かわいい子ども
「かわいい子ども」というのは得だ。
顔がかわいいっていうのはもちろんあるけど、それよりも性格や態度がかわいいというのは、得だと思う。
周りの大人に好ましく思われて育つか、「かわいくないな」と思われて育つかでは、やっぱり自己肯定感に差が出る気がする。
かわいい子というのは、「笑顔の大人達」という人的環境を自分で作り出す力を持っているわけだから、すごい。
一方で、悪気はないのに、すごくナチュラルに「かわいくないこと」を言う子は損だなと思う。
かわいくないことを言う
↓
「イラッとした大人」に出会う確率が高まる
↓
大人への信頼感をなくす
↓
更に大人に可愛くないことを言う
という負のループ。
どんどん落ちる自己肯定感。
この負のループは断ち切りたいから、子どもが「つまんなーい」「えーいらなーい」「やだ」「あっち行って」のような所謂「かわいくない態度」にはネガティブにもポジティブにも反応しないようにしてる。
まあそういうのは言い方の問題はあるにせよ、何を感じて表現するのも子どもの自由なので。
「ねえ、これやってってば!」「それとってよね!(キツい感じで)」のような「かわいくない要求(もはや命令^^;)」に対しては「えー、それやだ。かわいく言ってよ」と言って、可愛く言ってもらうことにしてます。
そういう子って大人から命令形で言われたりするから、単に「かわいいお願いの仕方」を大人から学べなかっただけだったりする。
ここでも負のループは断ち切りたい。
「かわいく言ってよ作戦」はこの本より。
なんでこんなに「かわいい/かわいくない」が気になるかというと、大人になってもこの問題は付き纏うから。
よく人と関わる仕事をしている人は実感できるかもしれないけど、
「助けを必要とする人が、必ずしも『助けたいと思うような性格』ではない」
ということはよくあることです。
所謂クレーマーだったり、
こちらから何かアドバイスや少し協力をお願いすると過剰に受け取って「もういいです!!」となってしまう人だったりすると、
確かに「困っている人」であり「困ったことになりやすい人」なんだけど、
気持ちの面で全然助けたいとは思えない(笑)
(とはいえ、そういう人が本当に助けが必要な人達だと思うから、カウンセリングを学んでいるんだけど…この方向があっているのかどうかはわからない)
むしろそういう性格だから孤立して困窮しやすいわけなのだけど…。
あとは認知機能の問題だったりもするので、長期的にはモンテの教具とかも役に立つのかもしれない。(長期的には!)
子ども達の人生なので、最終的にはその子自身の選択だけど、私の関われる範囲で極力負のループは断ち切りたいなぁと思うのです。
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