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車のライトはつけっぱなしでもいいらしい
たまに、昼間のドライブで車のライトをつけっぱなしで走っていることがある。うっかり点けたままなのだが、対向車に「ついたままだよ」と合図を送られることがある。そんな時は独り言で「すいませーん」と言いながら、ライトを消す。
3年前、スイス人が我が家に2ヶ月ほどホームステイをしていた。数週間経ったある日、日本の車のライトについて質問してきた。
「なんで日本人はライトをつけたり消したりするの?スイスだと
怠けるのは意志が弱いからじゃない
刺激が足りない時に怠ける。決して弱い人間が怠けるのではない。
逆にやる気がある時を思い出してみる。おもしろい映画を観たとき、美味しいご馳走を食べたとき、旅の帰り、人との出会い、人との別れ。
子どもからの大好き、お風呂に浸かっているとき、車の運転中、テレビのドキュメンタリー。
日常の中の刺激もあれば非日常の刺激もある。それらをブレンドしながら生きていけたら、きっとやる気に満ち溢れた毎日になる。
思えば移住して4年が過ぎた。
移住をしたのが2019年。70歳で出会ったおばあちゃんが来月、74歳になるという。
移住当初、1㌔以上散歩していたおじいちゃんも、御年96歳になり、200㍍圏内しか歩けなくなっている。昨年田んぼを貸してくれたおじいちゃんは年末に亡くなった。
田舎は廃れたと嘆く人がいる。4年の間に少しずつ、確かに時間が進んでいる。大切なものがぽろぽろとこぼれ落ちている。
自分にできることはなんだろう?そもそも
地域のマイナスを言えるようになりたい
私が暮らす小田の星空は綺麗だ。夏になれば天の川が見えるし、天然のプラネタリウムのようだ。しかし小田の中で商店街の通りだけ全く星が見えない。数年前に電灯をLEDに変えた際、東京よりも明るいのではないかと錯覚するほどに明るくなった。「安全のため」「防犯のため」とさまざまな意見を交わしたと聞く。
よそから来た人間からすれば「もう少し暗くしたらいいのに」と思うが、言えないでいる。地域貢献の少ない新参者が
おばあちゃんが元気なうちに田舎暮らしを学びたい!
小田に移住してから「暮らしの違い」に出会う。夕暮れに煙を上げる薪風呂の家庭、おみこしや獅子舞が出る秋祭り。ニュータウン育ちの僕にとって、非日常のような暮らしが小田では当たり前に営まれていた。
昔っぽい暮らしが大きく変わったのは1965(昭和30)年ごろ。エネルギー革命、家電の3種の神器、高度経済成長などを経て、全く異なる暮らしに置き換わった。
今の子どもたちは焚き火ができる子が少なく、親世代も