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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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2019年10月の記事一覧

肉親を突然喪った人に対し、何を「すべきでない」か。

肉親を突然喪った人に対し、何を「すべきでない」か。

友人が、肉親を亡くして苦しんでいる。

自分も2014年に、死因は異なれど親を亡くしている。その時に経験したことを思い出しながら、「遺族として、やってほしくないこと」を書き記してみようと思う。

誰もが、いずれ肉親を喪う。タイミングは選べない。いきなり状況が激変した場合、周囲との圧倒的な情報格差が生じる。「自分の苦しみを、誰にも理解してもらえない」という考えに落ち込みやすい。

同様に、周囲も「ど

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マールのビッグラブ相談室 第二回「いつか会っていただいて、珈琲でも飲みながら、お話を聞かせてもらえないでしょうか?」

マールのビッグラブ相談室 第二回「いつか会っていただいて、珈琲でも飲みながら、お話を聞かせてもらえないでしょうか?」

インスタグラムのDMに寄せられる相談に脱線しながらもビッグなラブで真摯に答えていくコーナーをnoteでより長文でやってみることにしました。

これもともとインスタのストーリーで返信してたんですけど、まともに向き合っていると時間もかかるしで辛くなってきたんですがnoteにあげることで一つのコンテンツになりそうなので運用変えてみます(試着会でも面と向かって「相談コーナー大好きなので頑張って続けてくださ

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早く本人に伝えないと、と、ボクは焦る

早く本人に伝えないと、と、ボクは焦る

まだ和田誠さんが亡くなったショックを引きずっている。

ボクの中では山本夏彦さんが亡くなったときや丸谷才一さんが亡くなったと同じような喪失感である。

似たような喪失感を、山口瞳さんのときも、吉田秀和さんのときも感じた。小室直樹さんのときや黒田恭一さんのときや池田晶子さんのときも似ている。須賀敦子さんや向田邦子さんや立川談志家元のときも少し似てるかな(ちょっと違うんだけど)。

ちょっとキザっぽい

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僕らはすでに恵まれている

僕らはすでに恵まれている

もしも、親が裕福な資産家に生まれて、どれだけ挑戦して失敗したとしても食うに困る事がないと保証されていたら?

自分だってもっとアレもコレも挑戦できてる、そう思ったりしませんか?

メディアに出ている若手起業家の親が某有名企業の役員だったりして、起業する時の資本金を出してもらっていたり、コネの効く顧問弁護士やアドバイザーやパトロンがついていたりしたら、そりゃうまくいくよね!って思っちゃったりしません

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図解 システム化とアドリブのよい使い分けとは?

図解 システム化とアドリブのよい使い分けとは?

世の中をみると、官僚的なシステム化と現場主導のアドリブ、二つの世界観に二分されがちです。本当は両者の中間がベストなのに、どうしても片側に寄ってしまうようです。

偏る原因は、おそらく両方が得意な人が少ないため。

このためシステムとアドリブの住み分け、バランスの取り方を人に説明するのは難しいものです。僕も長く悩んでいましたが、最近、ようやく頭の中でメンタルモデル化できました。

岩として考えるシス

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浪人の一年間は本当に貴重な一年間だった

浪人の一年間は本当に貴重な一年間だった

先週、浪人時代の予備校の先生の言葉をnoteに書いたこともあって、ちょっと「思い出しモード」になっている。

ボクは大学受験を失敗し、浪人した。
そして、この浪人の1年間があったことに、本当に感謝している。

もちろん、翌年、曲がりなりにも志望校のひとつに受かったから言えることではある。結果論だ。でも、結果論とはいえ、とても感謝している。

なにをって?

「ちゃんと自分と向き合って努力する時間を

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凡人の凡人による凡人の為のSNS戦略

凡人の凡人による凡人の為のSNS戦略

先日、吉祥寺のお店で月イチで行なっているイベントにいらして頂いた方にこう聞かれたんです。

「私はいたって普通の妻子持ちのサラリーマンで、これといった特技や、極まった趣味もありません。そういう場合、SNSってどう使えばいいんですかね?」

これ、たぶん多くの人が当てはまる事なんじゃないでしょうか?

なので、改めてちゃんと考えてみようと思ったんですよ。

もともと僕はデザイン系の高校→デザインの専

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量ではなく「質」で承認欲求を満たすために必要なこと

量ではなく「質」で承認欲求を満たすために必要なこと

10月24日に神楽坂モノガタリで行われた磯野真穂さんと水野梓さんのトークショーのレポートです。磯野さんの著書『ダイエット幻想ーやせること、愛されること』を元に承認欲求について紐解き,他者とラインを描きながら生きることに触れていました。

質的に承認されるとはどういうことか承認欲求といっても,量的な承認と質的な承認があるらしい。前者はフォロワーのような数値化できる形式だが,後者はなんだろうか。

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生存者バイアスに騙されるな

生存者バイアスに騙されるな

生存者バイアス、という言葉がある。

世の中でこれがいいと言われていたり、これをすると成功するよと言われていることが、実はたまたま色々な要因があって通過した人が言っているだけで、実際は失敗した人の声が反映されずに偏った見え方になっている...という認知の歪みのことを言う。

多くの場合、成功者の語る成功法則を人は聞きたがるのだけれど、再現性が必ずしも高いわけではない。

だったら失敗した人の失敗談

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野蛮なヤツは、俺がボコボコにしてやる。

野蛮なヤツは、俺がボコボコにしてやる。

自分が何かをしようとするときは、「誰からも賛同されないのだ」という前提で始めなければいけないと思っている。それが新しいことだったり、旧来の慣習を覆すことであれば尚更。

「それがわからないあなたは感度が鈍い」と怒る前に、本当にそれは他人からの理解を得られるカタチになっているのかを考えた方がいい。意味のあることをしようとしている人が陥りがちなのは善意の押し売りで、それはときどき、「暴力を振るうような

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ボードゲームをブラッシュアップするための10の視点

ボードゲームをブラッシュアップするための10の視点

ボードゲームに限りませんが、何か新しいものを作ろうとするとき、一発で完成品が出来上がることはまずありません。

かならず、完成(仮)→ブラッシュアップ→完成という流れになります。そんなブラッシュアップの時につかえる、10の視点をまとめました。

1.自分のセンスを疑えゲームらしきものができあがったら、まず自分のセンスを疑うことから始めましょう。ゲームのブラッシュアップに際して、自分のゲームを「面白

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心の風邪の予防策

心の風邪の予防策

ちょっと調子を崩しそうだったので、毎日更新を一回ストップしてtoDoの洗い出しや仕切り直しをしていました。

そのタイミングでちょうど山奥へ旅行があったので、デジタルデトックスというかSNSから一回離れることになりました。これが結構良かったです。

実は今年の初めにも調子をくずしていまして、どうにもテンションのアップダウンが激しめで、マルチで色々できる反面詰め込みすぎてパンクするのが癖になりつつあ

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巨大台風一過に首都圏の雨水管理システムのすごさとそれでも限界ではないかと思う個人的な分析

巨大台風一過に首都圏の雨水管理システムのすごさとそれでも限界ではないかと思う個人的な分析

(被害者も出ているしこれからも予断は許さないと思うが)
首都圏の雨水管理システムが今回見事に機能したと思うところと、一方でそれでも実はもはや限界ではないかと思う事を書いておこうと思う。

1. 実はすごい 国土交通省と東京都の洪水対策以前オリンピックのボート会議場の選定にあたり戸田彩湖の検討をした時に予定地が荒川の洪水対策調整池でありその時に国の河川の雨水管理システム、荒川は4つのダムによって調整

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note酒場2019の舞台裏メモ(引継ぎ資料)

note酒場2019の舞台裏メモ(引継ぎ資料)

おかげさまでnote酒場2019盛り上がりました。色々な感想は参加者さんが書いてくれているので、僕は来年に向けての引継ぎ資料を残しておきます。

現時点では至らない点も多々あり、本来やるべき事で抜けている点もあります。非営利での開催なのでおおめに見ていただければと思いますが、これから規模が今以上に膨らむならば必須になる事もあるでしょう。

それらの手間や対応が増えれば、おそらく今の価格帯は維持でき

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