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なぜライザップでコミットできない人がいるのか?

① ライザップはコミットできてない!?

ライザップの闇の部分
ライザップをスタートすると約2か月間、痩せる、綺麗になる、人生が変わると言われ、大嫌いな運動を、重たい足を運び、言われた通りにやることになります。
甘いものや美味しいものを我慢します。
友人の誘いも断ります。
苦しい思いをします。
そしてトレーニング期間も、すぐ終わりを迎えます。
しかし、体重は最初は少し落ちたもの、それ以降ほぼほぼ変わらなくなります。

気力はなくなり、病気がちになります。
肌はボロボロで、髪も抜けてしまいます。
トレーニングに行けば、いつもの飽き飽きで面倒なトレーニングが待っています。
食事に関して質問すれば、本当に食べていないか食事を疑われ、食べる量を減らしましょうと言われます。
体重が減った分食べる量が減るのかな?と自分で考えていても分かりません。
食事を減らす分、空腹になります。

糖質を抜けば、頭は働かず、体も重く、しゃがんだら立つのもつらく、立ち眩みも強くなり、とにかく元気がなくなります。

その通りにやれば、どんなトレーナーだろうと、どんなトレーニーだろうと、それは強い意志や気力とは関係なく、そのような現象に陥ります。

 トレーナーはバイト
トレーナーといえど会社である以上、利益を出すのは当然です。利益が出ればその利益がクライアント様のために使われ、より良いサービスが提供されていきます。トレーナーは利益を出すために数字に追われ、数字のために働き、人材を育て、数字をさらに上げられるように努めていきます。そして小学生の日記のような日報をいやいや書き、必要のない事務作業だけが増えていき、休憩時間にはパンをむさぼり疲れて眠っています。
そんなことでは、最高のトレーニング環境を提供することができても、コミットへ繋がるためへのサービス提供、説得力や発言力は発揮されないでしょう。

大手ジムのトレーナーやカウンセラーの中には、太っている人、カラダが出来上がっていない人もいます。タバコを吸い、夜更かしをし、好きなものを食べ、トレーニングはたまにするくらいのスタッフもいます。
そんな人が担当になった時、結果は怖いものです。

本当に良いトレーナーは、フィジカルエリート、と言う訳ではありません。
本当に良いトレーナーの条件はいくつかあります。
・本気でカラダを作っている。
・自らたくさんの失敗をしている。
・コンプレックスがあったからこそ、本気で自分と見つめ合っている。
・前を向く方法を身をもって知っている。
・人の痛みを感じ取れる。
・常に最新の情報にアップデートしている。
そんなところでしょうか。

トレーニングに来るクライアントの半数以上がトレーニングが嫌いです。
そしてパーソナルトレーニングは人対人である以上、知識以上に、コミュニケーション能力や、思いやりが必要になります。

② 低糖質自殺でコミット

低糖質の闇
読売新聞の記事で、こんなものがあります。
【炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるとの研究を、ハーバード大などのグループが英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表した。
同研究グループは1991~92年、スウェーデンの30~49歳の女性4万3396人の食生活を調査し、その後平均約16年間、心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査した。
1270例の発症例を、炭水化物とたんぱく質の摂取量によって10段階に分けて分析。炭水化物の摂取量が1段階減り、たんぱく質の摂取量が1段階増えるごとに、それぞれ発症の危険が4%ずつ増えた。一般的に炭水化物を制限する食事では高たんぱく質になる傾向がある。低炭水化物・高たんぱく質のグループでは、そうでないグループに比べて危険性が最大1.6倍高まった。(2012年7月8日09時52分 読売新聞)】
と、記載されています。
長期間の研究で、4万人規模ともなると、かなりエビデンスレベルの高い研究ということであり、低糖質はもっと慎重にやる必要があるのではないでしょうか。

低糖質ダイエットは、心筋梗塞、がん、高血圧、高脂血症、動脈硬化、脳卒中、骨粗鬆症、意識障害、めまい、嘔吐、脱水症状、倦怠感、うつ、便秘、腸内環境悪化、肌荒れ、口臭・体臭悪化などのリスクがあります。

正しいやり方を知らなければ、痩せるどころか、カラダを壊し、医療費はかさみ、最悪の場合は死ぬこともあり、そんな恐ろしいダイエット方法です。

「脂質は摂ると太ってしまう」「脂質を摂らなければ痩せる」といった低カロリーダイエットのイメージから一転。低糖質ダイエットが流行ったことで、世間のイメージは、糖質を摂らないと痩せるといった流れになりました。

糖質がなぜいけないとされるのかというと、糖質を摂ると、血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。血糖値の降下と同時にインスリンは、栄養の吸収を行います。その時に糖質は、肝臓のコップと、筋肉のコップに貯蔵され、糖質の一部であるブドウ糖は通常、脳の唯一のエネルギーになり、脳で消費されます。
そして、余った糖質はどこに行くのかというと、体脂肪としてカラダに蓄えられてゆくのです。

 低糖質の常識
ここからは再確認のため、低糖質を実施した場合の痩せる仕組みについて紹介します。
筋肉内での糖質は、レジスタンス運動(いわゆる筋トレ)によって消費しますが、筋肉内の糖質がなくなった状態で筋トレをすると、カラダは体脂肪を糖質の代わり(ケトン体)に変化させてエネルギーにします。
また肝臓では脳に必要な糖質を貯蔵していますが、その糖質は13時間程度しか留めておくことができません。そのため糖質の摂取を止め、肝臓内の糖質が20gを下回ろうとすると、枯渇を防ぐために、ここでもまた糖の代わりのエネルギーをカラダにある物(体脂肪や筋肉)から作ります。
よく、糖質は○○g以内に抑えましょうというのは、こういうことがあるからなのでしょう。

だから「糖質を抜いて、糖質の代わりになるケトン体を体脂肪から作れば痩せる!」
ここまでは、少し調べれば知っている人も多いことでしょう。
普通のトレーナーも、必要があればきっと説明してくれると思います。

しかし、ケトン体という物がエネルギー中で使われる割合がどのくらいなのかは、研修では習いません。
生化学の教科書を読んでいくと、消費エネルギー中のケトン体利用率は実施期間にもよるが、およそ30~70%前後と言われているのです。
ここからが重要です。
ケトン体を作りやすい人、作りにくい人と個人差はありますが、仮に消費エネルギー中のケトン体利用率が50%とします。ではケトン体以外の50%は何から使われていくのでしょう?

それは、筋肉、血液、骨などが分解されてエネルギーになっていきます。
自分のカラダを食べてエネルギーにしていくということは、もはや自殺行為です。
筋肉がエネルギーとして使われていけば、脂肪の焼却炉でもある筋肉が減ります。
すると、後にたくさんご飯を食べた時、エネルギー消費も悪く、気づかぬうちに溜め込みやすく、太りやすいカラダになっていきます。
さらに、見た目を形成する筋肉が減るということは、あばらが見え、皮膚はブヨブヨに、見た目はみすぼらしくなることでしょう。
また、筋肉が減りに減れば、基礎代謝、体力、思考力、筋力、免疫力、すべてが低下していき、カラダの抵抗力が大幅に低下すれば、普段かからないような病気にかかってしまったり、転倒などをして怪我をしてしまったり、思考能力が低下すれば、勉強や仕事に支障をきたす可能性が出てくることでしょう。

そして、研修内容しか知らないトレーナーは、「筋肉の分解を防げば良いんだ!」と、
・タンパク質の食材を摂れ!
・肉を食え!
・低糖質はカロリーを気にせず食べて良い!
と言ってきます。

今読んでいて、言われた!となった方は要注意です。

食べろと言われて食べる。今度はどうなるのか、タンパク質が過剰になれば、腸内でタンパク質が腐敗し、腸内環境を荒らします。腸内環境が乱れれば、最悪の場合は大腸がんになります。他にも、腸内細菌の7割を占める日和見菌が悪玉菌の味方になれば善玉菌に勝ち目はなく、腸内環境の悪化は進むばかりで、痩せるのに必要なビタミン等の吸収がしにくくなり、その他栄養の活用ができず、カラダの歯車は乱れ、便秘になれば、体重増加、さらには口臭・体臭が臭くなることがあります。
または、豚肉や牛肉などを過剰に摂ることで、同時に脂質の摂取量も過剰になり、LDL(悪玉)コレステロール値は上昇し、動脈の硬化、それに伴い、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めます。

最悪の結果は、どこかの雑誌やニュースで見たことがある人もいることでしょう。

元々、糖尿病患者のために研究され、勧められてきた低糖質食事法ですが、前記の通り、長期間の糖質カットはとても危険です。
そのため、2008年の「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に公表された「ダイレクト試験」と呼ばれるとても権威のある研究では、糖質カットの危険性が考慮され、「開始から2か月間は1日糖質量20gまで、以降は徐々に増やして1日糖質量120gまで」としています。
また、脂質に関してもしっかりと注意があり、カロリー制限はなしだが、「飽和脂肪酸とトランス脂肪酸を避ける」としています。

根拠のある研究結果があるにもかかわらず、そんな無知な低糖質を目標体重まで続けるとなると、数か月かかると思います。
1か月以上、そんなことをすれば、健康被害のリスクが跳ね上がることは、もうお分かり頂けたでしょう。

③ 新コミット方法

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