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[怒]ドッジボールを許すな

ドッジボールというイカれた競技の話をしよう。

ドッジボールとは、ボールを人にぶつけて競うという暴力を正当化したとんでもない競技のことだ。
もちろんやりたい者同士で行う分には全く構わない。
問題なのはこのイカれた競技を小学校などの授業で強制的に行っているということである。

我々は幼い頃から人に物を投げてはいけないという教育を受けてきた。
理由はもちろん危険だからだ。
それがどうだ、小学校に入学した途端、授業だからという理由でこのドッジボールという悪魔のような競技に強制的に参加させられるのだ。
いわば徴兵令である。

あれほど人に物を投げてはいけないと教わってきたのにも関わらず、スポーツであればボールを人に投げつけていいとは一体どういうことなのか、これではまるで人殺しを正当化してしまう戦争そのものではないのか。
戦争では敵国の兵士をより多く殺した者は英雄として讃えられ、ドッジボールではより多くの人間にボールをぶつけた者が英雄なのだ。
つまりドッジボールとは学校内で行われる小規模な内戦であり、こんなに危険なことはない。
もちろんそんなことを子供ながらに訴えても聞き入れてもらえる訳などなく、幼い子供たちはボールという弾丸を友達にぶつけることを余儀なくされるのだ。

そして何より、おれが一番懸念しているのはドッジボールという競技を利用した“イジメ”である。
強い者はどれだけ思いっきりボールを当てても咎められず、弱い者は容赦なく当てられてしまう。
つまりイジメっ子は合法的にターゲットに向けてボールを投げつけることが出来てしまうのに対して、イジメられっ子は泣き寝入りするしかないのだ。

もしかするとこのドッジボールという競技をきっかけにイジメに目覚めたという人も中にはいるかもしれない。
ボールを当てたときの相手の反応やリアクションを見て、人に物を投げたり暴力を振るう快感に目覚めるのだ。

もちろんドッジボールという競技自体は素晴らしいと思う、しかしそれはあくまで競技が好きな者たち同士で行うからであって、場合によってはイジメを促してしまう危険性もあるのだ。
こういうったことを考えると、ドッジボールという競技を学校の授業に取り込むべきではないとおれは思う。
教育委員会は早くこのことに気づくべきである。
そして全国の運動音痴たちよ、いまこそ反旗を翻すんだ。


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