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「何度言ったらわかるの!?」と思う時は…

子どもと一緒に生活してて、「何度言ったらわかるの!?」と思う時ありませんか?


遊んだら片付けをしてって言ってるのに!

もう動画の時間はおしまいだっていってるのに!

手を洗ってきなさいって言ってるのに!


「何度も(orいつも)言ってるのになんで…!」と思うのってストレスですよね。

本当ならスムーズに動画の時間をおしまいにして、おもちゃで遊んでたならお片付けして、手を洗って、「いただきます!」ってご飯なんか食べて「おいしい♡」なんて言い合ってニコニコしていたいですよね。


そんな時は「言ってきかせよう」というアプローチを変えてみると良いかもしれません。


モンテッソーリ教育では「言われたことを上手にする」ことよりも「自分で決める/行動する」ことに重点が置かれます。

教えられたことよりも、自分で気づいたことの方が学びが深いものです。

例えば、新しい英単語や表現を「これはこういう意味ですよー」って教室で教えられるのと、

外国人と会話している中で「ああなるほど、こんな時はこうやって言うのか!!」って発見するのでは記憶の定着具合が違いますよね?

何より自分で気がついて、学びを深める、行動するって楽しい!自信になる!そして大人も怒らなくていい!(←大事!)


ということで、ちょっとめんどくさいかもしれませんが、「自分で気がつく為の声がけ、仕掛け」を普段からしてみて欲しいのです。


例えば机の上が散らかっているなら、「ちょっと机の上見てきて?」

手を洗っていなければ、手を見せながら「何か忘れてない?」

ものを落として気がついていないなら、「机の下は何も落ちてないかな?」それでも気づかなければ、落としたものを目につく位置までコソッと移動させる。

時間を決めているなら、実物の時計とおしまいの時間の時計のイラストを隣に置いておく。「時計がこの形になったらおしまいね」「時計はどんな感じかしら?」


まどろっこしいし、大人がされたら鬱陶しいものもたくさんあるとは思いますが(笑)、子ども自身が「自分で気がついたんだ!」と少しでも思えることが大事です。

完璧な結果を求めず、子どもがほんの10分の1でも気づけたこと、そして大人自身が何か新しいことにトライしてみたことを認めてあげてください。

すっごい地道ですよ、これ。

でも、往々にして、すぐに効果があるものはすぐに使えなくなるものです。もしくは副作用のあるものです(虐待とかね^^;)。

自分も子どもも「お手軽」には育ちません。じっくり手間暇と愛情かけて「自分自身」と「子ども」に接してみてくださいね♪


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