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サッカーにおける認知症について:リスク軽減の方法を見極めるため元サッカー選手への調査が始まる(BBC Sports Newsから 4/25, 2022)
(原文は最後)
元サッカー選手の認知症発症リスクを軽減する方法を調査するために、新しい認知症研究が開始されました。
この研究は、(グラスゴー大学の)ウィリー・スチュワート博士が主導します。博士のこれまでの研究により、元プロサッカー選手が認知症で死亡する確率は、一般の人の3.5倍であることが分かっています。
4年間にわたり130万ポンドの費用を投じて、BrainHOPEスタディはこの調査を基に行わ
スポーツ指導の右や左について
右往左往
2020年11月にスタートした(と書いてもうすぐ1年たつことに気がついた)、フットボールファミリー・ユナイテッド(以下ファミユニ)の活動を通じて、これまで様々な立場でご活躍されている方にお話を聞く機会に恵まれ、指導者、競技者、ジャーナリスト、それぞれの見方や考え方を知ることで、保護者の視点で見ていた景色が少しずつ変わってきました。
僕がファミユニを立ち上げた動機は、ヘディングのリスクに
初のヘディングなしサッカーの試合が世界で議論のきっかけに。(NR TIMES)
先週日曜(9/26)に英国で開催された、ヘディングなしのサッカーの試合について、早速ニュース記事があったのでご紹介します。
注)記事中のビル・ゲイツさんはあのビル・ゲイツさんではありません
初のヘディングなしのサッカーの試合が世界で議論のきっかけに。
サッカーにおけるヘディングの危険性を認識してもらうために、ヘディングを禁止した初の成人向けサッカー試合が開催され、国際的にこの問題についての議
英国で、認知症対策のための試験的な取り組みとして、元プロ選手によるヘディング禁止のサッカー試合が初めて行われました。
私はたまたま、サッカーのヘディングによって脳内出血を起こしてしまった子どもの親であるだけで、科学者でも医者でもありません。
しかし、たとえ素人であっても手に入る情報を調査してみると、スポーツによる脳のダメージについてはまだ研究中であることがわかります。例えば脳震盪について言えば、過去に看過されていたこと(脳震盪を起こしても歩けるようになれば大丈夫)が、医学的にはそうではなかったこと(短い期間のあ
ラグビーの試合中に脳震盪を起こし、その後亡くなった少年の父親のメッセージ
現代医学は全ての傷病の犠牲者の上に成り立っていると言っていいと思うが、私は尊い犠牲者という言葉を使いたくない。
自分の子どもが不慮の事故により失われたときの絶望は計り知れない。亡くなった子を持つ親がそのことを尊い犠牲と思えるだろうか?
しかし、もし未然にその事故を防げる方法があったならば、当事者に起きた悲劇を伝えて将来起こりうる事故を防ぎたいと思うのは当然だと思う。スポーツ事故でお子さん
ジュニアサッカーママさんから相談されたチーム移籍トラブルについて
サッカーのヘディングが原因とされた息子の怪我(硬膜下血腫)と、その原因となった脳内の先天性の水溜り(くも膜嚢胞)の発見がきっかけで、2020年11月にオンラインコミュニティフットボールファミリー・ユナイテッドを立ち上げて情報発信を始めて以来、新聞の取材を受けたりオンラインイベントへの参加依頼を受けるようになった。
コミュニティを立ち上た理由は、
1. ジュニアサッカー現場の小さな声を保護者
【19歳のサッカー選手、ヘディング事故で引退】
【19歳のサッカー選手、ヘディング事故で引退】2021年2月23日 BBC SPORTより
英国の19歳プロサッカー選手、ヘディング後の症状により引退を余儀なくされました。今年7月練習のヘディングにより、小さなけいれん、視界の喪失、半身が痺れるなどの症状が出て病院へ。復帰後も再発しそのまま引退。
私が記事の中で、この19歳の青年に強く共感したのはこの部分です。
「今、僕の目的は他の人を助ける
ヘディングのリスクについて:追記と整理
先日取材を受けた際に、息子の怪我とヘディングのリスクに関して私の考えを聞かせて欲しいと質問を受けたので、改めてこれまで調査してきた情報を整理しました。
私がサッカーにおけるヘディングのリスクに関して調査を始めたのは、息子が「硬膜下血腫」と診断された2020年3月のこと。
そのひと月前、英国でサッカーをプレイする子どもに対して練習中のヘディングが禁止されました。その理由は息子のケースとは違います
当事者バイアスはいったん脇へ置き - ヘディングのリスクについて
発信のモチベーション私が実名で「小さな子どもたちにヘディングさせるのは危ないよ」と声をあげ始めたのは2020年の夏。そこに至るまでの経緯は繰り返し書いてきたので省略するが、息子がサッカーのヘディングが原因とされる重症の怪我(硬膜下血腫)を負ったからだ。
2020年の夏時点で、英国や(2020年2月)アメリカ(2015年11月)のようにヘディングを規制する動きは日本国内で見られなかったし、2021