マガジンのカバー画像

わたしのお気に入り

12
運営しているクリエイター

記事一覧

"承認欲求モンスター"との決別

"承認欲求モンスター"との決別

40代後半になって、ようやく自分が生きづらさを抱えていることに気づき、心理学の勉強を始めました。講座に通い、自分の中に「ビリーフ(小さい頃に家庭で刷り込まれた、生存戦略のための間違った固定観念)」がたくさんあることに気づきます。ビリーフが生きづらさの原因なのです。小さい頃は、親の機嫌を取るためそうせざるをえないのですが、大人になって社会に出てから同じビリーフで乗り切ろうとすると、無理が生じて生きづ

もっとみる
30歳以降の友人関係について

30歳以降の友人関係について

さて本稿は与太話にしてはそれなりに真面目な話で私としてはかなり気にしているトピックなのであるが、男性として30代以降の交流関係・友人関係というのはどのように構築して、またどのように維持していくのかについて考えていることを述べていきたい。このnoteは基本的に全て無料で読むことができる。最後に投げ銭の欄を置いておくので(200円)、支援したい人は課金してもらえるとありがたいが、そもそもマガジンに加入

もっとみる
“あるがまま”を受け入れる

“あるがまま”を受け入れる

 前回に引き続いて、今週も「森田療法」と呼ばれる精神療法の紹介・解説になります。神経症の当事者としての観点から、先週は「神経症者の性格」「神経症のメカニズム」というトピックを取り上げました。今回はより詳しい内容に、そして森田療法では神経症の症状をどのように受け止め、どうやって治していくのかという話に移りたいと思います。

〈前回〉

〈主要参考文献〉

精神交互作用

不便の利便

不便の利便

「先週の画面を見ている時間は平均5時間9分/日でした」

神経症のメカニズム

神経症のメカニズム

 みなさんは「森田療法」なるものを聞いたことがありますか?

 詳細を省いてすごくざっくり言うと、フロイトが発明した西欧の「精神分析」に対抗するような形で、ちょうど100年前の日本で生まれたのが、この森田療法と呼ばれる精神療法になります。創始者の「森田正馬」の名前をとって、そのまま「森田療法」です。

 精神分析は、神経症患者(不安障害や強迫性障害、対人恐怖症などを抱えた患者)へのアプローチとして

もっとみる
[番外編]森田療法とマインドフルネス(瞑想)

[番外編]森田療法とマインドフルネス(瞑想)

 前回、前々回の総合的な探求の時間では、“日本で”約100年前に生まれた精神療法として、「森田療法」を取り上げて紹介させてもらいました。しかし、実際に今、神経症患者の治療に森田療法を採用している医師がどれくらいいるのかということを考えると、なにせ古い理論ですから、その数が決して多くないことは確かでしょう。

 一方で、ここ数年、(特に西欧で)神経症や鬱病の患者に対するアプローチ、また患者自身の実践

もっとみる
不良になれなかった自分へ

不良になれなかった自分へ

元井です。
これは昨日の記事に関しての補足です。

自立するためにはグレてしまえ、反抗しろ、と書いた、そういう自分自身はどうだったかという話。

今の自分は、過去の自分とは全く遠い人間になってしまった。その過去の自分、若いころの、自分に向けてちょっと文章を書いてみようと思う。

反抗期をやるやつはバカだ、なんでそんな無駄なことをするんだとうそぶいていた愚かな自分に。

そして今の自分は、そんな優等

もっとみる
不良のすすめ。逸脱せよと漫画の中の師匠は言った

不良のすすめ。逸脱せよと漫画の中の師匠は言った

元井です。

今日はもうなんだかずっとイライラしていた。個人的な理由で自分にイライラしていたんだけど、こういうのは良いと思う。自分の中では良い傾向。

で、こういうことを書いた。

たぶん、暴力性がモテるとかいうクソみたいな話は、暴力性が云々の前にこの「早く自立した人間」がモテるというのがあると思う。

つまり反抗期で親に反発自立し、学校にもつば吐いて、不良、と言われた人たち。もしくはそういう気質

もっとみる
わたしはADHDの大人。

わたしはADHDの大人。

最近よく聞く「大人のADHD」。ADHDとは発達障害のひとつで、注意力や集中力の質が、「いわゆるふつうの人」とは少し違っていて、そのために人間関係や社会生活で困りごとを持っている人にたいしてそういう診断が下ることがある、のだが、じつは私も一昨年、30代半ばにして自分にADHDの傾向があることを知ったわけなのです。それで障害者手帳なども所持するようになった。

そういうことがあって、先日父が私に尋ね

もっとみる
プレッシャーを克服する!

プレッシャーを克服する!

唐突ですが、皆さんプレッシャーは得意ですか?

私は苦手です。ときどきバッティングセンターに行くのですが、だれかほかの人に見られながらスイングすると、

凡打ばかり。また、人前でプレゼンをするときも、緊張して言いたいことの半分も言えなかったりします。

世の中を見渡してみると、あんまりいないですね、プレッシャーが大好き、という人。

先日引退を発表したイチロー選手なんてうらやましいですね。大舞台で

もっとみる