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*盛書2024*

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創作大賞2024にエントリーした作品と、創作大賞感想を、自分の振り返り用として、まとめています。 2024年夏の思い出と言っても過言ではありません。
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記事一覧

盛書の余韻につつまれて【創作大賞2024の思い出】

盛書の余韻につつまれて【創作大賞2024の思い出】

同じ物を見ていたとしても

すべての人が
同じ見え方をしているとは限らない

身長だって、みんな違うでしょう?

立っているか
座っているかによっても
見え方は変わるでしょう?

誰ひとり同じ人はいないのかもしれない

唯一同じことと言えば
つくる
(なにかをうみだす)
ということをしていること

すべてにおいて
共感できなくてもいい

大切なのは

それぞれのカタチで受け取ることと

その時々を

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創作大賞応募作品の感想記事。

創作大賞応募作品の感想記事。

駆け込みで、創作大賞
応募作品の感想記事に初挑戦です。

3名(3作品)のご紹介です。

RaMさん彩りと心のしわあわせ

RaMさんの小説「彩りと心のしわあわせ」を読んでいて、
RaMさんの夢を思い浮かべました。

RaMさんの夢は、小説よりも
三カ月前に書かれた記事

「もし、いまのお仕事じゃなかったら•••」に描かれています。

小説「彩りと心のしわあわせ」の舞台となる
喫茶「カラフル」

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まるで一本の映画を観たようでした。【創作大賞感想】

まるで一本の映画を観たようでした。【創作大賞感想】

自分の作品を書き終えたら、
無性に本が読みたくなりました。

でも、本屋に行く予定もなければ、
行く時間もない。

読むことよりも、
優先的にやるべきことがあったのです。

来客予定(家の点検)が入っていたので、
一刻も早く身支度を終えて、
部屋の掃除をしなくてはならなかったはず。

そんな状態のわたしですが、
とある記事を目にして、
読んでみたい願望が抑えられなくなりました。

その、とある記事

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想いやりに包まれる。【創作大賞感想】

想いやりに包まれる。【創作大賞感想】

RaMさんの長編小説『彩りと心のしわあわせ』の創作大賞感想を書いていきます。

こちらの後書きにも書いてありますが、本当に『あたたかさ』のある作品です。

主人公は素直で優しくて木漏れ日のような感じです。
RaMさんの思いやりのある優しい人柄がこの物語にしっかりと現れています。

人の優しさに触れたい。
あたたかみを感じたい。
今の自分を変えたい。
そう思っている人や、そういう作品が好きな人にオス

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見つけた星を数えましょう(創作大賞2024感想とあとがき)

見つけた星を数えましょう(創作大賞2024感想とあとがき)

note創作大賞2024の投稿期間が終わりました。

約3ヶ月くらいでしたが…なんだかお祭帰りのような余韻とさみしさを感じますね。

今回、私は創作漫画部門で1作だけ参加しました。

 フルカラー、125ページの大作。
 ドラゴンと少女の友情物語。どんな存在だって、いつからでも生き方を選べるし、良い友達はきっと支えになる。そうして選んだ未来は、すべてが報われるとは限らないけれど、それでも尊い何かは

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〖感想〗彩りと心のしわあわせ/RaM

〖感想〗彩りと心のしわあわせ/RaM

RaMさんの創作大賞2024お仕事小説部門エントリー作品
「彩りと心のしわあわせ」
のネタバレ感想です。

「彩りと心のしわあわせ」感想

私は話の登場人物それぞれに寄り添いながら物語を追っていく癖がある。
RaMさんのこの話も、途中まで寄り添いやすい人物は誰か、探りながら読んでいた。

ストーリーを大方知っていて読み始めた訳でもなく、いつもお名前を見ているRaMさんが創作大賞に作品を出していたの

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完全に、終始エンタメでした。【創作大賞感想】

完全に、終始エンタメでした。【創作大賞感想】

わたしが勝手に仲良くさせていただいている
と思い込んでいる、ステキなnoterさん。

蒔倉 みのむしさんを知ったきっかけは、
伊藤翼さんのこの記事だったなあ…と
改めて思い出しました。

わたしにとって、蒔倉さんの作品といえば、
食後のデザート付きのお食事コースな
イメージなのですが、

そんな蒔倉さんが、
創作大将(コニシ木の子さん)を応援すべく、
長編小説を執筆されました。

この作品のおも

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花嫁の気持ちが繊細に綴られる、心打たれたエッセイ。

花嫁の気持ちが繊細に綴られる、心打たれたエッセイ。

いろいろな創作大賞のエッセイを読んでいて、特にRaMさんの『注目されたくない願望強めのわたしが、花嫁になった日。』に共感したので、感想文を書いてみます。

はじめに。

感想文を書く立場から少し。創作大賞の作品を読みにいっているのですが、必ずしも感想をもとめている人ばかりではないんですね。中には、自分が書きたいから書いているという人もいて、感想を書くのをためらっていました。

RaMさんは、以前か

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【創作大賞感想】 RaMさんの『彩りと心のしわあわせ』

【創作大賞感想】 RaMさんの『彩りと心のしわあわせ』

おばあちゃん子だった私にはけっこう刺さりました。めちゃくちゃおばあちゃんに会いたくなりました。13年前に他界しましたけど。

もし読んでいない人がいたら、ぜひ読み終えてからこの感想文を読んでいただきたいです。

この感想文はネタバレしまくっていますので。何も知らずに読んで欲しいです。

ちなみに今の今まで、タイトルの「しわあわせ」を勝手に「しあわせ」だと思っていました。すみません。

えー、正直に

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長編小説を書いてみたら | 執筆裏話を公開します。

長編小説を書いてみたら | 執筆裏話を公開します。

こんにちは。RaMです。

約2週間にわたって、公開してまいりました
長編小説『彩りと心のしわあわせ』でしたが、
とりあえず書ききりました!!

お付き合いくださったみなさま、
本当にありがとうございました🍀

主人公や登場人物に感情移入しながらも、
まずは、物語として完結させようと
今出せる力は出したつもりです。

ご興味ある方は、
こちらのマガジンに全話を入れておりますので、
どうぞご覧くだ

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幸せには、それぞれのカタチとカラーがあるんだよね。【創作大賞感想】

幸せには、それぞれのカタチとカラーがあるんだよね。【創作大賞感想】

わたしは、生涯経験することがなさそうだな…
と、微かに思う。

5人の子育てをされながら、
お仕事もされているママnoterさん。

日頃から、投稿を読ませていただいていて、
わたしは、すっかりshiiimoさんファンです。

過去にも、shiiimoさんの記事を読んで、
号泣したことがあります。

その時のことを
記録しておきたくて、
ついつい記事にしたこともありました。

※こちらの記事は、本

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彩りと心のしわあわせ【第15話】想いをつなぎ、紡ぎ続けて

彩りと心のしわあわせ【第15話】想いをつなぎ、紡ぎ続けて

*この物語のはじめから読む*

*第14話を読む*

【第15話】想いをつなぎ、紡ぎ続けて

5月に入り、新体制での営業が始まった。

基本的に、厨房は律輝さん、ホールと会計はわたし、ホールの提供手伝いと庭の整備などをるいさんが担当して、回し始めた。

そして、たまに、るいさんは、先生になる。

特に宣伝もしていないのだが、そうたくんの周りからの口コミが口コミを呼んで、勉強を教えてほしいという親子

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彩りと心のしわあわせ【第14話】こころをひらく

彩りと心のしわあわせ【第14話】こころをひらく

*この物語のはじめから読む*

*第13話を読む*

【第14話】こころをひらく

「あやめ、ただいま〜。ここなちゃんと一緒に来たよ」
律輝が、彩芽に声をかけると、玄関まで出てきてくれた。

「お邪魔します。あーちゃん、休んでただろうに、急にごめんね。」

「え、全然大丈夫だよ〜。今日は特に調子良さげだったし!」

申し訳ないと思っていたから、お世辞であっても、そう言ってくれるのはありがたい。

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彩りと心のしわあわせ【第13話】やってみたことで得られた宝物

彩りと心のしわあわせ【第13話】やってみたことで得られた宝物

*この物語のはじめから読む*

*第12話を読む*

【第13話】やってみたことで得られた宝物

るいさんと約束した水曜日。
ちゃんとお店に来てくれたるいさんは、いつものコーヒーを飲みながら、そうたくんが来るのを待っていた。

15時を回ろうとしたその時。
ママに手を引かれて、そうたくんがやってきた。

「こんにちは。今日もわがままを言って、すみません。いつもよりは、早く戻ってこれそうなので、それ

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