1-15

  • 長尾圭造・奥野正景(2004) 『戦争と子供のトラウマ(Ⅰ)戦争と犠牲』医療 vol.58 No.5 271-277

  • 長尾圭造・進藤英次(2004) 『戦争と子供のトラウマ(Ⅱ)トラウマとその特徴』医療 vol.58 No.6 329-334

Opinions

yoron2022press.pdf (chosakai.gr.jp)

221216anzenhoshounss-j.pdf (cas.go.jp)

strategy.pdf (mod.go.jp)

plan.pdf (mod.go.jp)

(資料追加)2023年1月10日


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