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蝶に教わる「相手と交流すること」

みなさん、こんばんは。綺羅です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


今、天気は晴れていて、日も照っているのですが、雷が鳴り響いているという、不思議な状態です。

天気予報では、夕立の注意が促される地域もあったので、雨で洗濯物が台無しにならないように注視していたいと思います。

記事を書き終えるまで天気が持つかもしれないし、持たないかもしれない。

天気との「かけひき」です。


またいずれ、新たな友人との出逢いを、このnoteに綴る予定でいるのですが、その友人と仲良くなるために、まるで人との関係を構築していくかの如く、交流を重ねています。

まさか、こんな小さな存在を相手に、そうしたステップを丁寧に踏んでいくとは思わなかったのですが、とても勉強になりました。

人間相手の生物以外でも、

ただ”交流回数を重ねる”だけではなく、適切な距離を保ち相手に寄り添うことの大切さ

を、学んだのでした。



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先週辺りから、家の庭には、アゲハ蝶さんがいらしています。

実は、私は自分の肉眼で、アゲハ蝶をまともに見たのは、これが初めてなのです・・・。

蝶でよく見かけるのは、ベニシジミや、モンシロチョウ、モンキチョウが多かったのですが、今の所、そのアゲハさんとは、ほぼ連日、同じ場所で出逢うのです。


退職して、庭に出る楽しさを見出していた私は、初めてアゲハさんを見た時、スマホを手に持っていました。

そのアゲハさんと出逢う前までにも、いろいろな虫の友人たちと出会い、写真も撮ることができていたので、同じテンションで近づいてしまったのです。

「こんにちはー。・・・写真撮らせて欲しいんですけれど」

あいさつもして、お断りを入れたので、写真をきっと撮らせてもらえると、思っていたのだと思います。

ところが、カメラを構えると、「見られている」という気配を察知したかのように、シャッターを押す寸前で、逃げられてしまうのです。

え!なんで?!あいさつもしたし、お断りしたよ?!と、自分の何がいけなかったのかを、頭をフル回転させながら振り返ります。

その振り返りの間も、カメラを構えたまま、アゲハさんを追っていたのですが、ひらひらと空に舞いながら、高い場所へ逃げられてしまったのです。


ええー?何がいけなかったんだろう・・・。

創作活動をしながら、自分の行動をじっくり考えてみることにしました。

その反省で考えたのは、自分自身が、写真を撮られる立場なら、どう考えるだろうと、想像してみました。



🦋

近年、「肖像権」という権利が、著名人を中心に知れ渡るようになりました。

去年辺りに話題にもなったことですが、京都祇園で、舞妓さんが観光客の方に、無断で写真撮影をされるという事案がありました。

無断で容姿を撮影されることに対する、精神的苦痛を受けないようにするための権利です。(簡単な説明ですみません)

この「肖像権」は、私たち一般に生活している人間にもあるもので、日本国民全員がその権利を有しています。

写真を撮る前から、カメラを構えつつ「写真を撮らせて欲しいです!」という行動は、多くの方が「嫌悪感」を覚えられると思います。

その場で、相手に「肖像権(プライバシー)」の保護にについて指摘される方もいらっしゃるだろうと思いますが、「いやいや、はじめに撮影することを断って、その後に許可を得てから撮影だろ!」と、心の中で言って、後々まで嫌な気持ちを引きずる方も、いらっしゃいます。

これは「”人間”対”人間”」の話なのですが、この状態を

敢えて「”私”と”アゲハ蝶”」で、置き換えてみました。


・・・そりゃあ、こんな巨大な生物(人間)に、もし捕まえられたら怖いし、解剖でもされようものなら、命の危機だ。

自分たちのコミュニケーション方法では意思疎通ができないし、何か(カメラ)を持ってて、あれで捕まえられたら、自分は無事でいられないかもしれない・・・。


こう考えて、アゲハ蝶が、さっと急いで逃げて行く気持ちが分かりました。

人間同士ならば、言葉が使えますし、他にジェスチャーや距離を取ったりして「敵意がないこと」を伝えやすいですが、相手は、言葉も使わなければジェスチャー等も通じません。

とすれば、私が最終的に考えたのは、

「ただ、同じ場所に居続ける」

ことでした。

カメラでの撮影準備をすること無く、行き先を追うわけでもなく、アゲハ蝶が好きでいつも来る場所に、ただ存在していようと考えたのです。


その同じ場所に、何もせずに居続けて4日ほど経った頃でした。


アゲハ蝶から近づいてきてくれるようになったのです。

向こうが安心してくれたのかどうかはわからないですが、目の前に止まって、お写真を撮れる時間まで設けてくれます。

もちろん、写真を撮る前は許可をいただきます。

「虫相手に、そこまでする?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、

「小さきもの」との「思い込み」だけで、自分に”のみ”、都合良く物事を解釈する自分を、戒めることとなったのです。


参考までに、下のサイトが「肖像権」について、要点を解説してくれているので、興味のある方はご覧ください。



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人間同士だと、意思疎通のための方法をたくさん持っていますが、それゆえに、「交流の質」を大切にしていきたいなと、思うのです。

それは、交流の回数を”ただ重ねる”だけでは、大切にできないと思っていて、回数を重ねつつ、相手が自分に対して「関わって欲しい」と思ってもらえるような距離感と、交流の仕方を、何度も試行錯誤するしかないと、私は考えています。


相手と親しくなればなるほど、どこかで「これくらいの態度でも分かってくれるだろう・・・」と思い、その関係を保ってきた「質」を疎かにしてしまいます。

その関係性を、生かすも殺すも、自分がその相手に対する「交流」の試行錯誤次第

だと思っています。

結果として、自分に合う人もいれば、合わない人もいます。

ですが「合わないから」といって、自分の距離感が合わない相手を責めるのは、違うと思うのです。


私は、相手との関係性を築くのに「相手のことを考えるのは面倒くさい」とは言えないです。

その相手がいてこそ、自分以外の人と関係を築いていくことができますし、

自分の思い描く、人生の「楽しい」「嬉しい」「幸せ」をさらに実感することができる

と、信じています。



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トップ画像はこばさ様からお借りしました!

ありがとうございました。


みなさんからの、「スキ」「コメント」「フォロー」は、創作活動の励みになります。

この記事にお時間いただき、ありがとうございました。


それでは、今日はここまでです。

みなさん、いい夜をお過ごしください!

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