去り際に仲良くなる人とはずっと繋がれる気がする
25年とちょっと生きてきて、ふと気付いたので書き留めておこうと思う。
これまでの人間関係を振り返って、
今でも繋がりがある人は、“去り際”に仲良くなった人が多いような気がする。
卒業や就職、引っ越しを控えたタイミングで
私は不思議と、卒業までの学校生活でほとんど関わりがなかった子と急に仲良くなるという不思議な現象が多かった。
うんと思い返せば保育園の頃からこの現象は続いていて。
去り際に仲良くなった人たちについて考えていると、共通することがあった。
なんとなく、一緒の学生生活を送っていて
遠巻きに気になっていた、仲良くなりたいというよりも憧れに近い感情をその人に対して自分が持っていたということだ。
だけど自分に自信がなくて、なんだか近寄れなかったりして、学校生活をいざ終えるとなってやっとこさ、このまま離れてしまうのはもったいない!と思ってそれとなく連絡を取り始めて、
そうして連絡を取り始めた人とは不思議と馬が合って、今でも時折ご飯に行く。
じゃあもっと早く勇気を出して話しかけて友達になっておけばよかったじゃないか。
と思ったそこのあなた。
ところがどっこいなんだかそういう訳ではないのだ。
ここからはだいぶ私の推測になるんだけど、
“類は友を呼ぶ”って言うのは本当にそうだと思っていて。
なんとなく気になるけど近付くことができない、と
感じる人って、自分と根っこの部分が似てたりするんじゃないだろうか。
私はどちらかと言うと、キラキラした学生ではなくて、自分の内側と向き合うことの方が多かった。
だから、明るくていつも楽しそうにしている人をみると、キラキラして見えて、憧れを抱いていた。
だけどそういう人も、心に大切にしまっている何かがあって。
そういうものが共鳴して繋がれることってあるんじゃないかなぁ、と思う。
今になって、あの時実はこんなことがあって辛かったんだよね〜なんて、お酒を飲みながら話したりする。
考え方やものごとの感じ方、辛いことの乗り越え方にとても共感できることが多い。
目まぐるしく色々な経験をお互いにして、色んなことを乗り越えて、だからこそ自分の真の部分に少し気づくことができた、“卒業”という節目に始まる関係性。
私はこの関係性をとても嬉しく思う。