分野別実務修習で役立つ(と思われる)書籍【民事系】

修習が始まってバタバタしていたこともあり,2か月以上間を空けての更新となります…汗 ここから更新ペースを元に戻していきたいところです。 今回は個別の書籍の読了報告ではなく,来週以降の分野別実務修習に役立つと思われるものを民事系,刑事系に分けていくつか紹介したいと思います。修習で有用な書籍については白表紙をはじめ,それ以外のものについても教官や先輩修習生の皆様によって色々発信されています(以下,修習中に読むべき書籍が書かれている先輩方のブログを挙げておきます)が,まだ何を読めば

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【書評】弁護士になった「その先」のこと

法務在籍時に読んでおきたかったかもと感じた書籍【第5弾】です! 【概要】弁護士が知っておくべき仕事の進め方・事務所の運営の仕方等のノウハウを学ぶ【難易度】★【法務役立ち度】★★★★ 前記のとおり,若手弁護士向けに書かれた仕事の心構え的な内容が大半を占めますが,記載内容の7割程度は法務(というか仕事全般)のそれに通じる部分があると思います。 法務関連で汎用性の高いテーマとしては, ・スケジュールの立て方,仕事の段取りの組み方 ・関係者との連絡の取り方 ・秘書(庶務の方々

【書評】企業の営業損害の算定 -裁判例と会計実務を踏まえて-

法務在籍時に読んでおいてよかったかもと感じた書籍【第4弾】です! 【概要】企業の営業損害の算定方法について,具体的なケース毎に裁判例の考え方を踏まえながら学ぶ【難易度】★★★★【法務役立ち度】★★★ 著者は弁護士・公認会計士のダブルライセンスを保有する原口先生です。 1.概説まず裁判実務における営業損害について触れた上で,営業損害の分析・算定に役立つ会計知識が紹介されております。 この項目については,法務担当者であっても企業に勤める以上,なるべく理解しておきたいところ

【書評】システム開発紛争ハンドブック

法務在籍時に読んでおいてよかったかもと感じた書籍【第3弾】です! 【概要】システム開発・運用に関する紛争・トラブルの類型毎に解決指針・方法を考察【難易度】★★★【法務お役立ち度】★★★★★ この分野を専門とする松島先生と伊藤先生の共著で,伊藤先生の他の著書である「ITビジネスの契約実務」は,法務部門時代に何度も読み返しておりました。 こちらを購入したのは修習開始後でしたが,弁護修習中にソフトウェア開発トラブルに起因した訴訟に関わる機会があり,その時にちょうど本書にお世話

【書評】要件事実や事実認定の関連書籍

修習きっかけに読んでみたが,法務在籍時に読んでおいてよかったかもと感じた書籍【第2弾】です! 裁判修習では全体的に「事実認定」の手法を学ぶのですが,特に民事裁判では,事実認定に加えて「要件事実」の重要性も認識させられました。 そこで今回は,民事訴訟手続に関して「要件事実」と「事実認定」にスポットを当てた書籍を2冊紹介したいと思います。 「なにそれおいしいの?」と言いたい方もいらっしゃるかもしれませんが,書評の部分でイメージでもお伝えできればと思います。 1.「完全講義

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【書評】企業法務のための 民事訴訟の実務解説

本日から「修習をきっかけに読んだが,法務在籍時に読んでおきたかったと感じた書籍」を紹介していきたいと思います。 今回は【第1弾】です! 【概要】民事訴訟手続の内容・実務的な流れを分かりやすくかつ詳細に解説【難易度】★★★【法務お役立ち度】★★★★ 1.はじめに 裁判官経験のある圓道至剛先生が書かれた著書ですが,企業法務経験者ではない司法修習生からも非常に評価が高いです。 民事訴訟の実務の全体像について,訴訟提起前~第1回口頭弁論期日~続行期日~証拠調べ…と言った感じで

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弁護士1年目になる前に知っておくべき基礎知識~はじめに編

新シリーズ!ということで,受験指導とは少し違いますが,弁護士1年目になる前に知っておくべき基礎知識について,よく聞かれる話や自分が困った話などをまとめていこうと思います。 今後は以下のようなタイトルの話をしようと思いますが,他に何かあれば扱いますのでぜひDMください!一部有料にする予定もありますが基本無料公開です! 就活編 転職の仕方編 弁護士会との付き合い方編 お金総論 お金各論~経費 お金各論~節税 お金各論~報酬請求 法テラス 個人事件・営業 自己

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認定考査 参考解答例(平成26年)

参考解答例(平成26年) 小問⑴ 売買契約に基づく代金支払請求権 小問⑵ 1 Xは,Aに対し,平成25年11月20日,本件彫刻像を代金50万円で売った(以下,「本件売買契約」という)。 2 Aは,1の際,Yのためにすることを示した。 3 Aは,Yに対し,平成25年10月30日,1の代理権を授与した。 小問⑶ 1 1から3までの事実は認める。 小問⑷ 1 債務不履行解除 ⑴ X及びYは,本件売買契約に際し,本件彫刻像をAの自宅において,平成25年11月25日に,Aに引き渡

認定考査 参考解答例(平成27年)

平成27年のすべての問題の参考解答例です。 小問⑴ 1 被告は,原告に対し,甲建物を明け渡せ。 2 被告は,原告に対し,平成26年8月1日から前項の明渡済みまで,1か月5万円の割合による金員を支払え。 小問⑵ 賃貸借契約の終了に基づく目的物返還請求権としての建物明渡請求権 賃貸借契約に基づく賃料支払請求権 目的物返還債務の履行遅滞に基づく損害賠償請求権

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認定考査 参考解答例(平成28年)

平成28年のすべての問題の参考解答例です。 第1問 小問⑴ 所有権にもとづく妨害排除請求権としての抵当権設定登記抹消登記請求権 小問⑵ 1 A は,平成25年6月1日当時,甲建物を所有していた。 2 A は,平成27年4月30日,死亡した。 3 X は,A の子である。 4 甲建物について,別紙登記目録記載のY 名義の抵当権設定登記がある。

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