moshi

モンテッソーリ教師、ベビーシッター、元幼稚園教諭。子どもの生きる力をつけることと、幸せ…

moshi

モンテッソーリ教師、ベビーシッター、元幼稚園教諭。子どもの生きる力をつけることと、幸せな親子を増やすのがライフワーク。

最近の記事

シッターの使い方

シッターを利用されたことありますか? 私は「引っ越し予定があるけど、何もしないには長すぎる期間のつなぎの仕事」として、なんとなーくベビーシッターを始めました。 結局引っ越す予定もなくなり、1年半ほど続けていました^^; いつも予約を2〜3ヶ月先までいっぱいに入れていただいて、ありがたい限りです。 しかし私自身の色々な変化に伴って、11月末で一旦休止することにしました。 そんなこんなで、今までのシッター生活を振り返るのですが、「本当にクライアントに恵まれたなぁー」というの

    • 機嫌が悪い時ってうまくいかないよねーと5歳児と話し合った話

      ーシッター先での会話ー 私: ねーねー、最近赤ちゃん(弟)に優しくなったじゃない?顔とか掴まれても冷静じゃない?なんで? 子ども: うーん、まぁねー。機嫌の良いときはいいの。でも、機嫌の悪いときはやっぱダメ。 私: わかるー。機嫌の良い時はいいけど、悪い時ってダメよね。誰でもあるよね、そういうこと。 子ども: ママもあるよ。機嫌の良いときは怒られないけど、機嫌の悪いときは怒られるの。先生もあるの? 私: あるある。先生さ、時々頭痛くなっちゃうんだけど、そういう体調悪

      • お願い上手な子に育てよう

        人に何かを頼むのは得意ですか? 私は苦手です(笑) 子どもの中でも、「お願い」が苦手な子がいるなぁと思います。 結構不器用な子ほど苦手なのかな?と感じます。 とはいえ、人間誰でも得意不得意がありますよね。 自分の不得意を得意な人に上手に頼めたら、生きるのが少し(かなり?)楽になるはず。 仕事でも「誰かに何かを頼む」というシーンは必ず出てくるはずです。 なのに、なんで私達は「頼むのが苦手」と感じてしまうんだろう。 私が子どもや親御さんに関わる基本スタンスは「問題がある時

        • 子どもの見る力

          先日、市場でカツオを一尾買って、youtubeを見ながら捌いてお刺身にしてみました。 もちろん動画のように美しくは出来ず、結構ぐちゃぐちゃになったのだけど、魚自体が新鮮だったから美味しかったです。 私は普段からお刺身を食べてるのに、一緒に捌いていた人の「途中で切れ端を食べる」というリアルな「生魚を食べる姿」にギョッとしてしまいました(笑) お刺身を切ってるはずなのに、 「え、それ火を通してないよ!」と反射的に思ってしまったのです^^; 今まで、私はいったいどれだけバーチャ

        シッターの使い方

          かわいい子ども

          「かわいい子ども」というのは得だ。 顔がかわいいっていうのはもちろんあるけど、それよりも性格や態度がかわいいというのは、得だと思う。 周りの大人に好ましく思われて育つか、「かわいくないな」と思われて育つかでは、やっぱり自己肯定感に差が出る気がする。 かわいい子というのは、「笑顔の大人達」という人的環境を自分で作り出す力を持っているわけだから、すごい。 一方で、悪気はないのに、すごくナチュラルに「かわいくないこと」を言う子は損だなと思う。 かわいくないことを言う ↓

          かわいい子ども

          子どもの自立

          モンテッソーリ教育は「自立」を目指す教育です。 で、自立って何?ってよく思うのだけれども、これはいずれちゃんと自分の中で結論を出したいと思う。(まだ自分の中でバシッとくる言葉が浮かばない) 私が今回伝えたいのは、幼少期の自立にはこんなすごい価値があるよ!ってことです。 まず、自立は生きていく自信。 身の回りのこと、つまり自分でお着替えができて、歯磨きできて、お片づけができて、明日のお支度ができる…っていうのが?と思うかもしれませんが… 逆に自分がこれをできなかったら

          子どもの自立

          どんな子に育ってほしい?

          「子どもにはどんな子に育って欲しいですか?」というアンケートを取ると、一番上位に来るのは 「思いやりのある子」らしい。 いくつかその手のアンケート結果を見てみたけれど、どれも一番は一緒。 とはいえ、「子どものIQを伸ばす」とか「幼児の為の体操教室」とか「音楽教室」とかはあるのに、特に「思いやり」を伸ばす為の教室はないみたい。(もしかしてあるのかもしれないけど、メジャーではないよね) おそらく普通に思いやりを持って育てれば、思いやりのある子になるだろうということだと思う

          どんな子に育ってほしい?

          「何度言ったらわかるの!?」と思う時は…

          子どもと一緒に生活してて、「何度言ったらわかるの!?」と思う時ありませんか? 遊んだら片付けをしてって言ってるのに! もう動画の時間はおしまいだっていってるのに! 手を洗ってきなさいって言ってるのに! 「何度も(orいつも)言ってるのになんで…!」と思うのってストレスですよね。 本当ならスムーズに動画の時間をおしまいにして、おもちゃで遊んでたならお片付けして、手を洗って、「いただきます!」ってご飯なんか食べて「おいしい♡」なんて言い合ってニコニコしていたいですよね。

          「何度言ったらわかるの!?」と思う時は…

          子どもにしてあげたいこと

          日々の生活の中で、子どもにしてあげたいことってどんなことでしょう? 「子どもの悪い面じゃなくて良い面を見るようにしたい」(良いも悪いもないというのが私の考えですが、ここはわかりやすさの為に敢えてこう書いてます^^;) 「やりたいことをさせてあげたい(お料理のお手伝いとか、どろんこ遊びとか。でも色々めんどくさい)」 「失敗(のように見えること)に対して寛大に接したい」 もし子どもにやってあげたいと思うことがあれば、是非自分にやってあげて欲しいのです! 「やってあげたい

          子どもにしてあげたいこと

          子ども達よ、怒りなさい!

          子ども達を見ていると、時々(結構?)「怒らない子」がいる。 「押された」「おもちゃを取られた」「嫌なこと言われた」などなど… くらーい顔でしょんぼりと報告してくる。 暗い顔をするのもしょんぼりするのも、決して悪いことじゃないし、ちゃんと「嫌だ」と感じられてるのはいいと思う。別にどの感情に良い悪いはないしね。 だけど、ここでちょっと疑問なのは、「この子怒ったんだろうか?」ってこと。 もちろん保育する立場の人間からしたら、手を出すような喧嘩は困るんだけど、 押されて嫌

          子ども達よ、怒りなさい!

          本当に必要なのはしつけではない

          「しつけがなっている」 「しつけがなってない」 「親のしつけの問題だ」 こんな風に「子どものしつけ」が大人の話題に上がることがあるけれども、私は「しつけ」という概念は実はいらないんじゃないかと思ってる。 ちなみにしつけの意味はGoogle先生によると下記の通り。 しつけ 【仕付け・躾】 1. 礼儀・作法を教え込むこと。  「―のいい家庭」 2. 裁縫で縫目が狂わないように、仮にざっと縫いつけておくこと。また、その糸。 確かに子どもは生まれた状態で礼儀作法なんて知ら

          本当に必要なのはしつけではない

          欲求に素直になると感謝できる、かも。

          こないだ、「理想の母親になれない悩み」に対してどうカウンセリングしていくか、という勉強会をしていた。 その中で一例として、こんなのが出てた。 --- 2歳の娘が危なっかしい手つきで、牛乳をコップに注ごうとした。危ないからとイライラしてキツく怒ってしまった。本当は優しく諭したいのに、こんなキツく当たってしまう自分が嫌になる。 --- 私はひとつ前の記事で「子ども自身に失敗させて、後始末させよう」というようなことを書いたんだけど、当然失敗されたら嫌な場合だってある。

          欲求に素直になると感謝できる、かも。

          子どもの経験と問い

          子どもって人生経験が浅いからか、「なんでそんなやり方するのー!?」っていうこといっぱいありませんか?(笑) 「なんでそんな持ち方するのー!?」 「手を洗うのに水出しすぎ!」 「コップ見てー!水こぼす!」 子どもとの毎日は刺激に溢れてますね♪笑 ついつい、取り上げて「正しいやり方」を教えてあげたくなっちゃうけど、私は子どもの「考える力」を使う練習のために、できるかぎり「敢えて教えない」というアプローチで頑張ります。 じゃあどうするのかというと… 失敗させるのです!

          子どもの経験と問い

          自己肯定感を育む為に

          「自己肯定感の高い子に育てよう」とよく言われます。 自己肯定感が高ければ、色々なことにチャレンジする意欲だって湧いてくるし、人間関係だって上手くいきやすいし、挫折にも強くなる等、良いことだらけですね。 何よりも、自分という存在を肯定しながら生きることのなんと幸せなことか。 誰にとっても「自分」という存在は、一生(80年くらい)毎日24時間一緒にいる存在ですから、そんな存在が「嫌いな人」か「好きな人」かはとてつもなく大きな違いですね。 だからこそ、我が子にも「自己肯定感

          自己肯定感を育む為に

          理不尽な経験の活かし方の違い

          今日は独り言っぽく行こう。 例えば、部活の理不尽な上下関係や体罰が嫌だったとする。 その経験から後輩を指導する立場になった時、 「自分だって嫌だったけど、やってきたんだ。だからお前もやれ!」 となるのか、 「自分は嫌だったから、次の世代にはそういうことはしない」 となるのか。 その違いはなんだろう。 それは、いかに自分の「嫌だ」の気持ちに向き合ったかどうかじゃないかな。 「嫌だ」だけでなく、「ムカつく」とか「理不尽」とか「屈辱的」とか色々な感情。 自分の気

          理不尽な経験の活かし方の違い

          脅しというコミュニケーションパターン

          ひとつ前の記事で「感情を否定しないこと」を書いたので、今回は私が叱る時に気を付けていることの2つ目について書いてみようと思います。 「片付けないと、もう〇〇に連れてってあげないからね!」 「良い子にしてないと、サンタさん来ないからね!」 こんな風に「〜しないと〇〇しないからね!」っていうことありませんか? もしくは、 「抱っこして!抱っこして!うわあああああああああああああああ!!!!!」 「やって!ママがやって!ママがやってえええええ!!!!うわああああああああああ

          脅しというコミュニケーションパターン