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優しい「自己中心的」人生について

「自己中心的」というと、悪口レパートリーの代表格だ。中学悪口力検定があるなら、頻出単語として、単語帳の12ページ目あたりに載っているだろう。 利他的な行動は美徳と…

無知無能
2年前
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シレトコのぼうけん

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無知無能
2年前
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「つまらないコンプレックス」について

ぼくは「つまらない」にんげんであり、 「つまらないコンプレックス」をかかえている 目的地へむかって最短距離をあるく時、会話であいてが望んでいる返答をさがそうとす…

無知無能
2年前
54

平凡な一日を過ごしてしまった方、ご安心ください。ぼくはディズニーチケットを買おうとしてるだけで一日が終わろうとしています。まだ買えてません。

無知無能
2年前
16

死と、意味と、豊かさと。

「無」 死んだら「無」だ、 なんてよく聞くが。一生懸命生きて、最期にはたったの1文字でまとまってしまう人生ってなんなのだろうな。だからと言って、死後の世界を信じ…

無知無能
2年前
30

最近、ちょっぴりスマホ使用しすぎなので、投稿頻度を考えたいと思っています。「書きたい症候群」をぐっと抑え、ぽつりぽつりと、純度をあげて、投下していきたい所存。文章のためにも、リアリティの質がなによりも大切なのです。

無知無能
2年前
11

デジタル世界における唯一の希望、「スピリチュアル」について。

前回「捨てる」という話をしたのだけど、実のところ、わざわざしなくても、世の中はデジタル化によって物が消えつつある。 たとえば、ぼくは現在デジタル一眼レフカメラを…

無知無能
2年前
28

「捨てる」ことで「行動力」は得られるけど、「で?」

行動力とは、いい換えれば「浮遊力」である。 ふわふわしてる状態にいる人が、考えたことを即実行に移すことができ、「行動力がある」と表現される。 では、ふわふわでき…

無知無能
2年前
52

人生の「浅さ」について

InstagramのDMで、「浅いですね」というお便りをいただいた。 「ふーん。」と思ったぼくは、しばらく考えたあと、こう返事した。 「ふーん。」 しかし、せっかくなので…

無知無能
2年前
125

「無知」について

ミリマリスト風の生活を送っているが、先日、ぶ厚い国語辞典を買った。電子辞書を愛用しているのだけど、言葉の意味がピンポイントにわかってしまうために、そもそも「調べ…

無知無能
2年前
21

11月、はじまり

毎年のことだが実感することもなく、渋谷の様子をニュースでみるだけのハロウィーンが終わり、とうとう11月にはいってしまった。 せっかくなので、今月の決意表明てきな…

無知無能
2年前
24

「時」について

天井から視線をすべらせるようにして「時計」に移すと、数字が4つ並んでいる。どうやら、この数字が2400になるまでが、「今日」らしい。もうすでに1000を超えてい…

無知無能
2年前
21

なんもない日常にみる美しさがもたらす否定の否定。

“お寿司ただで食べれる券"で食欲を満たしたあとは、文字の香りに誘われて図書館で読欲を満たし、河辺で歩欲を満たした。イチョウの黄色が絶頂期をむかえ、道行く人の視線…

無知無能
2年前
24

「スキ」について⭐︎2

「スキ」という機能について、改めて考えるべきことがある。その「数字」が意味することについてだ。 前回では、「スキ」は誰かにとっての「星」になっているという内容だ…

無知無能
2年前
22

【知ってましたか?】実は、正式に「無能」を名乗るには資格がいるんです。「ひま」「強い好奇心」「行動力」3つのカードを所持していること。かつ、20年以上なんの才能も発見できない必要があります。「無能」を安易に考えないでください。結構、資格取るの、たいへんだったんです。

無知無能
2年前
9

空について

あなたには、忘れられない空があるだろうか。 いつかの記憶を呼び起こそうとすると、その日の空合いがまず浮かび上がってくる。あてもなく多摩川に沿って散歩していたある…

無知無能
2年前
16
優しい「自己中心的」人生について

優しい「自己中心的」人生について

「自己中心的」というと、悪口レパートリーの代表格だ。中学悪口力検定があるなら、頻出単語として、単語帳の12ページ目あたりに載っているだろう。

利他的な行動は美徳とされる。うん、「誰かのため」は確かに美しい。その反面、利己的であることは「悪」とされてしまう。

▶︎罪悪感を払拭しようと、無理をして「人助け」をしていると、無理をしているので疲れていく。

▶︎疲れてしまうと、「人助け」をする余裕がな

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「つまらないコンプレックス」について

「つまらないコンプレックス」について

ぼくは「つまらない」にんげんであり、
「つまらないコンプレックス」をかかえている

目的地へむかって最短距離をあるく時、会話であいてが望んでいる返答をさがそうとする時、文章を書きながら「正しい」表現をえらぼうとする時あるいは「つまらない自分」に気がつき、意識的に「おもしろい」選択にふりむく時、そんなとき、じぶんが「計算機」かなんかのように思えて心底がっかりする。

ようするに、クリエイティビティに

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平凡な一日を過ごしてしまった方、ご安心ください。ぼくはディズニーチケットを買おうとしてるだけで一日が終わろうとしています。まだ買えてません。

死と、意味と、豊かさと。

死と、意味と、豊かさと。

「無」

死んだら「無」だ、

なんてよく聞くが。一生懸命生きて、最期にはたったの1文字でまとまってしまう人生ってなんなのだろうな。だからと言って、死後の世界を信じるほどに、生きることに絶望してばかりじゃあない。

ひとは、「死」について考えるときだけ「死」に恐怖する。へー、では「しあわせ」になりたいのであれば、「死」などは考えない方が良さそうなものだ。なんだけど、「死」に恐怖することは「豊かさ」

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最近、ちょっぴりスマホ使用しすぎなので、投稿頻度を考えたいと思っています。「書きたい症候群」をぐっと抑え、ぽつりぽつりと、純度をあげて、投下していきたい所存。文章のためにも、リアリティの質がなによりも大切なのです。

デジタル世界における唯一の希望、「スピリチュアル」について。

デジタル世界における唯一の希望、「スピリチュアル」について。

前回「捨てる」という話をしたのだけど、実のところ、わざわざしなくても、世の中はデジタル化によって物が消えつつある。

たとえば、ぼくは現在デジタル一眼レフカメラを使用しているが、本音をいうと、フィルムカメラに惹かれている。

それでもフィルムにしないのは、あまりに「コスト」がかかり過ぎるからだ。

ぼくが愛用していた『NATURA CLLASSICA』というコンパクトフィルムカメラは、超絶可愛い。

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「捨てる」ことで「行動力」は得られるけど、「で?」

「捨てる」ことで「行動力」は得られるけど、「で?」

行動力とは、いい換えれば「浮遊力」である。

ふわふわしてる状態にいる人が、考えたことを即実行に移すことができ、「行動力がある」と表現される。

では、ふわふわできない人にのしかかる「重力」の正体とは、なんだろうか。

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大事なもの、捨てちゃうか
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かつて、ぼくは「大事なもの」にあふれていた。

友だち、恋びと

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人生の「浅さ」について

人生の「浅さ」について

InstagramのDMで、「浅いですね」というお便りをいただいた。

「ふーん。」と思ったぼくは、しばらく考えたあと、こう返事した。

「ふーん。」

しかし、せっかくなので、「浅い」とは、「深い」とはじっさいどーなのかを解き明かしておきたい。

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ポテトチップスは食べないけれど
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この方は、恐らくポテトチッ

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「無知」について

「無知」について

ミリマリスト風の生活を送っているが、先日、ぶ厚い国語辞典を買った。電子辞書を愛用しているのだけど、言葉の意味がピンポイントにわかってしまうために、そもそも「調べたい」と思わない言葉には出会えないのが気になっていた。

そして、辞書は改めて教えてくれた。

ぼくは「知らない」ということを。

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そんなことも知らないの?
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11月、はじまり

11月、はじまり

毎年のことだが実感することもなく、渋谷の様子をニュースでみるだけのハロウィーンが終わり、とうとう11月にはいってしまった。

せっかくなので、今月の決意表明てきなことをしようか。

年末に差しかかる手前ということもあって、重要なひと月である。12月になってからアワアワとしないために、より丁寧な日々を心がけよう。

○写真

個人的な事情としては、近いうちに札幌を発とうかとかという頃である。そういう

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「時」について

「時」について

天井から視線をすべらせるようにして「時計」に移すと、数字が4つ並んでいる。どうやら、この数字が2400になるまでが、「今日」らしい。もうすでに1000を超えている。ということは、もうすぐ半分ではないか。そんなのってあんまりだ。

さて、「今日」をどう過ごそうか。

「今日」を何度も繰り返してきた。少し前に「10000日記念日」とか言って祝していたな。

ぼくたちは、「未来」を指して「明日」などと呼

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なんもない日常にみる美しさがもたらす否定の否定。

なんもない日常にみる美しさがもたらす否定の否定。

“お寿司ただで食べれる券"で食欲を満たしたあとは、文字の香りに誘われて図書館で読欲を満たし、河辺で歩欲を満たした。イチョウの黄色が絶頂期をむかえ、道行く人の視線を集める一方で、若さを喪失したアイドルは、人知れず絶望の顔をしていた。

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欲を満たし、おうちに帰る。

一般的には、なんもない日常である。「日常」とはなんてつまらなそうな響きだろう。言葉のイリュ

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「スキ」について⭐︎2

「スキ」について⭐︎2

「スキ」という機能について、改めて考えるべきことがある。その「数字」が意味することについてだ。

前回では、「スキ」は誰かにとっての「星」になっているという内容だった。

他の人のアカウントを見ていて気づいたけど、「誰かの救いになりたい」という動機で文章を投稿している人がちらほら。ぼくの言葉でいうと、大勢の人の「星」になろうとしている。

ステキな動機だと思った。
だけどそこには「数字」が目的にな

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【知ってましたか?】実は、正式に「無能」を名乗るには資格がいるんです。「ひま」「強い好奇心」「行動力」3つのカードを所持していること。かつ、20年以上なんの才能も発見できない必要があります。「無能」を安易に考えないでください。結構、資格取るの、たいへんだったんです。

空について

空について

あなたには、忘れられない空があるだろうか。

いつかの記憶を呼び起こそうとすると、その日の空合いがまず浮かび上がってくる。あてもなく多摩川に沿って散歩していたある日、「もしもこのまま足をとめなければ一体どんな場所にいけるのだろう」なんて子供みたいな好奇心が湧いて出てきて、試してみたことがある。3日間の歩行の末、ついには果ての奥多摩湖までたどり着いた時の印象も、おおよそ空に関することだ。歩いて、歩い

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