バスタイム

満杯のバスタブに足を踏み入れて
溢れる滝音に心地があたたまる
お湯へと頭ごとを沈めてみたら
私の息 大きく泡(あぶく)を立てる

ろくでもない身体をキレイにしたって
そのろくでもなさは消えたりはしない

それでも 1日の終りには垢を落とそう
良い事も嫌(や)な事も流してしまおう
そうして 明日はまた違う私を演じて歩くため

山あり谷ありの日々は入浴剤
大好きなローズの香りを漂わせ
歌をうたい響かせよう バスルーム
この場所はなんだか異空間のよう

恥晒しの姿と云われた姿で
今は毎日を過ごす私がいる

それでも 1日の終りには垢を落とそう
泡だらけになって身体を隠しちゃえ
シャワーで流せば呆れる身体が目立ちだかる毎日

大嫌いだったお風呂と 大嫌いだった着替えは
私の本来を知らしめる 覚悟がいる
栓を抜いたらお湯は棄てられるけど 私は嘆く

それでも 1日の終りには垢を落とそう
また新しい私を演じるために
シャワーを浴びたら本来の姿になれるならいいのに
そんなことないけど… 夢が見たいの

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