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生きる糧

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私が壁にぶち当たった時、見返したくなるような言葉たちが詰まったnoteたちです。綺麗事じゃなく、著者の等身大の言葉から感じられる熱に支えられてます。
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最愛の母に「死んでもいいよ」と言った日

最愛の母に「死んでもいいよ」と言った日

「ママ、死にたいなら死んでもいいよ」

大好きな母に、私が放った言葉です。
高校2年生の時でした。

ひどい娘だと思いますよね。
私もそう思います。
でも、母を救う唯一の言葉でした。
それしか見つからなかった。

話は少しさかのぼりまして。

私が中学2年生の時、父が突然死しました。
働きすぎによる、心筋梗塞でした。

父は建築系ベンチャー企業の経営者で、めちゃくちゃカッコいい存在でした。めちゃく

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起業家を取材するという仕事

起業家を取材するという仕事

inquireはいろんなメディアの運営に携わりますが、コミュニティをベースにしたメディアが多く、フィールドワークをしているような気持ちでコミュニティに溶け込みながら、その中での情報の媒介役を担っています。

媒介役となるために、そのコミュニティについて理解を深めて、同じ言語でコミュニケーションできるように土地勘を形成し、継続して取材をしていって変化を可視化し、共通する文脈を言語化したり、場の編集を

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「自分」とは界面での発火なのではないか仮説

「自分」とは界面での発火なのではないか仮説

お疲れさまです。uni'que若宮です。

日経COMEMOで「アートシンキングの学校」というのをプロデュースしているのですが、先日、現代美術家の高嶺格さんをお招きしてその#2が開催されました。

このイベントの中でも「自分」についての話が出たのですが、今日はちょっと「自分」ということについて、これまでなんとなく考えてきたことを書いてみたいと思います。

「自分」は動的であるアートシンキングは「自

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「孤独」とは、課題を共有できないことである

「孤独」とは、課題を共有できないことである

以前、経営者の集まる場で「経営者って孤独だよね」という話が出た時に、「いや、自分は孤独を感じたことはない」という人も一定数いて、綺麗に二つに分かれたことを覚えている。

経営者は孤独だとはよく言われることだけれど、経営者だからって孤独なわけではないし、経営者じゃなくても孤独なことはある。周りに人がたくさんいたって、孤独な人は孤独である。むしろ、みんなの人気者に見える人ほど、孤独感を感じていたりもす

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東洋哲学本50冊よんだら「本当の自分」とかどうでもよくなった話

東洋哲学本50冊よんだら「本当の自分」とかどうでもよくなった話

「好きなことで生きていく」ため会社をやめて
「好きなこと」が見つからずに5年がたった。

ウケる。

いや、ウケている場合ではない。

会社員 → 地方移住 → フリー を経て、
はては芸人までやって30代無職にいたる、
色々ためしたけど何もモノになってない感じは、「現実」という名の銃口をぼくの額につきつけている。

こ、これがゲンジツ...

地に足をつけて仕事がんばるか...

と、ならないの

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「社会は変えられる」という成功体験を拡げていく。新しいシンクタンクをつくります。

「社会は変えられる」という成功体験を拡げていく。新しいシンクタンクをつくります。

連日のコロナショックの中で、こんなツイートが話題になっている。

ウイルス検査の無料化が決まった、議会での討論の中継。
いろんな人が言及しているように、このツイートが注目されているのは、目の前の政治によって、自分たちの生活が変わる瞬間だったからだ。

(残念ながら)日本の政治は「事前に調整が終わった形式的な議論」「噛み合わないパフォーマンス合戦」「政治家が居眠りしている」といったイメージがつきまと

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安楽死についてちょっとだけ



ALS患者さんの嘱託殺人で逮捕された医師にはビビった。

『あぁ、やっぱり日本でも水面下で違法に安楽死を施す医師がいるんだなぁーー』ビビりながらおもわず一人ごとで呟いてもいた。まえに知り合った医師に、明言はされなかったけど違法に安楽死ができる旨を伝えられたことがある。もしも幡野さんが本当に困ったら…というニュアンスだった。

ぼくはがん患者だ、病気になってすぐに安楽死のことを調べ、スイスで安楽

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手段と目的2014年11月03日

手段と目的2014年11月03日

手段の目的化というものがある。速く走るために必要なスキルがあるとして、その習得に一生懸命になっているうちに、そのスキルの習得自体が目的になってしまうというもの。本来の目的が何だったのかを見失ってしまうこと。

陸上競技はシンプルで、ピストルが鳴ってからルールの範囲で走り、ゴールに最も早くたどり着いた人が勝者だった。ゴールはトルソーと言って胴体で測定される。胴体がゴールに早くたどり着きさえすれば、足

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気分と原因

気分と原因

気分がよくないときの解決方法には、気分そのものと原因があり、個人が選択できる。むしゃくしゃしてやったと犯人が供述するとき、原因は家族とうまくいかないなどだったとしても、その解決ではなく、気分を晴らす方向に解決を求めたことになる。このように人は原因以外で鬱憤を晴らすことがある。

原因解決以外を対象として鬱憤を晴らすメリットは、比較的容易に短期的に気分が晴れることだ。人間は苛立った原因とは違うものに

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話を聞いてもらいたいという欲求

話を聞いてもらいたいという欲求

人間は程度の差こそあれ話を聞いて欲しい生き物で、だからこのようなプラットフォームで私も含めて人々が様々に話しているのだと思います。では、十分に話を聞いてもらえているとはどういうことでしょうか。また話を聞いてもらえないと人はどうなるのでしょうか。

まず話を聞いてもらうということは、何かを答えを出すということとは違うように思います。ですから、議論をしても話を聞いてもらったという感じがしないということ

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自信

自信

2015年01月30日
自信の無さはあらゆることに影響する。正しいかどうか、みんなの反応はどうなのかばかりが気になって、自分の意見を言うことができない。誰かと面と向かう時、どう思われるかばかりが気になり落ち着かない。自分は自分のままでいいという気持ちになれない。中には妙にプライドが高くなる人もいる。自信がないから身構えていて、自分が下に思われることが許せない。誰かに何かを指摘されることが耐えられな

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褒める行為の考察

褒めることの効能は大きい。人は褒められればやる気が出るし、何より嬉しい。また、褒めることに上下はなく、少し気恥ずかしくてもお互いがお互いのいいところをフィードバックすることはとても重要だ。大人でも自分では自分のいいところに気がつきにくいから、褒められることで長所に気がつける。

ただし、なぜ褒めるかの動機が重要だ。相手が自信がついたり長所に目覚めればと思って褒めることもあれば、ここで褒めることで自

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被害者意識からの脱却と許し

被害者意識からの脱却と許し

加害者の多くは、被害体験を持っていることはよく知られています。虐待は連鎖する傾向にあります。被害者意識からの脱却は突き詰めれば、許しのプロセスになります。理不尽な思いをしたあの体験を許す。これができれば怒りはなくなります。ですが、許しのプロセスは人生を賭けて行うほど大変なもので、自らの感情と向き合わなければなりません。

そのプロセスには以下のような段階があると分析しています。
①気づかない
②怒

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「行動しろ」と言われても、どう行動したらいいかわからないよ、という人向けの記事

前回こんな記事を書きました。

おかげさまで、たくさんの人に読んでもらえてうれしいです。

多くの人からレスもらっているんですが、やっぱり成功している人は、いろいろやった結果、今のその人があるんだなーと思うことが多いです。

たとえば、メルカリを作った山田進太郎さん。

進太郎さんも、いろいろやっているわけです。Webサービスだけでも相当な数チャレンジしている人です。

LINEの父と呼ばれる舛田

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