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すずきかんたの思考

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すずきかんたの思考や主張、意見のまとめです。
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#弁護士

『一般的客観的に判断する』という規範

『一般的客観的に判断する』という規範

…一般的客観的に判断する…。

法律を学んでいる読者の方の中には、こんな規範を見た事がある人や、論文や答案で書いた事がある人がいるだろう。

筆者も答案や論文を書く際に、書いた事がある。

しかし、よくよく考えると、この規範には違和感を覚える。

はたして本当に「一般的客観的に判断」できる人なんているのだろうか。

所詮答案や論文の当てはめなんて、某有名人の言葉を借りるならば「それってあなたの感想

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医師と弁護士は失業せよ!

医師と弁護士は失業せよ!

…過激なタイトル、失礼しました。

さぞご立腹の医師、弁護士の方々、申し訳無いです。

しかし、ぜひ最後まで読んでください。

批判などはその上でお願いします。

さて、前置きが長くなりましたが…。

タイトル通り、医師と弁護士は失業すべきと考えます。

まず、彼らがどうやって収入を得て生活しているか考えてみて欲しい。

医師は病気や怪我をした人を治療する事で収入を得ている。

弁護士は、主として

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2023(令和5)年予備試験短答式試験不合格体験記

2023(令和5)年予備試験短答式試験不合格体験記

タイトル通り、私は2023(令和5)年の予備試験の短答式試験に落ちた。

せっかくなので不合格体験記を書いてみたいと思う。

たぶんあまり参考にならないと思うが、少しでも参考になれば幸いだ。

では。

まず、私個人とは関係無い客観的な事情(一般教養科目の易化、ロースクール在学中司法試験受験可能制度のスタート、ボーダーの上昇等)については、ここでは触れない。

なぜなら、そうした客観的事情の分析は

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弁護士・医師ダブルライセンス取得について

弁護士・医師ダブルライセンス取得について

今回は、弁護士(法曹資格)と医師のダブルライセンスを取得したい方、特にこれから進路選択する学生、大学受験生に向けて、一言言わせてもらいたい。

まあ、そんな方が私ごときのnote記事を読んでくださっているとは思えないが。(笑)

単刀直入に言わせてもらうが、そのような目標があるのなら、まずは医学部を目指すべきだ。

以下理由を述べるが、時間の無い読者の方は、ここでスキとフォローをしてもらって、記事

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これから法曹に向けた勉強を始める人へ

これから法曹に向けた勉強を始める人へ

今回は、時期が時期なので、これから法曹(弁護士、検察官、裁判官)になるための試験(司法試験予備試験、ロースクール入試)に向けた勉強を始めようと思っている人に向けて、私からちょっと色々と伝えたいと思う。

私についてまず、私が何者でどのような経歴を持っているのかわからない人もいるだろうから、私についてちょっとだけ書きたい。

私は現役で中央大学に入学後、学部3年次での予備試験合格、大学早期卒業を目標

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俺は弁護士になる前(つまり今)から大事にしてくれている人を、弁護士になった後も大事にしたい。
弁護士になった後にすり寄ってくる人ってなんかなぁ…。
まぁ、そもそも俺が弁護士になれるのかって話だが。笑
あと、仮に弁護士になったとしても人が寄り付くかはわからんが。笑

犯行後に責任能力を喪失した場合等の処罰に関する問題点の提示

犯行後に責任能力を喪失した場合等の処罰に関する問題点の提示

はじめに現行の刑事制度の下では、犯行時に責任能力があると認められれば刑法上の犯罪が成立し、犯人を処罰することが可能であるとされている。

(犯罪の成立など刑法の基礎については以下の記事参照。)

しかし、果たしてこれで妥当なのだろうか。

犯行当時に責任能力が認められたとしても、この記事のタイトルにも書いた通り、犯行後に責任能力を喪失したりした場合にも犯人を処罰するのは妥当なのだろうか。

例えば

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