見出し画像

修習生のうちにやっておくべきこと3つ #026

最近、修習予定の方に修習地の通知があったみたいですね。

何を隠そう、私は第3群の地域、しかも希望調査に書いていないところに飛ばされた(というと怒られるんでしたっけ)者です。

しかし、絶望で始まった修習でしたが、始まってみたらたくさんおもしろいことがあり、とても充実した期間でした。

ただ、振り返ると「これやっとけば良かったなあ」と思うこともあるので、今日はそんなことも含め、修習生のうちにやった方が良いことを3つ書いてみます。

旅行


私が配属された修習地は、第3群だけあって東京から遠いです。今住んでいる地域からだと、もっと遠いです。

修習中、電車で行ける観光地はまあまあ行きました。しかし、当時は車を持っていませんでしたので、車でしか行けないようなところにはあまり行けませんでした。

今から行こうと思うと移動で半日かかってしまうような観光地や温泉地も、当時は車で1〜2時間で行けたので「修習中に行っておけば良かったな」と後悔しています。

数少ない旅行。配属地は北の方でした。

また、ローの友達もリアルに北は北海道、南は沖縄まで散らばっていたので、友達を尋ねて他の地域にも行っておけば良かったなーと思ってます。

修習生は決してお金があるわけではないですし休みも自由には取れませんが、旅行に行く動機はたくさんあります。今は地方もカーシェアが充実してきましたし、車問題もある程度は解消されるはず。

ぜひいろんなところに出かけることをお勧めします!

弁護士に報酬について聞いてみる

これは主に独立を考えている人向けですが、弁護修習のときには、報酬のことを聞いてみるといいと思います。

旧基準を採用したり、Google検索で調べて一応の報酬基準を定めたりしたとしても、実際に受任しようと思うと経済的利益の算定が困難な案件はたくさんあります。また、算定できても、報酬に比べて想定される工数が多すぎるなど、採算が合わなくて調整が必要な場合もあります。

実務に出た後だと、報酬のことは他の弁護士にはちょっと聞きづらいです。ただ、たまたま他の事務所の報酬を聞くと自分と全然違うな、と感じることもあるので(高い場合も低い場合もどっちも)、人の報酬の決め方は、聞けるうちに色々聞いておいて損はないと思います。

ということで、弁護修習では、担当させてもらった事件の報酬がどうなっているかとか、自分が実務に出たらやってみたい事件の報酬体系をどうしているかといった、報酬のことを聞いてみると将来の参考になるはずです。

私はこれを全然しておらず、今思えば「あの案件大変そうだったけど報酬どうなってたんだろう…」とか気になることがあるので、聞いてみれば良かったな、と思ってます。

人間関係づくり

以下のnoteで、独立したらわからないことは人に聞くのがとっても大事と書きました。

私は修習の同期に頻繁に相談してますし、他にも修習生のときの人間関係がその後に生かされている弁護士も多いと思います。

修習生は、人によっては毎日一緒にいるし、特に1人で地方に来ている者同士だと夜や一緒に過ごすこともあり、人間関係がめちゃくちゃ濃いです。

少人数の修習地だと、合う合わないやいろんないざこざも付きものですが、それも終われば良い思い出です。今でも困ったときは相談して助けてもらってます。

また、弁護修習の指導担当から、修習の指導担当には季節の挨拶は欠かさない、という話を聞いたので、私もそれを真似て、その指導担当には、お中元・お歳暮は欠かさず贈っています。おかげで細く長く付き合いは続いています。

このように、修習は短い間ですがかなり濃い付き合いをする期間なので、一生ものの人間関係が築ける可能性があります。

おわりに〜予想外に地方に配属された方へ〜

今は大変気落ちされてるかもしれません(私はちょっと泣きました)。

けど、日本はどんな地方へ行っても素晴らしい観光地や美味しい食べ物やお酒がいくらでもあります。実務家とも修習生ともめちゃくちゃ距離が近いので、学ぼうと思えばたくさんのことが学べるし、生涯続く人間関係になる可能性が十分高いです。

充実した修習生活を送られることをお祈りします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?