オリタタクヤ|すき焼き師
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目盛の細かさが、成長をつかむ網
成長には受け取り力が重要です。
以前、2人の経営者からそんな話を聞きました。
シェフはよく目盛の細かさの話をします。目盛の細かさとはどれだけの可能性を想定できているか、だと思います。
例えば、一つの仕事でも新しいプロジェクトを進行する上で。
まずはやるべきことを洗い出していく必要があります。出てきた項目について、いつまでに、誰が、どうやって進めていくか、を決めていく。
その時の、洗い出し方と
おいしい男になるために
久しぶりにシェフと会った。
変わらず、むしろ以前にましてほとばしる情熱を纏いながら、鋭利な言葉で本質を突かれる。
もっとヒリついてけよ
ふつうになるなよ
一言ひとことが胸を突き刺す。
眠れない。感情がうごめく。
帰りの電車も、家に帰ってからも、ずっと考えていた。
痛いところを突かれて、居心地が悪かったんだと思う。
ヒリついてない?そんなことない。
いや、そんなことあるのかもしれない。
ぐる
日本一のすき焼き図鑑 初刊
1月24日はすき焼きの日。
遡ること675年、天武天皇が発令した肉食禁止令。そこから、1200年の時を経て明治5年(1872)に、明治天皇が牛肉を食しました。そこから日本の牛肉文化が色づいてきたとされています。
とはいえ、家畜として有用であり、身近に存在した牛や馬などを全く食べていなかったわけではないようです。
なぜ牛肉をはじめ肉食が解禁されたか?それは、欧米人と日本人の体格の違いに圧倒され
すき焼きを、さらに化けさせる
わたしが働くのは、すき焼きをコースで提供する″すき焼きレストラン″㐂つね。
それは、料理、ドリンク、サービス、しつらえ細部にこだわり抜き、すき焼きを通して感動をもたらす体験を提供する、といった意志の表れです。
2021年4月14日にオープンし、2年8ヶ月が経ちました。
㐂つねのこれからを考える中で、ここでひとつ新しいチャレンジです。
すき焼き″割烹″として、生まれ変わります。
なぜ、私たち
おいしいがもたらす息吹
料理の力を信じている。
ものさしは人それぞれであるとは言えど、おいしいは、年齢性別環境を問わず、人を幸せにする。
日々のエネルギーを生み出すまいにちの食事は身体を満たすおいしさだし、とんでもない食体験は感動を生み出し精神補給になる。
知れば知るほど、比較対象ができる。
すると、感動のハードルは上がるのではないだろうか。だからこそ、超えてきたときの感情はかけがえのないものだ。
あらためて、お
化物語は、はじまったばかり。
明治初期、西洋の文化が日本に持ち込まれ、新しい日本が産声を上げました。
文明開化。
辞書にはこう書かれています。
僕がはたらくのは、すき焼きレストラン「㐂つね」。
店名の由来は、文明開″化″から来ています。
文明開化の象徴である、すき焼き。
国民食であり、ハレの日の定番です。
すでに抜群においしい料理。
もう完成されたスタイルであろうすき焼きも、sioのフィルターを通して覗いてみれば
未開の味を旅しよう、旨味のリュックサックを背負って。〜すき焼きトーバーライス〜
旨味はリュックサック。
旨味があればあるほど、いろんな味が詰め込める。
オーナーシェフの鳥羽はこう言います。
しっかりとした旨味があると、その他の甘味、苦味、酸味をたっぷりと受け止めることができます。
甘じょっぱいすき焼きはバックパッカーばりのリュックサックです。さまざまな食材と手をつなぎます。
20種類以上のパーツで成り立つ、トーバーライスのメインの具材としてうってつけの食材でした。
今
まだ見ぬだれかを照らす、迷子のことば。
さらけ出した文章が綴られた本を読んだ。
なんだか、共感しかなかったんです。
伝えたいことがあると、思わず書きたくなります。
やっぱり言葉は、伝えるためにある。
その本はまだ見ぬ誰かのために書いたことで、きっと自分のためにもなっている。
一つ間違いないことは、私のために書いた手紙ではもちろんない。なのに、針で刺されたように痛む一文も、じんわり身体を温める一文もある。鍼灸のようなことばたち。
ぼくは3年前からファンだった。そして、
厨房内は毎日が酷暑日2019年8月、一つ星レストランのカウンターの中。人が通るにはぶつかるしかないほど恐ろしくコンパクトな厨房。真夏はなんと40℃近くまで気温が上がります。コップに入れた氷もあっという間にとけるほどに灼熱。
慣れない仕込みを何とか終えて、17時前。
照明は薄暗くなり、ムーディーな店内。
「こんばんは。」
お客様が入店します。予約表から名前を確認し、客席にご案内。来店のお礼を伝
新定番・洋食酒場では「あなたの背徳感」がスパイスに。
焼肉トラジのアイスキャンディを食べたことがあるだろうか。
キンキンに冷えたビールで喉を潤したら、厚切りタンを焼き、サンチュも手に取りナムルやキムチとともに巻く。一口で食べると肉汁がいっぱいに広がる。
〆にスンドゥブを飲み干したのち、ゆっくりしているとアイスキャンディーの出番だ。
サービスで出している素朴で冷たいミルクアイス。たしかトラジオリジナルのパッケージである。あれがなんとも言えない幸福感
怒り、という人間のガソリン
かつて、言いたいことを言えない子どもでした。
考えていることがあってもどうしても黙ってしまう。親の前で1時間以上、何も言わずにいた事もあります。
月日が経ち20歳を超えても、社会人になっても、人に対して何か思っても感情をぶつけることが苦手な時期がありました。(周りからはどう見られてるのか、分かりませんが)
そう、僕はあまり怒れなかった時期があります。
それはなぜか?
ムカつくことはあって