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おいしい男になるために
久しぶりにシェフと会った。
変わらず、むしろ以前にましてほとばしる情熱を纏いながら、鋭利な言葉で本質を突かれる。
もっとヒリついてけよ
ふつうになるなよ
一言ひとことが胸を突き刺す。
眠れない。感情がうごめく。
帰りの電車も、家に帰ってからも、ずっと考えていた。
痛いところを突かれて、居心地が悪かったんだと思う。
ヒリついてない?そんなことない。
いや、そんなことあるのかもしれない。
ぐる
おいしいがもたらす息吹
料理の力を信じている。
ものさしは人それぞれであるとは言えど、おいしいは、年齢性別環境を問わず、人を幸せにする。
日々のエネルギーを生み出すまいにちの食事は身体を満たすおいしさだし、とんでもない食体験は感動を生み出し精神補給になる。
知れば知るほど、比較対象ができる。
すると、感動のハードルは上がるのではないだろうか。だからこそ、超えてきたときの感情はかけがえのないものだ。
あらためて、お
未開の味を旅しよう、旨味のリュックサックを背負って。〜すき焼きトーバーライス〜
旨味はリュックサック。
旨味があればあるほど、いろんな味が詰め込める。
オーナーシェフの鳥羽はこう言います。
しっかりとした旨味があると、その他の甘味、苦味、酸味をたっぷりと受け止めることができます。
甘じょっぱいすき焼きはバックパッカーばりのリュックサックです。さまざまな食材と手をつなぎます。
20種類以上のパーツで成り立つ、トーバーライスのメインの具材としてうってつけの食材でした。
今
ぼくは3年前からファンだった。そして、
厨房内は毎日が酷暑日2019年8月、一つ星レストランのカウンターの中。人が通るにはぶつかるしかないほど恐ろしくコンパクトな厨房。真夏はなんと40℃近くまで気温が上がります。コップに入れた氷もあっという間にとけるほどに灼熱。
慣れない仕込みを何とか終えて、17時前。
照明は薄暗くなり、ムーディーな店内。
「こんばんは。」
お客様が入店します。予約表から名前を確認し、客席にご案内。来店のお礼を伝
新定番・洋食酒場では「あなたの背徳感」がスパイスに。
焼肉トラジのアイスキャンディを食べたことがあるだろうか。
キンキンに冷えたビールで喉を潤したら、厚切りタンを焼き、サンチュも手に取りナムルやキムチとともに巻く。一口で食べると肉汁がいっぱいに広がる。
〆にスンドゥブを飲み干したのち、ゆっくりしているとアイスキャンディーの出番だ。
サービスで出している素朴で冷たいミルクアイス。たしかトラジオリジナルのパッケージである。あれがなんとも言えない幸福感
僕らが大事にすべきは「気持ち良さ」である
″その「体験」にお金を払う価値があるか?″
当たり前のことでも、人によって、タイミングによって、刺さる言葉が違う。
3週間の大阪出張の帰りに何気なくTwitterを見ているとみる兄さんが書いた記事が目に飛び込んできた。
バルミューダの製品は持っていない。
しかし、以前から気になっている。
だが、手を出せていない。
一人暮らしの男にとって、決してホイホイ買える商品ではない。
それでも、同世代
鳥羽シェフが考えた丸の内o/sio新名物コクミートのトリセツ
コクミート、はじめて聞く方もいるかと思います。
言ってしまえば、ミートソーススパゲティの上位互換。
コクミートこそ、究極のミートソーススパゲティです!
2021年9月、コクミートを主体にリニューアルオープンし、業態を肉イタリアンとしてスタートさせたのが功を制し、連日満席頂ける繁盛店に成長していきました!(地に足つけてまだまだ頑張ってます)
そんなo/sioの新定番!コクミートの魅力について徹底
キング・オブ・ポップを目指して
キング・オブ・ポップと聞いて何を思い浮かべるだろう。
多くの方は、マイケル・ジャクソンだろう。
ポップミュージックの王様、人々は愛と敬意をもってそう呼ぶ。
世界ならマイケル・ジャクソン、日本ならサザンオールスターズ。
(個人的には、Mr.Children。「彩り」が好きな人と語らいたい。)
ポップとは、大衆、弾けるさま、のことである。
ポップミュージックの代表的な曲といえば、マイケル・ジャ
イズムを体現する舞台 |o/sio のトリセツ
2019年10月10日、o/sioは生まれた。
一年経って感じていることは、
o/sioとは、僕らが″料理人″であることを
体現する舞台なのである。
どんな料理も美味しく作るというのが、僕らのスタンス。
500円のプリンから、2万円のコースまで。
どんな料理も尊く、難しい。
日常使いにも、特別な日にも、料理を通して幸せの分母を増やすのが僕らの使命である。
イタリアン、フレンチ、和食。
チキントーバーライス取扱説明書
『sioのイズム』マガジンへようこそ、
イズム宣教師のオリタです。
sio株式会社で料理人をしながら、広報したり、#おうちでsio ラボラトリー長をしています。
最近はホールもやらせていただき、さまざまな経験を積みつつ、レストランに必要な総合力を鍛える日々です。
僕らの料理はイズムがある。
そんな話をnoteで書いてきました。
僕らは、美味しいではなく、心地よいを目指しています。
それを実
#感動ズッキーニ のつくり方
これまで何とも思っていなかったのに、ふとした瞬間の意外な一面。ギャップにときめき、踊る心。
今年の夏、ズッキーニに恋をしました。
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夏野菜の定番であるズッキーニ。この季節になるとスーパーでは大量に見かけます。
ズッキーニはキュウリのような見た目ですが、キュウリ科ではなく、かぼちゃの一種とのこと。味わいはたんぱくなのでプラットフォームになる野菜です。
肉質はシャキではなく、もっと身が詰