カニが前進できない理由から学ぶ、上手くいかない時のシンプルな解決策【1日、何もしない】

そういえば
カニが横歩きしかできないのって、なんで？

ふと、こんなことを思いました。

雑学も踏まえつつ
我々がカニの存在をどう教訓にしていくのか？
など綴りたいと思います。（ふざけています）

こちらはコラム（駄文）でございます。
100円を贈れる設定にしていますが、無料で全文読めます。

カニが横歩きしかできない理由

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カニは節足動物です。
昆虫とかエビなども節足動物ですね。

昆虫は足が6本ですが、
カニは10本あります。（2本はハサミ）

カニが前に進めない理由は、端的にいうとこの2つです。

・「脚が長くて、歩くと絡まるから」
・「関節が少ないから」

少し詳しく書きます。

✔️ 「脚が長くて、歩くと絡まるから」

一般に、日頃からよく動いている部位は、
発達していて食べると美味しいです。（デブ調べ）

カニも例に漏れず、足がよく食べられますよね。
カニはたくさん歩いて、強靭な足に育っています。
我々はカニに感謝しなければなりません。

カニの場合、胴体がだいたい長方形です。
この長方形の「長辺・短辺」でいえば、
短辺の方に、それぞれ5本の足が生えています。

脚の付け根は、間隔の狭い胴体の端で
ぶつからないように、ゆっくり歩く必要があります。

通路が狭いと、人とすれ違う時に大変だ！
みたいな感じでしょうか。

実は、カニは、頑張ればちょっと前に歩けます。
しかし、大変なので、基本的に横歩きをしています。

カニが6本脚だったら、ぶつからないのかもしれません。
しかし、それだと他の海中生物に捕われてしまうんでしょうね。
進化の過程で、前歩きを捨てたカニ・・

ちなみに、世界で一番足の長いカニは
「タカアシガニ」です。（足を広げると5mくらいになる）

タカアシガニや毛ガニ辺りは
胴体が丸いためか、割と前進できるっぽいです。

人間でいうところの、”芸能人クラス”ですね。
違いますね

✔️ 「関節が少ないから」

人間の脚は、上下左右に動きます。（足の付け根ですね）
しかし、肘は内側にしか曲がりません。

カニの足は、人間でいうところの
「肘だけで構成」されている感じです。

アンガールズ田中氏の「カニのモノマネ」を思い出すと
確かに内側にしか手が曲がっていません。
しかも、微妙にガニ股で行動していて、見事にカニを表現されています。

私たちは歩行するとき、こんな工程を処理しています。

STEP1.右足を前に踏み出す
STEP2.左足を地につけたまま、後ろに残す
STEP3.右足を踏み終えたら、左足を更に前に踏み出す（以後ループ）

私たちがカニである場合は、上記のSTEP2が不可能となります。

つまり前進したければ、両足か片足で
立ち幅跳びのような動作を続けていく必要があります。
※ただし、足が側面から生えているため、跳躍も着地もガニ股

・・想像するに、相当疲れます。
立ち幅跳び縛りで通勤を行ったら、
足の付け根が痛みそうですね。

カニの皆様も、水中で浮力が働くとはいえ
このような重労働は、基本的に選択されないワケです。

・・・

私たちは、いつでも”前進”しているのか？

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ところで。
私たちは、「前進すること」を
強く推奨する教育を受けてきました。

少なくとも私は
「横歩きしなさい」とは教わってきていません。

こんな言葉もあります。

「横道に逸れる」
意味：本来の話題から外れて不必要な事柄を議論するさま、などを意味する表現。 話が脱線するさま。

前ではなくて横に進むことは、
あまりよく思われていないかもしれませんね。

しかし、私たちの現実に目をやってみると
なにやら、こんなことを思っていませんか。

「頑張ったけど、うまくいかなかったなあ」
「試しに動いてみたけど、上達している感じがしないなあ」
「前に進みたいけど、進み方が分からないなあ」

進め！挑戦しろ！失敗を恐れるな！　など
おそらく正しそうなご助言をいただいたとて

「そう、正論ばかり言ってくれるなよ。」と
心の奥底でため息をついてしまうことも、しばしばです。

もちろん、毎日前進感を得ている素晴らしい方も多くいるでしょう。
でも、彼ら彼女らは、タカアシガニや毛ガニの類です。

人間は、全員がタカアシガニではありません。
むしろ、大多数のカニと同じく、
上手に前へ進めないと感じる方・・意外と多いのでは？

・・・

”前進感”を得たい時に
私たちは何をすべきなのか

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日頃、転職エージェントという仕事をしていると
「前進感がなくて」「このまま会社や時代に取り残されないか不安で」といったご相談は多くいただきます。

全ての方に当てはまるアドバイスではないのですが
悩める方を3000名ほどカウンセリングしてきた身から察するにですね。

前進感を得たい時は
「敢えて1日、何もしない」のが良いと思います。

カニとは異なり、私たちには関節が2つあります。
これは、「後ろに下がることが出来る」を意味します。

前に進まなきゃ、前に進まなきゃ・・　と
ヤキモキしているときは、あまり冷静ではありません。
そして、残念ながら物事はスムーズに進んでいきませんよね。（誰しも経験があると思います）

「冷静じゃない」というのは
いわば「脳に酸素が足りていない」状態です。
脳に酸素が足りていないと、身体に悪いことが起きます。

例）
・視野が狭くなる
・運動能力が下がる
・思考力、判断力、記憶力が下がる

裏を返せば、脳に酸素が行き渡ると、
私たちのパフォーマンスはグッと上がりますね。

人間は、走りながら寝ることは出来ません。
冷静じゃない時は、何故かこれをやろうとします。

矛盾するようですが、頑張りたいと思う時ほど
休息やリラックスを積極的に行うべきなのです。

「1日、何もしない」を選択すると、脳に酸素が行き渡ります。

すると、「あ、自分は冷静じゃなかったな」「ここに躍起になる必要はないんじゃ？」「長い目で見て、足元ではこれだけ頑張ればいいじゃないか」など思いついたりします。

・・・

脳に酸素を送るリラックス方法（共有）

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以下は共有なのですが
私は、自分が冷静じゃないと思った時に、こんなことをしています。

参考までにご覧いただき、
興味があれば、取り入れてみてください。

・風呂を沸かして、ケータイを持ち込んで30分〜2時間くらい湯船に浸かる
・家の周りをぐるっと散歩してみる
・PCを持ってカフェに行き、特に何をするとも決めずに過ごす
・コンビニでちょっと美味しそうなものを買ってみる
・10分ほど瞑想してみる
・YouTubeでストレッチ系の動画を探して、10分くらいのものをやってみる
・目についた漫画やアニメを見る
・特にテーマを決めず、メモアプリを開いて気持ちを書き殴ってみる
・親しい人に電話する
・近所のサウナに行く

「Twitter、TikTok、YouTubeなどのSNSを見まくる」
「ひたすらゲームする」などもあるのですが、
これは実体験としてあまりオススメ出来ません。

逆にストレスが溜まったり疲れたり、病んだりするためです。

「何もしない」というのは、
エキサイティングな活動をしない、という意味でもあります。
「リラックス」を優先的に選んでいくのがコツです。

私たちは「立ち止まること」に対して、
良しとしない教育を受けてきたと思います。
立ち止まってはいけないものだと、ごく自然に考えます。

ただ、実際のところ、一息つくことは
あなたが前に進むために、とっても大切なのかもしれません。

「あー、そうかも？」と少し思われた方は
この後、一息ついてみてはいかがでしょうか。

ご武運を祈っております。

・・・

（終）

このnoteについて

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「思考の整理 ＋ 少し心温まる」

こんなテーマで、エッセイを綴っています。

本業は転職エージェントとして、
社会人のキャリア相談に乗っています。

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ブログ更新をお知らせをすることもあります。

・・・

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最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう〜。

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