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2021年4月の記事一覧
【愛しい人との1ヶ月】 #685
僕は癌のステージ4と診断され余命は6ヶ月であると申告された
これは早まる事もあるし
もう少し長く生きれるかもしれないけれど
そんなには長くは生きられないだろう
初めて宣告を受けた時は頭が真っ白になったし
なぜ自分がとパニックになり普段は感謝も祈りも捧げた事ない神に八つ当たりしたり
だからと言って現状が変わるわけでも無い
最初の1ヶ月間は前向きと後ろ向きの連続で自律神経がおかしくなりそうになっ
【最後の最初】 #681
世界の最初があれば
僕の最後の最初もきっとあるに違いない
ただ不明なのは
それは死んでからしか分かりようが無い
計画的によしこれを最後の最初にしようと決めて
やった後に自死(自殺)すれば
自分で最後の最初は決めれる
しかし
それの為だけにまだ生きれる命を捨てる程の勇気と決断力は無い
だから
いつやって来るかも分からない死が訪れるまで
僕は色々な新しいに出会い
体験して感動する
人だったり
【僕の場合】 #680
とある国の
とある村で
とある時代に
僕は生まれた
お父さんに憎くても絶対に
人を殴ってはいけない
人を殺してはいけない
そう教えられてきた
僕が14歳の時に内紛が起こり
お父さんは敵対するグループに殺されてしまった
村では自警団と称して兵隊を作った
10歳以上の男は皆んな強制的に入れられた
そこでは敵対するグループを見つけたら必ず撃ち殺せと命令された
人を殺しちゃいけないのに
でも
【1958年の黒】 #679
僕は赤ちゃん
僕は赤ちゃんだから頭の中は真っ白
いや違う真っ白どころか透明だ
だから言葉も分からないし
感情の起伏も感覚だけで表している
言葉は無いけど「好き」「嫌い」「痛い」「お腹空いた」「眠たい」「楽しい」そんな感覚はあると思う
「恨み」「嫉妬」「憂鬱」「切ない」「劣等」「誇り」とかの感覚は無い
こういうものは成長するに従って大人たちが教えてくれるものだ
他の赤ちゃんも皆んな一
【例えばこんな未来】 #678
「やっと機械の体が手に入る」
「何言ってんだ?」
「機械の体が手に入ったら
永遠の命を手にしたのも同然だ」
「オマエはアホか?
考え直せ」
「なんでよ」
「世の中は常に進歩してるやないか
今は最新やと思ってる体も
1年か2年も経たん内に古なるで」
「バージョンアップしたらええんとちゃうか?」
「確かにソフト面はそれで済むやろけど
ハード面はどうする
極端な話で言うとなんでも流行りすた
【組織と人間】 #677
同じ職場で同じ業務をするよう上司に言われた
彼女は3期下の後輩
僕とは違ってハキハキしており仕事もでき上司に好かれていた
僕はどちらかというとノンビリしたタイプで
上司に嫌われている訳では無いが
大して好かれていると言う訳でも無い
そんな僕たちがある取引先での仕事でヘマをしてしまった
取引先の担当者は自分たちにでは無く会社にクレームを付けてきた
上司には自分たちから報告しようと帰社した時にはもう
【難民申請】 #676
「どうか日本へ強制送還するのだけはやめて下さい」
「お気持ちは分かりますが本国の規定では難民申請は3回までとなっています」
「しかし今日本に帰ったら自衛軍に捕まり収容所に入れられるか
もしかしたら殺されてしまうかも知れません
お願いですなんとか特別措置をお願いします」
「仰ってる事は分かります
しかし本国の規定に従わざるを得ないんです
私は一介の職員でしか無いんで
どうにも出来ません」
「
【少女A】 #675
少女は学校も家も何処にも居場所が無い
そんな気持ちでいっぱいであった
たまたまSNSで知り合ったお兄さんが
とても親切でしかも境遇が似ていた事から
2人は急接近した
住んでいる場所もそれ程遠くなく
一度会ってみる流れになった
少女は11歳
お兄さんは27歳
お互いが行く事ができる場所を選んだ
事前に画像を送り合っていたので
直ぐに出会えた
2人は喫茶店に行き
お茶を飲みながら色々と話をした
【お母さん】 #674
うちのお母さんはセレブに弱い
ブランドに弱い
自分の弟家族がプチセレブなので
扱いが全然違う
色々貢ぐ
見返りを求めて
見返りを求めちゃうからアカンのよねぇ
ちょっとでも思っていた見返りじゃないと
悪口を言っている
それを見ている僕は情け無い気持ちになる
しかしお父さんは違う
お父さんはお母さんの事がとても大好きで
お母さんの言う事に同調する
一緒になって悪口を言う
お母さんはおかしな事を言う