記事一覧
はじめてのバレンタイン・デー
私が初めてバレンタイン・チョコを貰ったのは中二の冬だった。
相手はチャットで知り合った他県の中二の女子だった。当時の日本はインターネットが家庭に流通し始めた頃で、遠くの地にいわゆる「メル友」が居るというのは僕の中では時代の最先端を行っているつもりだった。
彼女とは主に音楽や漫画の話で意気投合した。ハイ・スタンダードや寄生獣について語り合える異性を僕は彼女以外知らなかった。しばらくして手紙を送り
トイレトレーニングについて
雨上がりの青々とした風が颯爽と吹き抜ける朝、私は決まって自宅のトイレを掃除する。トイレクイックルを使って上から下へ優しくトイレを拭いていく。 左官職人がコテを使って丁寧に漆喰を塗り込めるように。
タンク、フタ、便座と続き、便座を上げて裏を確認すると「はいー」と声が漏れるほどお◯っこで汚れていることがある。家には7歳と5歳の男児が住んでおり、急いでいたり集中を欠くことで「下ち△」を怠る場合がある。
イングランドのハロウィンと鹿児島の七草の関係性について
私の解釈においては現代のハロウィンというイヴェントは子供が近所の家へお菓子を貰いに行くのために用意されているものである。呪文はトリック・オア・トリートであり、トリック・アンド・ドランクでは無いということだ。
ところで鹿児島には薩摩藩の時代から「七草」という風習がある。
子供が数え歳で7歳(満6歳)になる1月7日に神社に参拝した後、お椀などを持って近所の家を七軒まわって「七草粥」を貰いに行くという
この街の片隅で「パワーーー!!!」と叫ぶ。
夏とも秋ともつかない昼下がりのことだった。私は自宅のキッチンでチキンカレーの下拵えをしていた。鶏肉を解凍し、じゃがいもの皮を剥いていると、窓の外から「パワーーー!」と子供の声が聞こえた。子供は何度も叫んでいた。窓から見てみると、ベースボールキャップをかぶってランドセルを背負った小学3年生くらいの、いかにもわんぱくそうな少年が歩いていた。
私も「パワーーーー!!」と叫んでみようと思ったが、じゃがい
同じ月見パイを食べている。
子の幼稚園のお迎えの間に少し時間ができたので、幼稚園の最寄りのマクドナルドに車で立ち寄ってモバイルオーダーでプレミアムローストアイスコーヒーと月見パイを注文した。
レジ前の椅子に座り、文庫本を見ながらディスプレイにオーダーナンバーが表示されるのを待っていたが、店内が空いている割には遅く感じた。私はマクドナルドのアプリを確認した。なるほど、注文した店舗を間違えてしまったようだ。
人はこう言う時ほ