31歳、女、こなつ

私は、31歳女、であり、その他に伝えられるような、属性がない。通りすがりのみなさま、こ…

31歳、女、こなつ

私は、31歳女、であり、その他に伝えられるような、属性がない。通りすがりのみなさま、こんにちは。 宇宙のように広いこのオンライン上に、私の文章を打ち上げても、きっと罰は当たらないと思い、ここにいくつか書き残しています。

記事一覧

"食堂のおばあちゃん"から私が感じてしまうヘルジャパンと「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」について

「こなつさん、コーヒー飲む?」 夕方少し休もうと入った職場にある小さな食堂で、"食堂のおばちゃん"が声をかけてくれた。 冷蔵庫から出てきたのは、セブンイレブンの缶…

趣味を見つけたい31歳、女

「時間を忘れられることが、あなたの本当に好きなことなんじゃない?」 今日出会った女性に言われた。 その女性の趣味は多種多様であり、私には到底真似できそうにない。…

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蘇州に住むあの子。

蘇州に住むあの子が日本に帰ってきた。 いつもの髪型に、飾らない姿、シンプルな服。重そうなリュックとバッグを持っていた。 「全然重くないねん」と言っていたけど、持…

「働く私」に戻れない、「働く”母親”の私」(アラサー銀行員)

仕事に復帰してからずっと、私は引っ張られている。 どちらかというと仕事が好きな私。仕事そのもの、というより、仕事をしている自分が好きだった。出産前から、1年ほど…

新生vogueはイケてる?イケてない?

新生ヴォーグジャパンについて今日はずっとずっと思っていたこと。ヴォーグジャパンへ。ヴォーグを愛しているからこそ、まとめてみました。 私とVOGUE セックスアンドザ…

私は「誰かのため」の料理をやめた。静かに、家父長制に抵抗していた、30歳女。

数年前に「妻」になってから、1年前に「母」になってから、家事や料理がとにかく好きになれなかった。「しなければいけない」と思えば思うほど、より一層鬱陶しく感じるよ…

禁じられた「妊娠線」

「妊娠」それは経験する女性にとって、あまりにも不思議な体験だ。何年も連れ添ってきた身体が、小さな細胞のために、静かに、そして急速に変化し始める。自分に生物学的な…

29歳、女の映画記録 「DUNE」

「DUNE  /デューン 砂の惑星」★★★★ 遂に観ました。映画館で放映されていた昨年秋頃「必ず観よう」と思っていたのに、何故か見逃してしまった作品。オンラインレン…

平凡な「29歳、女」はnote始めた-自己紹介-

シナモンの香りが広がった部屋の中で、この地ではめずらしく降り続ける雪を眺めながら、「ウィンターチル」と名付けられた、想像に容易い、それっぽいプレイリストを流し、…

"食堂のおばあちゃん"から私が感じてしまうヘルジャパンと「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」について

"食堂のおばあちゃん"から私が感じてしまうヘルジャパンと「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」について

「こなつさん、コーヒー飲む?」
夕方少し休もうと入った職場にある小さな食堂で、"食堂のおばちゃん"が声をかけてくれた。

冷蔵庫から出てきたのは、セブンイレブンの缶のコーヒー。おばちゃんは少し甘くないと飲む気にならないから、と無糖の缶コーヒーを私にくれた。

私はチョコを食べようと思っていたから、ぴったりだった。お礼を言って、すぐにあけて飲んだ。
無糖の缶コーヒーは確かに美味しくない。だけど仕事中

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趣味を見つけたい31歳、女

「時間を忘れられることが、あなたの本当に好きなことなんじゃない?」

今日出会った女性に言われた。

その女性の趣味は多種多様であり、私には到底真似できそうにない。

水泳、料理、お菓子作り、バイク、着物…
どうすればこれだけの好きなことを見つけられるのだろう?

そう、私は趣味を探し続けている。ずっと。

好きなことはある気がするんだけど、ありきたりなものばかりな気がして、趣味に当てはめていいも

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蘇州に住むあの子。

蘇州に住むあの子。

蘇州に住むあの子が日本に帰ってきた。

いつもの髪型に、飾らない姿、シンプルな服。重そうなリュックとバッグを持っていた。
「全然重くないねん」と言っていたけど、持ってみると重かった。いつもそうやってなんでも平気な彼女。

「ひさしぶり!◯◯くんは(私の子どもの名前)大きくなった?」と変わらない明るさ、そして子どもの名前も覚えてくれている。そして何故か「なんか背高くなった?」と言ってくれた。(もちろ

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「働く私」に戻れない、「働く”母親”の私」(アラサー銀行員)

「働く私」に戻れない、「働く”母親”の私」(アラサー銀行員)

仕事に復帰してからずっと、私は引っ張られている。

どちらかというと仕事が好きな私。仕事そのもの、というより、仕事をしている自分が好きだった。出産前から、1年ほどで復帰するんだろうと確信していたし、周りにもそう言われた。
月齢のキリが良かった、ということもあるが、1年ほどで本当に復帰することになった。不安はもちろんあったが、復帰初日は気持ちが良かった。居場所が戻ってきたように感じられて、疎ましい社

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新生vogueはイケてる?イケてない?

新生vogueはイケてる?イケてない?

新生ヴォーグジャパンについて今日はずっとずっと思っていたこと。ヴォーグジャパンへ。ヴォーグを愛しているからこそ、まとめてみました。

私とVOGUE

セックスアンドザシティのキャリー・ブラッドショーがこんな言葉を残したように、私にとってもVOGUEはずっとずっとバイブルのようなものでした。

誌面に載っているアイテムは、自分で買えるようなものはほとんどないけれど、世界のトレンドがそこにある、とい

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私は「誰かのため」の料理をやめた。静かに、家父長制に抵抗していた、30歳女。

私は「誰かのため」の料理をやめた。静かに、家父長制に抵抗していた、30歳女。

数年前に「妻」になってから、1年前に「母」になってから、家事や料理がとにかく好きになれなかった。「しなければいけない」と思えば思うほど、より一層鬱陶しく感じるようになった。

特に料理が面倒だ。食べることは一瞬なのに、料理という過程には時間がかかる。

さらには、自分の食べたいもののためには、料理はこういうものだと思えるのに、夫が食べたいだろうと思う料理を作るときには、もっと負担に感じた。

だか

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禁じられた「妊娠線」

禁じられた「妊娠線」

「妊娠」それは経験する女性にとって、あまりにも不思議な体験だ。何年も連れ添ってきた身体が、小さな細胞のために、静かに、そして急速に変化し始める。自分に生物学的な「女性」という機能が備わっていたのだと、初めて実感する。

よくよく考えれば、長年生理をこなしてきたのだ。「妊娠」のために身体が長年エネルギーを使ってきたと思うと、その入念な準備と機能に美しさを感じると同時に、嫌気がさす。小さな頃から「女性

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29歳、女の映画記録 「DUNE」

29歳、女の映画記録 「DUNE」

「DUNE  /デューン 砂の惑星」★★★★

遂に観ました。映画館で放映されていた昨年秋頃「必ず観よう」と思っていたのに、何故か見逃してしまった作品。オンラインレンタルだなんて「ああなんて良い時代に生まれたのだろう」と(日々恩恵を受けているくせに)テクノロジーに感謝なんてしながらの視聴。

DUNEの描く宇宙の世界は、美しく、飾らない風景や色味が統一されていて映像そのものが、美しい。

登場人物

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平凡な「29歳、女」はnote始めた-自己紹介-

平凡な「29歳、女」はnote始めた-自己紹介-

シナモンの香りが広がった部屋の中で、この地ではめずらしく降り続ける雪を眺めながら、「ウィンターチル」と名付けられた、想像に容易い、それっぽいプレイリストを流し、初めてnoteを使う。心地良い気もする。

これからの文章は全て、誰のためでもなく、自分のためなのだが、誰かの目にとまってしまうことも考えると、何故かカッコつけた感じの文章になる。ただし、実際にカッコがついているわけではない。心地良く、自分

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