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お願い上手な子に育てよう

人に何かを頼むのは得意ですか?

私は苦手です(笑)

子どもの中でも、「お願い」が苦手な子がいるなぁと思います。
結構不器用な子ほど苦手なのかな?と感じます。
とはいえ、人間誰でも得意不得意がありますよね。
自分の不得意を得意な人に上手に頼めたら、生きるのが少し(かなり?)楽になるはず。
仕事でも「誰かに何かを頼む」というシーンは必ず出てくるはずです。

なのに、なんで私達は「頼むのが苦手」と感じてしまうんだろう。

私が子どもや親御さんに関わる基本スタンスは「問題がある時は子が悪いわけではない。親が悪いわけではない。そこで動いてるシステムが悪い。」を採用しています。
そこで、「頼むのが苦手になるシステム」はどんなものかというと、次の通りではないでしょうか?

①子ども:普段から上手にできないことが多い。他の人には簡単なことができない。



②大人:「こんなこともできないの?仕方ないわね。やってあげる。」(こんな直接的ではなくても、そんな内容のメッセージを発する)



③子ども:(本来自分がやるべきことをやってもらった。借りを作った。)

↓①〜③のサイクルを繰り返すと…
④子ども:(これ以上借りを作りたくない。今度こそ、これは自分一人でやろう!)

⑤子ども:もともと不器用なので、無理に一人でやろうとすることでやっぱり失敗する

②に戻る


これは…発達障害あるある!!!
このサイクルを繰り返すうちに自己肯定感を下げて、周りとの関係も悪化させて、いずれ二次障害起こしちゃうやつだ。

本当は発達障害の子だったり、人よりちょっと不器用だったりする子こそ、「お願い上手」に育てたいですね。

なので、こんな対応で「お願い事が苦手意識」を持たないように関わってみるのはどうでしょうか。


①子ども:普段から上手にできないことが多い。他の人には簡単なことができない。



②大人:「〜は得意だけど、○○はまだできないのね。(←ニュートラルに。「まだ」は重要ワード)できなかったらお願いしてみるのはどう?(提案する。決定権は子ども自身に)」



③子ども:お願いをする。手伝ってもらう。


自分でできるようになる為に、何度も何度も練習するのはもちろん大事なことですが、
今後その子に関わるすべての大人が「否定的なメッセージを発することなく、その子を信じて待てる人」であるかどうかはわかりません。

もしできないのであれば、無言で手伝うでもなく、「しょうがないわね」で手伝うのでもなく、気持ちよく「お願い」してもらいましょう!
大人も子どもも気持ちよくいられるシステムを作っていきたいですね^^



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