記事一覧

F●CK!不採用通知

これで何通目の不採用通知であろうか。 今年の4月、某ウイルスの影響によりおれは職を失った。 それから半年以上が経つものの、いまだ無職という有り様である。 この数ヶ…

カワノ
3年前
9

その靴はもう、死んでいる。

無意識に他人の足元を見てしまう癖がある。 かつてヴィンテージのコンバースにハマっていた時期に街で履いている人が居ないかを探しているうちについた癖であろう。 しか…

カワノ
3年前
16

視力が悪くて良かったこと。

とにかく視力が悪い、両目で0.01以下しか見えていない程の近視である。 しかし視力が悪くて困ったことがあるかと聞かれれば特になく、メガネやコンタクトで補えているので…

カワノ
3年前
15

小学生の頃に詐欺にあった話。

これは人生ではじめて詐欺にあったときの話である。 あれは小学生の頃だった。 当時おれは『ドラゴンボール』にハマっており、背中に界王様のマークが入ったオレンジ色のT…

カワノ
4年前
12

[怒]ドッジボールを許すな

ドッジボールというイカれた競技の話をしよう。 ドッジボールとは、ボールを人にぶつけて競うという暴力を正当化したとんでもない競技のことだ。 もちろんやりたい者同士…

カワノ
4年前
21

[考察]浦島太郎から学べる教訓とは

『浦島太郎』というむかし話を誰もが一度は聞いたことがあると思う。 軽く内容を説明しておくと、 主人公の浦島太郎という青年が、海でイジメられていた亀を助けたお礼にと…

カワノ
4年前
25

濡れせんべいは濡れているか

『濡れせんべい』という食べ物が存在する。 “濡れ”といいつつも、別にビショビショに濡れているわけではない。 焼きたてのせんべいの生地に醤油を染み込ませて作っており…

カワノ
4年前
21

『ギャル』とはなんぞや。

おれはギャルが大好きだ。 ギャルの良さといえば、あの独自のフランクさとタメ口にあるとおれは思う。 初対面であろうと構うことなく相手のパーソナルスペースに踏み込んで…

カワノ
4年前
15

神への懺悔、究極の腹痛。

誰しも腹痛というものを経験したことがあると思う。「死ぬほど痛い」「もう耐えられない」「自分が一体なにをしたというんだ」などと一通り思ったあげく、最終的に行き着く…

カワノ
4年前
30

おれの手相はつまらない。

数年前のある梅雨の休日。 その日はとても暇だった。 普段なら家の中でまったりと過ごすのだが、その日は無性に何かをしたくて仕方がなかった。 「そうだ手相占いに行こう…

カワノ
4年前
18

ナニモノ、ハヤシライスの正体

ハヤシライスという食べ物をご存知だろうか。トマトのようなデミグラスソースのような、あのよく分からない味の食べ物のことだ。 おれはこのハヤシライスという食べ物を生…

カワノ
4年前
22
F●CK!不採用通知

F●CK!不採用通知

これで何通目の不採用通知であろうか。

今年の4月、某ウイルスの影響によりおれは職を失った。
それから半年以上が経つものの、いまだ無職という有り様である。

この数ヶ月間、一体何通の不採用通知に目を通して来ただろうか。
この状況下で失業者が増えているのに対して雇用が減っているとはいえ、おれという人間はこんなにも需要がないものなのかと、もはや笑い話にすらならない。

それはさておき(さておいている場

もっとみる
その靴はもう、死んでいる。

その靴はもう、死んでいる。

無意識に他人の足元を見てしまう癖がある。
かつてヴィンテージのコンバースにハマっていた時期に街で履いている人が居ないかを探しているうちについた癖であろう。

しかしそんなことをしていると様々なことに気がつくことがある。丁寧に磨かれた革靴を履いたビジネスマン、ありえない高さのヒールを綺麗に履きこなしている女性など、靴のセンスから履きこなし、歩き方の癖まで様々なことが見えてくる。

そんな中、ごく稀に

もっとみる
視力が悪くて良かったこと。

視力が悪くて良かったこと。

とにかく視力が悪い、両目で0.01以下しか見えていない程の近視である。
しかし視力が悪くて困ったことがあるかと聞かれれば特になく、メガネやコンタクトで補えているので全く問題はない、むしろ悪くて良かったと思えることすらある。

例えば銭湯などに行った際に他人のチンコやキンタマを鮮明に見なくて済むのだ。
男というのは自分のチンコとキンタマに対しては目に入れても痛くないと思えるほど可愛いがり甘やかすのだ

もっとみる
小学生の頃に詐欺にあった話。

小学生の頃に詐欺にあった話。

これは人生ではじめて詐欺にあったときの話である。

あれは小学生の頃だった。
当時おれは『ドラゴンボール』にハマっており、背中に界王様のマークが入ったオレンジ色のTシャツを着て登校するほど熱狂していた。

完全にどハマりしていたおれは、当時ドラゴンボールのDVDが欲しくてたまらなかった。
しかしその頃はまだDVD-BOXしか売されておらず、その値段は10万円を超えた為とても小学生が買えるようなもの

もっとみる
[怒]ドッジボールを許すな

[怒]ドッジボールを許すな

ドッジボールというイカれた競技の話をしよう。

ドッジボールとは、ボールを人にぶつけて競うという暴力を正当化したとんでもない競技のことだ。
もちろんやりたい者同士で行う分には全く構わない。
問題なのはこのイカれた競技を小学校などの授業で強制的に行っているということである。

我々は幼い頃から人に物を投げてはいけないという教育を受けてきた。
理由はもちろん危険だからだ。
それがどうだ、小学校に入学し

もっとみる
[考察]浦島太郎から学べる教訓とは

[考察]浦島太郎から学べる教訓とは

『浦島太郎』というむかし話を誰もが一度は聞いたことがあると思う。
軽く内容を説明しておくと、
主人公の浦島太郎という青年が、海でイジメられていた亀を助けたお礼にと竜宮城へ招かれ豪遊をした後、絶対に開けてはいけないという忠告を受けたお土産の玉手箱を開けてしまい、その中から出てきた煙に包まれて瞬く間にお爺さんになってしまうという話である。

率直に言おう。
なんだこの訳の分からない理不尽な話は。
亀を

もっとみる
濡れせんべいは濡れているか

濡れせんべいは濡れているか

『濡れせんべい』という食べ物が存在する。
“濡れ”といいつつも、別にビショビショに濡れているわけではない。
焼きたてのせんべいの生地に醤油を染み込ませて作っており、その結果、通常はサクサクとした食感のせんべいが見事にしっとりと仕上がるのだ。

おれは昔からこの濡れせんべいに対しての
“濡れ”という表現に引っかかっていた。
実際に濡れているわけではないのなら、
“濡れ”せんべいではなく、“濡らし”せ

もっとみる
『ギャル』とはなんぞや。

『ギャル』とはなんぞや。

おれはギャルが大好きだ。
ギャルの良さといえば、あの独自のフランクさとタメ口にあるとおれは思う。
初対面であろうと構うことなく相手のパーソナルスペースに踏み込んでいき、見事に心を掴むその姿には感服する思いだ。
実際、人と仲良くなるまでにかなりの時間を要する自分でさえも、相手がギャルであれば不思議とすぐに心を開かさせれてしまう。
しかし稀に、この『フランク』や『タメ口』という部分を「礼儀がなっていな

もっとみる
神への懺悔、究極の腹痛。

神への懺悔、究極の腹痛。

誰しも腹痛というものを経験したことがあると思う。「死ぬほど痛い」「もう耐えられない」「自分が一体なにをしたというんだ」などと一通り思ったあげく、最終的に行き着くのは神への懺悔である。過去の過ちを悔い改め、許しを乞うことで本気で腹痛が治ると思ってしまうのだ。

この場合の“神”というのはとても都合の良いもので、普段は無宗教を貫いている人のなかにも現れてくれる非常に有難い存在であり、腹痛が治ればさっさ

もっとみる
おれの手相はつまらない。

おれの手相はつまらない。

数年前のある梅雨の休日。
その日はとても暇だった。
普段なら家の中でまったりと過ごすのだが、その日は無性に何かをしたくて仕方がなかった。

「そうだ手相占いに行こう」手のひらに刻まれた無数の線を見てその人の半生から運命までもが分かるという手相占い。
そんな素敵な機能が人間の手のひらに備わっていると知って以来とても興味があったのだ。
とはいえ男がひとりで手相占いに行くというのは如何なものかとなかなか

もっとみる
ナニモノ、ハヤシライスの正体

ナニモノ、ハヤシライスの正体

ハヤシライスという食べ物をご存知だろうか。トマトのようなデミグラスソースのような、あのよく分からない味の食べ物のことだ。

おれはこのハヤシライスという食べ物を生まれてこのかた一度たりとも認めた事がない、いや認める訳にはいかない。
理由としては先にも述べた通り、結局なに味なのかがハッキリとしないからだ。
なに味かも分からないものを口の中で噛んでいるときのストレスったらありゃしない、にも関わらず『ハ

もっとみる