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目盛の細かさが、成長をつかむ網

成長には受け取り力が重要です。

以前、2人の経営者からそんな話を聞きました。
シェフはよく目盛の細かさの話をします。目盛の細かさとはどれだけの可能性を想定できているか、だと思います。

例えば、一つの仕事でも新しいプロジェクトを進行する上で。

まずはやるべきことを洗い出していく必要があります。出てきた項目について、いつまでに、誰が、どうやって進めていくか、を決めていく。
その時の、洗い出し方と割り振りの網羅具合こそが目盛の細かさのように思うのです。

誰しも″知らないこと″はできません。突然目盛が細かくなることもありません。

日々の訓練が必要です。
目盛を細かくするために必要なことが受け取り力です。

網戸の目が大きければ全て通り抜けて部屋中がクズだらけ虫だらけになってしまいます。
それが、トラブルの元になるのです。

目を細かくすることで失敗の種をつぶすことができます。


目を細かくすることが、日常の中でキャッチできる情報の量を増やします。

さらに目盛の細かさにはアウトプットにも効果的です。

アウトプットには必ず検品が入ると思います。
例えばツイート1つだって、そうです。

画像が適切かどうか。構図は?色味のバランスは?そもそも画像がいるのか。

140文字いっぱいに情報を詰め込むために、必要な情報が網羅されてるか、情報の足し算・引き算は適切か。

140文字いっぱい使うのが正しいのか。
そもそも、使うべきはX(Twitter)なのか。
世の中の雰囲気と合っているのか。
誰に向けたものなのか。

検品作業は、自らが作り出せるチェックリストによって、精度が変わります。

もちろん、料理だってそう。

カットしかり、盛り付けしかり、味付けしかり、どれだけ細かく分解した実績があるかによって、チェックリストが変わります。

細かく分析した実績こそが目盛りの細かさであり、それが重なり高性能な網になる。

結論、目盛の細かさがインプット量を増やし、アウトプットの質につながります。

そして、より良くするために、常に疑うことを忘れないこと。
作業と呼ばれるような反復ではなく、仕事といえる継続ができる人でありつづけたいものです。

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