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おばあちゃんが元気なうちに田舎暮らしを学びたい!

小田に移住してから「暮らしの違い」に出会う。夕暮れに煙を上げる薪風呂の家庭、おみこしや獅子舞が出る秋祭り。ニュータウン育ちの僕にとって、非日常のような暮らしが小田では当たり前に営まれていた。

昔っぽい暮らしが大きく変わったのは1965(昭和30)年ごろ。エネルギー革命、家電の3種の神器、高度経済成長などを経て、全く異なる暮らしに置き換わった。

今の子どもたちは焚き火ができる子が少なく、親世代も田畑を耕せない人が多い。長い年月をかけて培われた地域に合った暮らしは、この60年であまりに失われた。かつての暮らしを体現できるとされている団塊の世代が動けなくなったとき、日本の田舎の衰退に拍車がかかるかもしれない。

運営するどい書店のコンセプトは「おばあちゃんちよりもおばあちゃんち」。築100年ほどの古民家で田舎料理や田植え、しめ縄など、近所の年配の方から暮らしを教わるイベントを開いている。

都会の生活も大好きだが、たまには田舎でのんびりしたい。田舎が元気ということは都会の人の暮らしも豊かにする。燃料の高騰やウクライナの戦争を思うと、輸入品に頼った近代的な生活がいつまで続くかわからない。地域で培われた暮らしも教わることで田舎の元気を増やし、今より豊かな生活をつくっていきたい。

若者世代の多忙は身に沁みてわかるが、じいちゃん・ばあちゃんが元気なうちに、暮らしを営むための知恵をたくさん学んでおきたい。

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