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視力が悪くて良かったこと。

とにかく視力が悪い、両目で0.01以下しか見えていない程の近視である。
しかし視力が悪くて困ったことがあるかと聞かれれば特になく、メガネやコンタクトで補えているので全く問題はない、むしろ悪くて良かったと思えることすらある。

例えば銭湯などに行った際に他人のチンコやキンタマを鮮明に見なくて済むのだ。
男というのは自分のチンコとキンタマに対しては目に入れても痛くないと思えるほど可愛いがり甘やかすのだが、それが他人のチンコとキンタマとなれば掻っ捌いて蹴り捨ててやりたくなるほどに嫌悪感を抱いてしまう生き物なのである。

「お前は一体なにを言っているんだ」と言いたくなる気持ちも分かる。しかし男にとってこれはかなり重要なことであり、銭湯などで他人のチンコとキンタマを見なくて済むというのはとてもラッキーなことなのだ。

そもそも銭湯や温泉に行く目的といえば、温かい湯船にゆっくりと浸かりリラックスをすることである。そんなときに他人のチンコやキンタマが視界に入ってきてはむしろストレスを溜めてしまうことになる。
そのような場合、近視であれば勝手にボヤけてモザイクのような状態になってくれるので不快なものを鮮明に見なくて済むのだ、これは視力が悪い人間だけの特権であり、何ものにも変え難い素晴らしい能力なのである。

恐らく視力の良い人間よりも我々のような近視の人間の方が銭湯や温泉に浸かったあとの癒され具合に大きな違いがあると思う。
もちろん視力が良いからと言って他人のチンコやキンタマをガン見する奴などは居ないとは思うがどうしても視界に入ってくる分、無意識にストレスを感じてしまっているに違いない。つまり我々のような近視の人間こそ、銭湯や温泉の真の癒され効果を感じることが出来るのである。 

とは言いつつも視力が悪くて良かったことといえば正直これくらいである、なので視力は良いに越したことはない。銭湯や温泉に行く回数など年に数回であり、別に他人のチンコやキンタマが見えたところでそれによって感じるストレスなど微々たるものである。
故におれは視力が良くなりたい、メガネやコンタクトなどの煩わしいアイテムから抜け出し裸眼でストレスフリーに生活を送るのが夢である。

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