nami

“何かを得るためには、何かを失わなければならない。これは、ものごとの真理なのかもしれな…

nami

“何かを得るためには、何かを失わなければならない。これは、ものごとの真理なのかもしれないね。” あなたのいない世界で生きる、私の記録。

記事一覧

パンを焼くようになって

半年前くらいからかな、ふと思い立ってパンを作ってみたのがはじまりで。 最初はグルテンとかバターを後で入れるとか、こね方とか発酵とか何も分からずに、クックパッドを…

nami
1か月前
5

10年前の私へ

16歳の頃の私に伝えたい。 友達っていいものだよ。 焦らないで。 ありのままのあなたを受け入れてくれて一緒に笑ったり泣いたりしてくれる友達に出会えるから。 人と話す…

nami
2か月前
1

心が元気になった合図

気がつけば11月。 大学病院を辞めて2ヶ月が経っていた。 この2ヶ月間での大きな出来事としては まずは一人暮らしをしていた家から 実家への引っ越し。 そして淡い夢であ…

nami
8か月前
7

ほっと一息

こんにちは。 試験を終えた私のほっと一息時間に少しばかりお付き合い下さい。 社会人4年目。 自分の中でなんだか節目だった。 退職後、ある試験を受けた。 この試験に…

nami
9か月前
1

自分にとっての幸せとは何か

看護師を辞めてもうすぐ1ヶ月。 実家でぷー太郎をしているわたしの脳内を整理したいと思う。 まず、心身健康でいられることがとてもありがたい。 毎日時間に追われず、責…

nami
10か月前

看護師を辞めた

大学病院を退職した。 3年と5ヶ月。 長かったような短かったような。 何十年も看護師を続けている方がいる。 大学病院で定年まで勤め上げる方がいる。 そう思うと、私の…

nami
10か月前
4

無償に何かを語りたい日

ふとした瞬間に、何かを語り合いたくなるのは わたしだけだろうか。 特に何について、というテーマはないのだけれど、 答えのない問いについて、ずっと誰かと話していたく…

nami
1年前
1

去り際に仲良くなる人とはずっと繋がれる気がする

25年とちょっと生きてきて、ふと気付いたので書き留めておこうと思う。 これまでの人間関係を振り返って、 今でも繋がりがある人は、“去り際”に仲良くなった人が多いよ…

nami
1年前
1

共に迷い立ち止まる存在がいるということ

私は職場の寮に住んでいる。 だから住んでる人はみんな同じ病院で勤める看護師だ。 今日、偶然にも寮の入り口で同期と出会った。 その子は友達の友達、という存在で、 会…

nami
1年前

やさしい世界

あの街の光と音 大人の声 懐かしい匂いと ゆっくり流れる時間 大通りに面したビルに幼い頃私は住んでいた。 一階で父が美容室を営んでおり、2階が住居、3階に管理人のおば…

nami
1年前
2

あなただから出る統一感

好きなYouTubeチャンネルを見ていたり、Instagramを見ていると、 本当にこの人センスいいなぁ、おしゃれだなぁ、 という人達で溢れている。 一時期わたしもそのような人た…

nami
1年前

看護師を一旦辞める決意

ついに、ついに師長さんに行った。 8月末で辞めさせて欲しいと。 管理室と相談して返事をすると言われ、確実に辞められるかはまだ分からないが、とりあえず言えた。 3年…

nami
1年前
16

記憶が与える価値

おはようございます。 私が最近感じていた、ちょっと寂しいなぁと思ったことについて書かせてください。 社会人になる時に、引越しや家具、その他の日用品など、親と一緒…

nami
1年前
2

鈴虫寺

ゲッターズ飯田さんがお勧めしていて、ずっと気になっていたお寺。 願い事をひとつ、叶えて下さるお地蔵様がいるという「鈴虫寺(華厳寺)」へ行ってきた。 すんっ、とす…

nami
1年前
2

進みながら考える

つい先日の三連休で、山手線や田園都市線、東京の電車を乗りまわした(迷った)とき、思ったことがある。 思い立ったらすぐ行動、むしろ思いつきで急に予定を決めることが…

nami
1年前

自分と“限界”の閾値が異なる人

限界について、ふと感じたことがある。 言い換えれば、その人の容量?と言ったりもするのかな。 それぞれの人が持つ容量は異なるから、キャパオーバーになるタイミングも…

nami
1年前
1
パンを焼くようになって

パンを焼くようになって

半年前くらいからかな、ふと思い立ってパンを作ってみたのがはじまりで。

最初はグルテンとかバターを後で入れるとか、こね方とか発酵とか何も分からずに、クックパッドをみてなんとなく作るもんだから、あれよあれよと石みたいなパンが出来上がった。

上手にできなかったけど、強力粉をこね始めた時の、あのふわっと小麦の香りが立つ感じが好きで、何度も何度もリベンジした。

すると4回目くらいで、初めてふわふわのパ

もっとみる
10年前の私へ

10年前の私へ

16歳の頃の私に伝えたい。

友達っていいものだよ。
焦らないで。
ありのままのあなたを受け入れてくれて一緒に笑ったり泣いたりしてくれる友達に出会えるから。

人と話すことが苦手で、男の子とは尚更全く話せないと思うけど、大丈夫。
大学でちょっと変な男の子と付き合うことになって、社会人になってもっと変な男の人と付き合って別れて、生きていく程にネタが増えていくから。笑

そして女の子同士のいざこざにう

もっとみる
心が元気になった合図

心が元気になった合図

気がつけば11月。

大学病院を辞めて2ヶ月が経っていた。

この2ヶ月間での大きな出来事としては

まずは一人暮らしをしていた家から
実家への引っ越し。
そして淡い夢であった進学のための
試験を受け失敗。

といったところだ。

そして今は、
ご縁があって近くのクリニックで週に数回
看護師としてパートさせて頂いている。

人生いろいろあるもんだなぁ、と呑気に考えながら
のんびり料理したり掃除した

もっとみる
ほっと一息

ほっと一息

こんにちは。
試験を終えた私のほっと一息時間に少しばかりお付き合い下さい。

社会人4年目。
自分の中でなんだか節目だった。

退職後、ある試験を受けた。

この試験に合格すれば、私の人生は大きく変わることが確定している。

もしだめだったら、私はどうするのだろう。

はてはて、検討が全くつかない。

でもとりあえず、一区切り。

社会に出て、自分で区切りをつけることの大変さを実感した。
当たり前

もっとみる
自分にとっての幸せとは何か

自分にとっての幸せとは何か

看護師を辞めてもうすぐ1ヶ月。
実家でぷー太郎をしているわたしの脳内を整理したいと思う。

まず、心身健康でいられることがとてもありがたい。
毎日時間に追われず、責任を感じることもない。

ただ、刺激のない毎日を過ごしていると、何か物足りなく感じるようになってきてしまった。

なんだろう、頭が溶けていくような。
何もしない今の自分を許せているような許せていないような。

働いているときは、フリータ

もっとみる
看護師を辞めた

看護師を辞めた

大学病院を退職した。

3年と5ヶ月。
長かったような短かったような。

何十年も看護師を続けている方がいる。
大学病院で定年まで勤め上げる方がいる。

そう思うと、私の勤続年数は短いんだろうなと思う。

だけど、この3年と5ヶ月は、私の人生の中で
濃い期間だった。

社会に出るということ、医療職として働くということ。
急変、お看取り、命と向き合うということ。
リーダー業務、後輩育成、委員会。

もっとみる
無償に何かを語りたい日

無償に何かを語りたい日

ふとした瞬間に、何かを語り合いたくなるのは
わたしだけだろうか。

特に何について、というテーマはないのだけれど、
答えのない問いについて、ずっと誰かと話していたくなる。

たとえば、

大人になるってどういうことだろう、
自分のなかの嫌な部分との向き合い方について、
運命ってほんとうにあるのだろうか、
なんのために私たちは生きるんだと思う?

といったことを取り留めもなく話したい。

お酒はあっ

もっとみる
去り際に仲良くなる人とはずっと繋がれる気がする

去り際に仲良くなる人とはずっと繋がれる気がする

25年とちょっと生きてきて、ふと気付いたので書き留めておこうと思う。

これまでの人間関係を振り返って、
今でも繋がりがある人は、“去り際”に仲良くなった人が多いような気がする。

卒業や就職、引っ越しを控えたタイミングで
私は不思議と、卒業までの学校生活でほとんど関わりがなかった子と急に仲良くなるという不思議な現象が多かった。

うんと思い返せば保育園の頃からこの現象は続いていて。

去り際に仲

もっとみる
共に迷い立ち止まる存在がいるということ

共に迷い立ち止まる存在がいるということ

私は職場の寮に住んでいる。
だから住んでる人はみんな同じ病院で勤める看護師だ。
今日、偶然にも寮の入り口で同期と出会った。

その子は友達の友達、という存在で、
会って話はするけれどそこまで深い間柄ではなかった。

その子がふと、私に言った。
「わたし、今月で辞めるんだ。」と。

「養護教諭になろうと思う。」
と話したその子の目はとても綺麗だった。

素直に心から、この子はきっと素敵な先生になる、

もっとみる
やさしい世界

やさしい世界

あの街の光と音
大人の声
懐かしい匂いと
ゆっくり流れる時間

大通りに面したビルに幼い頃私は住んでいた。
一階で父が美容室を営んでおり、2階が住居、3階に管理人のおばあちゃんおじいちゃんがいた。

最近どうも、そこで暮らした記憶が恋しい。

小学校が近くにあったから、
チャイムの音が聞こえた。
お母さんは決まって家を綺麗にした後は、
家中の窓を開けて換気をした。
おひさまの匂いが部屋に入ってくる

もっとみる
あなただから出る統一感

あなただから出る統一感

好きなYouTubeチャンネルを見ていたり、Instagramを見ていると、
本当にこの人センスいいなぁ、おしゃれだなぁ、
という人達で溢れている。

一時期わたしもそのような人たちに憧れて、
よし。とりあえずミニマリストになろう、
と意気込んで、物を減らすことから始め、
雑貨の色に統一感が出るように、
この色はこの雰囲気に合わないからこっちの色に
しよう、などという判断基準でものを選んでいた。

もっとみる
看護師を一旦辞める決意

看護師を一旦辞める決意

ついに、ついに師長さんに行った。
8月末で辞めさせて欲しいと。
管理室と相談して返事をすると言われ、確実に辞められるかはまだ分からないが、とりあえず言えた。

3年とちょっとの期間、大学病院で働き、様々なことを知り、物事の表側も裏側も見ることができるようになってきていた。

このままこの場所でキャリアアップを目指していこう、と言う気持ちがあったのは確か。

だけど、どうしても、5年後のここで働く自

もっとみる
記憶が与える価値

記憶が与える価値

おはようございます。

私が最近感じていた、ちょっと寂しいなぁと思ったことについて書かせてください。

社会人になる時に、引越しや家具、その他の日用品など、親と一緒に選び、親が買ってくれた。

ちょっとした雑貨を買う時に、親が冗談で、「おばあちゃんからお小遣いもらったでしょ。これは自分で買いなね」と笑いながら言っていて、私も「あ、そうか。私お小遣いもらったし自分で買う。」と納得していたのだけれど、

もっとみる

鈴虫寺

ゲッターズ飯田さんがお勧めしていて、ずっと気になっていたお寺。
願い事をひとつ、叶えて下さるお地蔵様がいるという「鈴虫寺(華厳寺)」へ行ってきた。

すんっ、とする穏やかな空気の中、階段を登る。
私は9時からの説法を聞くために、着いたのは8時45分頃だったが、数人並んでいた。

ふと左手に目を向けると、わらじを履いたお地蔵様が。
このお地蔵様がこれまでたくさんの人の願いを叶えてきたのだなぁ、と思い

もっとみる

進みながら考える

つい先日の三連休で、山手線や田園都市線、東京の電車を乗りまわした(迷った)とき、思ったことがある。

思い立ったらすぐ行動、むしろ思いつきで急に予定を決めることが好きな私は、急にとれた三連休でふらりと東京に出掛けた。

東京には仲の良い友達や弟がいるから、予定が合う人と会おうということで、まずは友達の家に向かう。

品川から新宿まではこれた。
よし。良い調子。後は乗換案内のアプリに従って、同じホー

もっとみる

自分と“限界”の閾値が異なる人

限界について、ふと感じたことがある。
言い換えれば、その人の容量?と言ったりもするのかな。

それぞれの人が持つ容量は異なるから、キャパオーバーになるタイミングも異なって当然のことだと思う。

だけど私が問題だと思うのは、自分よりも容量が低いと思う相手、つまり、“自分よりも限界を感じやすく、容量がない”と感じる人と出会った時にどう対応するか、ということ。

文章にしてみると、なんだか人を見下してい

もっとみる