マガジンのカバー画像

Unknown6

100
運営しているクリエイター

2018年1月の記事一覧

バスタイム

満杯のバスタブに足を踏み入れて
溢れる滝音に心地があたたまる
お湯へと頭ごとを沈めてみたら
私の息 大きく泡(あぶく)を立てる

ろくでもない身体をキレイにしたって
そのろくでもなさは消えたりはしない

それでも 1日の終りには垢を落とそう
良い事も嫌(や)な事も流してしまおう
そうして 明日はまた違う私を演じて歩くため

山あり谷ありの日々は入浴剤
大好きなローズの香りを漂わせ
歌を

もっとみる

ラプラスの花束

"貴女の倖せが終ってしまいますように"
願を込めて送った花束を
貴女は笑顔で受け取ってくれた
2人の目には火花が散っていたけど
それを彼は知らない

それでいい それでいい それがいい
その方が痛手が強いから

猫はかぶるもの それでもいつか剥げる
その貴女に彼がどう耐えれるか
"私のほうが良かった"と思わせたい
大丈夫 後釜でも彼をもらうわ

"貴女が泣きながら夕陽が沈めばいいのに"

もっとみる

ツバメの巣

ツバメの巣 謂(いわ)れの無い落ち度 潤わす
ツバメの巣 藪から棒に玄関に棲まう

昔から大嫌いだった 幸運をもたらす言い伝え
嘘と子どもの頃から知ってたさ 心底から

春の名物か 越冬ツバメになるまでの間
私の無様な姿を見るたびに嗤い
愚かさだと冷やかすんだ 武器を持て

ツバメの巣 みんなは嬉しそうに眺める
ツバメの巣 産まれた雛たちが高らかに嗤う

親がバカにすれば子どもに移

もっとみる

マスターキー

この場所に居たら 私の心が彷徨う
前しか向かないで 歩けば変わるのかな?
山脈を越えて 深い川さえも泳いだら
月明かりを頼りに 樹海の波に聴き入る

ねぇ

私の…私の マスターキーを何処に棄てたの?
この樹海って聞いたけど 広すぎて わからない
私は二度と開けない心を持って 街に帰ろう

もしかしたならと ヒグマの寝ぐらに手を入れ
もしも起こしたなら 私が喰べられるわ
もしかしたなら

もっとみる

It's another day of sun

大切な『もの』を私は忘れない
難しい生活を平凡と過ごすだけ
裏切られることはしょっちゅうだとしても
私は挫けない そうしなきゃいけない
It's another day of sun

ゆっくりと流れる時間はないけど
私もどんどん年数(としかず)が増えるけど

いつかを信じたら 笑顔がこぼれだす
ただの妄想としても えくぼが似合っちゃう
恋をするにはしても 勝手に身体が拒否する
そんな毎日

もっとみる

私を書いた歌詞

嘘吐くことに慣れた頃 好きな人ができました
それはまやかしだったらって 何度も思ってました
傷付くのが怖すぎて 自分への嘘が普通で
それでも変わらない恋だと バカだよね 今を見ろよ

叶わないことぐらい云われなくても
夢ぐらい さやかに見たい
願い事を放り出した流れ星が
刹那に厳しい現状を教えてくれました

穴があったら入りたい すれ違いたくなかった
呟かれる悪口は ふと子どもの特徴にして

もっとみる

ヒロイン症候群

無花果が溢れてる 都会は何処にもない
だけど隠れ里では 少年たちが走りまわってる
前のめりになれない 私が里帰り
いつからどこまでとか町のルポタージュが巡る

どうかしてる頭がグツグツと煮えたぎる中で
人の心を読み取る技術が身についてくる

鬼が来たなら身を隠すのことわざを
楽しみながら 少年たち 石を投げてくる
冷やしたスイカは正三角形に切って
それが生き方なら 履き古した靴下

もっとみる

泥仕合

キャンキャン 臆病なチワワのように
いちいち クヨクヨ 吠えてらんない
Ding! Dong! 鐘が鳴り驚いちゃって
そんなん あたしら 日常茶飯事

慣れてんのさ 見極め 慣れてんのさ

シャーシャー 臆病な猫だっている
しっぽを踏んづけ 懲らしめんのね
Bang! Bang! あたしら撃ってるみたいに
ぞんざい あんたら されてみろよな

Oh Yeah! 従順に成りきれんよ
あん

もっとみる

浮き雲

ある日 逆立ちしたまんまで
流れる雲を見てたんだ
"いつもと違う景色になれば"
そんなこと思って見てたんだ

ビル風吹いたら ふっと落ちてしまいそうな
ビル縁(ふち)の柵(さく)へと脚を立て掛けては…

無難そうな笑顔を選び
自分を殺していた頃
溢れそうな川面の上の橋
平均台のように歩いてた

嵐の風なら ふっと落ちてしまいそうで
ボクはそれを願って 雲を見てたんだ

「違和感に耐

もっとみる

Unless I Grow

疎(うと)ましいなら 殺しておくれ
あんたの都合に合わせられないから
努力をしても 追い付けなくて
それでも許せないなら ボクもヤだから

脳内の回線がうまくつながらないから
突発に変えられたら電波が暴れだし
頭痛が止まない 手が震えたまま

生きなくちゃ 生きなくちゃ これでも精一杯
生きなくちゃ 生きなくちゃ それでも精一杯

他人(ひと)のペースに合わせられない
自分のペースは要

もっとみる

生首持参。

私の頭と身体は掛け離れてるから
髪を摑(つか)んで街を歩く 私は首なし男

血が滴る生首を持って 恋を探し中
中身は違うのよ 満たして 私は首なし女

欲しがるものよ もっと欲しがるものよ

頭と身体を離したら中身が見えるの
そしたら変われる気がしたの 私は首なし男

生きてる限り 順調はないと知ってるから
生首片手に擡(もた)げてる 私は首なし女

欲しがるものよ もっと欲し

もっとみる

微笑

どんなに愛しても どんなに愛しても
叶わない恋がある
ちゃんと愛されても ちゃんと愛されても
叶わない恋がある

はじめて出逢った日は 真冬の吹雪の日
偶然だったけど 2人とも Fall in love.

不束(ふつつか)な身体だけど
気にしないで愛を培ってくれる
あなたのぬくもりが葉を揺らす
不束(ふつつか)なこゝろだけど
抱きしめては美(うる)わしてくれるから
信じたい永遠の愛を

もっとみる

Ms.QUEEN BEE

私を超えて この島を彩る
私を染める 帝国陸海軍
私を煎じ 愛のない家族

築きたいのか 遺したいのか
だけど私はただの女じゃない
なんでもいいと私の味を舐める

(I'm) Ms.QUEEN BEE
まるで私に集(たか)る雄蜂
私を寝取るためなら 仲間も容赦なく撃ち抜く
(I'm) Ms.QUEEN BEE
この島に女らしきは1人
私だけだから 血みどろの争い

私の意思は 関係ない

もっとみる

アプレゲールは今も尚。

思い通りに行かないから
自分の為には誰かの為に
理由付けと気付けないまま
そこら中に そこら中に
溢れんばかりの予備軍

つらっと顔して 流行り廃りが
戦後のように今も尚 心蝕まれてる

スプリーキラーは誰だ 誰だ
彼奴さ 捕まえろ そして又 捜しだし
拷問の行為は本当に正しいのか

怪物は誰にでもいるさ
心の隅に隠れてるだけさ
理由付けに波長が合えば
道を行けば 道を行けば
溢れんば

もっとみる