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脅しというコミュニケーションパターン

ひとつ前の記事で「感情を否定しないこと」を書いたので、今回は私が叱る時に気を付けていることの2つ目について書いてみようと思います。

「片付けないと、もう〇〇に連れてってあげないからね!」
「良い子にしてないと、サンタさん来ないからね!」

こんな風に「〜しないと〇〇しないからね!」っていうことありませんか?

もしくは、

「抱っこして!抱っこして!うわあああああああああああああああ!!!!!」
「やって!ママがやって!ママがやってえええええ!!!!うわああああああああああ!!!!!」

こんな風にお子さんが暴れることありませんか?


さて、この親御さん(先生の場合もある)と子どもに共通していることは何でしょう?


正解は、「脅し」です。

子どもに対する大人の脅しはわかりやすいとして、子どもが必要以上に暴れるのも脅しだったりします。(全部が全部そうではないと思いますが)
「言うこと聞かないと、泣いて暴れてやるうう!!」っていう(笑)

実は大人同士でも脅し、脅される局面は結構あります。
「別れるっていうなら自殺してやる!」的な(笑) メンヘラのコミュニケーションパターンですね、脅しってのは^^;
もっとわかりやすく言えば、パワハラ上司とか。

必ずしも常にこのコミュニケーションパターンが悪いというわけではないんです。

人生において、こうした脅しを効果的に使うことだってあるでしょう。

でも、そういう関わり方しか知らないというのはまずい。建設的とは言えないですよね。いずれ破滅が待ってる。
というか、こんなコミュニケーションパターンの人と関わりたくないですよね。
子どもでも、大人でも、何か人との関係で問題に直面した時、「脅しじゃない関わり」ができるといいと思いませんか?

だから私は自分を通して、子どもに建設的な関わり方を見せたい。
難しいですが。
これ、なかなか難しいんですよ。
どうしても「いうことを聞かせたい」と思うと、脅しっぽくなっちゃうんですよね。この「言うこと聞かせたい」っていうのがそもそもの問題だとは思うのですが。もしくは「〇〇できたら、××してあげるよ?」のようなパターンも同じく。


あとは、大人も脅しに屈しない。
屈する人、多いんですよね。(私の母もこのパターンでした)
でも、「脅しに屈しない」というのは、子どもが上手な「人との関わり方」を身につけていくにも大事なことです。
少なくとも、「うわあああ」って状態で子どもの言うことは聞かないようにしています。
「落ち着いて言ってごらん」「可愛くお願いしてよ!」と言って、だいたいテイク3くらいまでします(笑)
あんまりにも理不尽な要求の時は、「交渉」します。

コツは、目の前の子どもに、どういう「人との関わり方」と身につけてほしいかという視点ですね。
なかなか考えがいがあります。

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