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モンテッソーリ教師、ベビーシッター、元幼稚園教諭。子どもの生きる力をつけることと、幸せ…

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モンテッソーリ教師、ベビーシッター、元幼稚園教諭。子どもの生きる力をつけることと、幸せな親子を増やすのがライフワーク。

記事一覧

シッターの使い方

シッターを利用されたことありますか? 私は「引っ越し予定があるけど、何もしないには長すぎる期間のつなぎの仕事」として、なんとなーくベビーシッターを始めました。 …

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3年前
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機嫌が悪い時ってうまくいかないよねーと5歳児と話し合った話

ーシッター先での会話ー 私: ねーねー、最近赤ちゃん(弟)に優しくなったじゃない?顔とか掴まれても冷静じゃない?なんで? 子ども: うーん、まぁねー。機嫌の良いときは…

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3年前
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お願い上手な子に育てよう

人に何かを頼むのは得意ですか? 私は苦手です(笑) 子どもの中でも、「お願い」が苦手な子がいるなぁと思います。 結構不器用な子ほど苦手なのかな?と感じます。 とは…

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3年前
18

子どもの見る力

先日、市場でカツオを一尾買って、youtubeを見ながら捌いてお刺身にしてみました。 もちろん動画のように美しくは出来ず、結構ぐちゃぐちゃになったのだけど、魚自体が新…

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3年前
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かわいい子ども

「かわいい子ども」というのは得だ。 顔がかわいいっていうのはもちろんあるけど、それよりも性格や態度がかわいいというのは、得だと思う。 周りの大人に好ましく思われ…

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3年前
24

子どもの自立

モンテッソーリ教育は「自立」を目指す教育です。 で、自立って何?ってよく思うのだけれども、これはいずれちゃんと自分の中で結論を出したいと思う。(まだ自分の中でバ…

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3年前
19

どんな子に育ってほしい?

「子どもにはどんな子に育って欲しいですか?」というアンケートを取ると、一番上位に来るのは 「思いやりのある子」らしい。 いくつかその手のアンケート結果を見てみた…

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4年前
11

「何度言ったらわかるの!?」と思う時は…

子どもと一緒に生活してて、「何度言ったらわかるの!?」と思う時ありませんか? 遊んだら片付けをしてって言ってるのに! もう動画の時間はおしまいだっていってるのに…

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4年前
15

子どもにしてあげたいこと

日々の生活の中で、子どもにしてあげたいことってどんなことでしょう? 「子どもの悪い面じゃなくて良い面を見るようにしたい」(良いも悪いもないというのが私の考えです…

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4年前
32

子ども達よ、怒りなさい!

子ども達を見ていると、時々(結構?)「怒らない子」がいる。 「押された」「おもちゃを取られた」「嫌なこと言われた」などなど… くらーい顔でしょんぼりと報告してくる…

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4年前
12

本当に必要なのはしつけではない

「しつけがなっている」 「しつけがなってない」 「親のしつけの問題だ」 こんな風に「子どものしつけ」が大人の話題に上がることがあるけれども、私は「しつけ」という…

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4年前
11

欲求に素直になると感謝できる、かも。

こないだ、「理想の母親になれない悩み」に対してどうカウンセリングしていくか、という勉強会をしていた。 その中で一例として、こんなのが出てた。 --- 2歳の娘が危な…

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4年前
9

子どもの経験と問い

子どもって人生経験が浅いからか、「なんでそんなやり方するのー!?」っていうこといっぱいありませんか?(笑) 「なんでそんな持ち方するのー!?」 「手を洗うのに水出…

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4年前
6

自己肯定感を育む為に

「自己肯定感の高い子に育てよう」とよく言われます。 自己肯定感が高ければ、色々なことにチャレンジする意欲だって湧いてくるし、人間関係だって上手くいきやすいし、挫…

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4年前
14

理不尽な経験の活かし方の違い

今日は独り言っぽく行こう。 例えば、部活の理不尽な上下関係や体罰が嫌だったとする。 その経験から後輩を指導する立場になった時、 「自分だって嫌だったけど、やって…

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4年前
10

脅しというコミュニケーションパターン

ひとつ前の記事で「感情を否定しないこと」を書いたので、今回は私が叱る時に気を付けていることの2つ目について書いてみようと思います。 「片付けないと、もう〇〇に連…

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4年前
10

シッターの使い方

シッターを利用されたことありますか?

私は「引っ越し予定があるけど、何もしないには長すぎる期間のつなぎの仕事」として、なんとなーくベビーシッターを始めました。

結局引っ越す予定もなくなり、1年半ほど続けていました^^;
いつも予約を2〜3ヶ月先までいっぱいに入れていただいて、ありがたい限りです。

しかし私自身の色々な変化に伴って、11月末で一旦休止することにしました。
そんなこんなで、今まで

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機嫌が悪い時ってうまくいかないよねーと5歳児と話し合った話

機嫌が悪い時ってうまくいかないよねーと5歳児と話し合った話

ーシッター先での会話ー

私: ねーねー、最近赤ちゃん(弟)に優しくなったじゃない?顔とか掴まれても冷静じゃない?なんで?

子ども: うーん、まぁねー。機嫌の良いときはいいの。でも、機嫌の悪いときはやっぱダメ。

私: わかるー。機嫌の良い時はいいけど、悪い時ってダメよね。誰でもあるよね、そういうこと。

子ども: ママもあるよ。機嫌の良いときは怒られないけど、機嫌の悪いときは怒られるの。先生も

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お願い上手な子に育てよう

お願い上手な子に育てよう

人に何かを頼むのは得意ですか?

私は苦手です(笑)

子どもの中でも、「お願い」が苦手な子がいるなぁと思います。
結構不器用な子ほど苦手なのかな?と感じます。
とはいえ、人間誰でも得意不得意がありますよね。
自分の不得意を得意な人に上手に頼めたら、生きるのが少し(かなり?)楽になるはず。
仕事でも「誰かに何かを頼む」というシーンは必ず出てくるはずです。

なのに、なんで私達は「頼むのが苦手」と感

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子どもの見る力

子どもの見る力

先日、市場でカツオを一尾買って、youtubeを見ながら捌いてお刺身にしてみました。

もちろん動画のように美しくは出来ず、結構ぐちゃぐちゃになったのだけど、魚自体が新鮮だったから美味しかったです。

私は普段からお刺身を食べてるのに、一緒に捌いていた人の「途中で切れ端を食べる」というリアルな「生魚を食べる姿」にギョッとしてしまいました(笑)
お刺身を切ってるはずなのに、
「え、それ火を通してない

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かわいい子ども

かわいい子ども

「かわいい子ども」というのは得だ。

顔がかわいいっていうのはもちろんあるけど、それよりも性格や態度がかわいいというのは、得だと思う。

周りの大人に好ましく思われて育つか、「かわいくないな」と思われて育つかでは、やっぱり自己肯定感に差が出る気がする。

かわいい子というのは、「笑顔の大人達」という人的環境を自分で作り出す力を持っているわけだから、すごい。

一方で、悪気はないのに、すごくナチュラ

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子どもの自立

子どもの自立

モンテッソーリ教育は「自立」を目指す教育です。

で、自立って何?ってよく思うのだけれども、これはいずれちゃんと自分の中で結論を出したいと思う。(まだ自分の中でバシッとくる言葉が浮かばない)

私が今回伝えたいのは、幼少期の自立にはこんなすごい価値があるよ!ってことです。

まず、自立は生きていく自信。

身の回りのこと、つまり自分でお着替えができて、歯磨きできて、お片づけができて、明日のお支度が

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どんな子に育ってほしい?

どんな子に育ってほしい?

「子どもにはどんな子に育って欲しいですか?」というアンケートを取ると、一番上位に来るのは

「思いやりのある子」らしい。

いくつかその手のアンケート結果を見てみたけれど、どれも一番は一緒。

とはいえ、「子どものIQを伸ばす」とか「幼児の為の体操教室」とか「音楽教室」とかはあるのに、特に「思いやり」を伸ばす為の教室はないみたい。(もしかしてあるのかもしれないけど、メジャーではないよね)

おそら

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「何度言ったらわかるの!?」と思う時は…

「何度言ったらわかるの!?」と思う時は…

子どもと一緒に生活してて、「何度言ったらわかるの!?」と思う時ありませんか?

遊んだら片付けをしてって言ってるのに!

もう動画の時間はおしまいだっていってるのに!

手を洗ってきなさいって言ってるのに!

「何度も(orいつも)言ってるのになんで…!」と思うのってストレスですよね。

本当ならスムーズに動画の時間をおしまいにして、おもちゃで遊んでたならお片付けして、手を洗って、「いただきます!

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子どもにしてあげたいこと

子どもにしてあげたいこと

日々の生活の中で、子どもにしてあげたいことってどんなことでしょう?

「子どもの悪い面じゃなくて良い面を見るようにしたい」(良いも悪いもないというのが私の考えですが、ここはわかりやすさの為に敢えてこう書いてます^^;)

「やりたいことをさせてあげたい(お料理のお手伝いとか、どろんこ遊びとか。でも色々めんどくさい)」

「失敗(のように見えること)に対して寛大に接したい」

もし子どもにやってあげ

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子ども達よ、怒りなさい!

子ども達よ、怒りなさい!

子ども達を見ていると、時々(結構?)「怒らない子」がいる。

「押された」「おもちゃを取られた」「嫌なこと言われた」などなど…

くらーい顔でしょんぼりと報告してくる。

暗い顔をするのもしょんぼりするのも、決して悪いことじゃないし、ちゃんと「嫌だ」と感じられてるのはいいと思う。別にどの感情に良い悪いはないしね。

だけど、ここでちょっと疑問なのは、「この子怒ったんだろうか?」ってこと。

もちろ

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本当に必要なのはしつけではない

本当に必要なのはしつけではない

「しつけがなっている」

「しつけがなってない」

「親のしつけの問題だ」

こんな風に「子どものしつけ」が大人の話題に上がることがあるけれども、私は「しつけ」という概念は実はいらないんじゃないかと思ってる。

ちなみにしつけの意味はGoogle先生によると下記の通り。

しつけ
【仕付け・躾】
1.
礼儀・作法を教え込むこと。
 「―のいい家庭」
2.
裁縫で縫目が狂わないように、仮にざっと縫い

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欲求に素直になると感謝できる、かも。

欲求に素直になると感謝できる、かも。

こないだ、「理想の母親になれない悩み」に対してどうカウンセリングしていくか、という勉強会をしていた。

その中で一例として、こんなのが出てた。

---

2歳の娘が危なっかしい手つきで、牛乳をコップに注ごうとした。危ないからとイライラしてキツく怒ってしまった。本当は優しく諭したいのに、こんなキツく当たってしまう自分が嫌になる。

---

私はひとつ前の記事で「子ども自身に失敗させて、後始末させ

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子どもの経験と問い

子どもの経験と問い

子どもって人生経験が浅いからか、「なんでそんなやり方するのー!?」っていうこといっぱいありませんか?(笑)

「なんでそんな持ち方するのー!?」

「手を洗うのに水出しすぎ!」

「コップ見てー!水こぼす!」

子どもとの毎日は刺激に溢れてますね♪笑

ついつい、取り上げて「正しいやり方」を教えてあげたくなっちゃうけど、私は子どもの「考える力」を使う練習のために、できるかぎり「敢えて教えない」とい

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自己肯定感を育む為に

自己肯定感を育む為に

「自己肯定感の高い子に育てよう」とよく言われます。

自己肯定感が高ければ、色々なことにチャレンジする意欲だって湧いてくるし、人間関係だって上手くいきやすいし、挫折にも強くなる等、良いことだらけですね。

何よりも、自分という存在を肯定しながら生きることのなんと幸せなことか。

誰にとっても「自分」という存在は、一生(80年くらい)毎日24時間一緒にいる存在ですから、そんな存在が「嫌いな人」か「好

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理不尽な経験の活かし方の違い

理不尽な経験の活かし方の違い

今日は独り言っぽく行こう。

例えば、部活の理不尽な上下関係や体罰が嫌だったとする。

その経験から後輩を指導する立場になった時、

「自分だって嫌だったけど、やってきたんだ。だからお前もやれ!」

となるのか、

「自分は嫌だったから、次の世代にはそういうことはしない」

となるのか。

その違いはなんだろう。

それは、いかに自分の「嫌だ」の気持ちに向き合ったかどうかじゃないかな。

「嫌だ」

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脅しというコミュニケーションパターン

脅しというコミュニケーションパターン

ひとつ前の記事で「感情を否定しないこと」を書いたので、今回は私が叱る時に気を付けていることの2つ目について書いてみようと思います。

「片付けないと、もう〇〇に連れてってあげないからね!」
「良い子にしてないと、サンタさん来ないからね!」

こんな風に「〜しないと〇〇しないからね!」っていうことありませんか?

もしくは、

「抱っこして!抱っこして!うわあああああああああああああああ!!!!!」

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